科 目 名 (テーマ) 授 業 の ね ら い 哲 学 B フ リ ガ ナ サイ トウ タカシ 担当者名 齋 藤 隆 哲学の「哲」は「天地の道理をわきまえた悟りの境地」を意味する言葉であり,西洋の philosophy と内容的に合致することから,その訳語に用いられたものである。ここでは東洋思 想の中に展開された「哲学」を概観し,その知恵を学ぶことにしよう。 中国思想を中心に,およそ以下の順で講義していく予定である。 授 業 の 内 容 1.中国思想の一般的性格 2.孔子-徳治主義と礼の尊重 3.墨子-兼愛交利と儒家批判 4.孟子-民本主義と性善説 5.老子-自然の道と知識の否定 6.荘子-万物斉同説と分析的思考批判 7.荀子-礼治主義と性悪説 8.韓非子-法治主義と形名参同の説 9.名家-論理と詭弁 10.陰陽五行説 11.漢代の思想-黄老思想と儒教の勝利 12.王充の思想-運命論・偶然論・無神論 13.中国における仏教の受容 14. 新儒学(周張二程の四氏),朱子学,陸王の学 〔テキスト〕 コピー配付 使用教材 〔参考文献〕 森三樹三郎『中国思想史』(上・下) レグルス文庫(第三文明社) 試験の成績と出席状況とを総合的に勘案して評価する。 成績評価 積極的に授業に出席し,先哲の知恵を学び取って,人生の糧としてもらいたい。 履 修 者 への要望
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