情報技術演習Ⅰ 人文学研究のための情報技術入門

情報技術演習Ⅰ
人文学研究のための情報技術入門
2011/10/06
担当:林晋
TA:秋田慧
第1回目は演習の説明
• 第1回目の今日は,演習の説明です.
受講に必要なもの
• 教育用コンピュータシステム利用コードECS-ID とパスワード:
入学したい時に講習を受けてもらっているはずのもの.忘れ
ていたら必ず見つけておきましょう.これがないと演習ができ
ません.次回までに必ず準備しておいてください.
• USBメモリ:フリーのソフトをインストールしたり,自分のデー
タを保存するために使います(端末室のPCでは使えるスペー
スが小さすぎるため).演習では大きなデータは使いません
が, 他の用途にも使えるので4G以上のメモリにしておくとよい
でしょう.4Gで600-1500円位です. 既に持っている人は空き
が1G残っていれば十分です.
演習の進め方
• 林とTAで受講生各自に合わせてできるだけ個別指
導を行う.(出席人数にもよる)
• 教える内容も受講生ごとに異なることがある.
• 最初は全員同じテーマで基本を学び,段々と個別
指導にしていく.
• 成績のつけ方
• 平常点(出席+演習課題)と作品で採点
• 平常点70%,作品30%が目安:
• 課題配点の都合で,68%, 32%や73%, 27% にすることはあるかもしれない
が,65%, 35%や75%, 25% に近くなる事は避ける.
毎回の具体的なやり方
• 通常のパターン:演習の課題を出し,それを遂行し,完成し
たら提出してもらう.技術演習の時間内では終わらない場合
は,締め切りを決めて提出してもらう.
• 終盤の時期のやり方:十分スキルの準備ができたと林が判
断したら,各自でテーマを決め,ミニプロジェクトを実行し,作
品を作ってもらう.
• ミニプロジェクトは2,3名のグループで行ってもよい.成績の
つけ方は各グループと林の相談で決める(例えば「皆同じ点
にする」「分担がはっきりしているので,個別にする」などが考
えられる).
学ぶ予定の項目(基礎編)
• 情報の集め方
• WEB検索,アーカイブ,デジタルライブラリー,Google Books, Wikipedia,
電子ジャーナル,デジカメ・スキャナで情報収集,など.
• 情報の使い方,整理の仕方
• OCRを使って大量の印刷物を効率良く読む
• 公文書館で数千枚の資料をデジカメで撮影してきた.どうやって整理す
るか?
• そういう時の便利なソフトの見つけ方・インストールの仕方
• 情報の発信の仕方
• Blog 入門:自己紹介,画像・動画を貼り付ける etc.
• WEBでの情報発信の意味:情報を集めるには,それが提供されてないと
いけない.当たり前!では,誰がどう提供する?そういう社会的問題に
ついて考えてみる。
学ぶ予定の項目(応用編)
• 実戦的演習
• 国会図書館近代デジタルライブラリ不明著者情報
調査:明治・大正期の忘れられた著者の情報を
WEBで探し出す. 忘れられた「過去の世界」の探訪.
• IT歴史史料研究の最前線を経験する:西田幾多郎
に次ぐ京都学派No.2 田辺元の手書き講義ノートを
文学部現代文化学系林研究室、永井研究室で開
発したソフトと方法論で解読する. 50年の間, 哲学の
専門家も読めなかった史料が学生でも読める.
上級者には
•
•
•
•
Windows バッチファイルで繰り返し実行をさせる方法
正則表現で情報を一挙に検索・変更
プログラミング入門
その他もろもろ.各自の希望にあわせて指導します
今日はここまで
• 後は質問タイム.質問がなくなったら解散
• 最後に重要な注意
– 各演習が終わった後で,この資料をダウンロードした演習のページに,
補足情報をUPする(情報をWEBサイトに置く)ことがありますので、演
習のページを時々チェックしてください.
• 時間が足りず演習中には見せられなかった情報.演習後に見つかった情報.わざ
と演習中は隠した情報(例えば課題の答)などなど.