「省エネ大賞」の現場訪問記 柴田 高男 平成21年度「経済産業大臣賞・省エネ大賞」を大阪府今池水みらいセンター が受賞したニュースを見ました。 「燃料削減40%の省エネと人材活用を重視した取り組みが省エネ経営の観点 から評価された」とのこと 先日、その取り組み状況を知りたく、久しぶりに今池センターを訪問。 センター長の福田さんにお話を聞きました。 要約しますと、 「平成18年度から管理部門担当のセンター職員と維持操作担当 の民間受託会社員と同人数で構成した『継承・日本の四季委員会』の中で改善 提案、目標設定そして徹底した実践を推し進めたとのこと。この中で生まれた 一体感がやる気を生み、その結果として省エネ効果と達成感を手に入れただけ。 この活動は継続していくことが肝要です。」とのことでした。 40年有余、下水道の維持管理現場一筋の福田さん。60歳の今日も以前と変 わらない熱い口調で話してくれました。 彼らの草の根QC活動の取り組みが維持管理の基礎だと思います。今後もこの 活動が継承され、波及・浸透していくことで、施設の改良・更新の持続的事業 の中身が改善から革新イノベーションへと発展し、元気な下水道運営が続けら れるものと大いに期待しています。 久しぶりに現場の臨場感を肌に感じて、気分良く雨上がりの秋の午後、今池セ ンターを後にしました。
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