sm Q

問 13 (a) 図 1 のように,右縦軸に使用水量[ m 3 s ]をとって考えてみる。使用水量Qa =10 m 3 s が 1 日 24
時間を通して貯水され,これが 8 時~x 時の間にすべて使いつくすということである。つまり C 部分と A+B の
部分が等しいと考えられる。C=A+B となる。
発電停止時間(8+ t x )[h],有効容量V [ m 3 ],河川流量Qa [ m 3 s ]とすると,次式が成り立つ(x~24 の時間
を t x [h]とする)。
Qa =
V
[ m3 s ]
3600(8 + t x )
8+ t x =
V
360000
=
=10h
3600Qa
3600 × 10
t x =10-8=2h,そこで発電停止時刻 x は次のように求まる。
x=24- t x =24-2=22 時
(b) 図 2 のように出力 P [kW]のときの使用水量を Q [ m 3 s ]とする。また,最大出力 Pp =40000kW,最大使
用水量 Q p =20 m 3 s とする。使用水量 Qa =10 m 3 s のときの出力を Pa [kW]とし,最小出力 PL =
16000kW のときの使用水量を QL として表す。
① まず, PL のときの QL を求める。
40000:20=16000: QL
QL =
20 × 16000
=8 m 3 s
40000
② 図 2 の水色の塗りつぶし部分を有効容量V =360000 m 3 でまかなうので,次式が成り立つ((a)の答より x
=22 時なので, Pp で発電する時間は 9 時間である)。
V = 3600 × {4(Q − Qa ) + 1× (QL − Qa ) + 9(Q p − Qa )}
各値を上式に代入する。
360000= 3600 × {4(Q − 10 ) + 1 × (8 − 10 ) + 9(20 − 10 )}
100= 4Q − 40 − 2 + 90
52= 4Q
Q =13 m 3 s
③ P [kW]を求める。
40000:20= P :13
P=
40000 × 13
=26000kW
20
P.223~224 例題 9 参照。
※解説文中のページ数・式番号等は「平成 25 年度試験版 電験三種 徹底解説テキスト 法規」の関連ペー
ジ数・式番号です。
■答 (a)-(4),(b)-(4)■