η η (発電機へ送り込まれる毎時の熱量)

問 15 (a) 発電端熱効率は  p は,次式で表させる(P.79 式(2・20))。
3600Pg
p =
BH
式を変形して,発電機の出力 Pg [kW・h](1 時間当たりの発生電力)は,次式で表される。
Pg =
=
B  H p
3600
40  103  44000 0.38
3600
≒ 186000kW・h
= 186 MW・h
(b) 図は,熱量の関係を示したものである。
(発電機へ送り込まれる毎時の熱量)
① Q 0 [kJ]を求める。
タービンの毎時の出力 PT [kW・h]は,次式で表される(P.79 式(2・19))。
Pg
 g=
PT
式を変形して数値を代入し計算をする。
186  10 3
=
≒190  10 3 kW・h
g
0.98
PT=
Pg
題意より,タービン熱消費率が 8000kJ/kW・h であるから,
Q0= 8000190103=1.52109 kJ
② Qt [kJ]を求める。
Qt=
B  H p
g
=
40  103  44000 0.38
≒ 6.82 108 kJ
0.98
③ Qf [kJ]を求める。
Qf =Q0-Qt = 1.52109  6.82 108=8.38108 kJ
④ 冷却水の毎時の熱量 Qf [kJ]は,次式で表される(P.87「(a)復水器」下から 4 行目参照)。
Qf = (比熱)  (密度)  (使用水量)  (温度差)
毎秒の使用水量を q[m3/s]とすると毎時の使用水量は 3600q であるから,上式に水値を代入して q を求める。
8.38108=4.01.0103  3600q  7
∴q≒8.31m3/s
※解説文中のページ数・式番号等は「平成 26 年度試験版 電験三種 徹底解説テキスト 電力」の関連ページ数・式番号
です。
■答 (a)-(1) ,(b)-(2)■