映像か らの歩行者検出

Institute
工nstitute
of
of
Eleotronios
Electronics,,Information,
工 nformation
and Co
Communication
unioation
Engineers
Engineers
,and
2011 年電子情報通信学会総合大 会
A − 1アー24
ー
ン コ ン テ キ ス トを 利 用 した 車載 力 メ ラ 映像 か らの 歩行者検 出
Detection
from In−vehicle
Camera Images using Scene Context
Informatioi
ユ
Pedestrian
シ
浜 田 大 輔 出 口 大輔 高橋 友和 2 目 加 田 慶 人 3 井 手一郎 村 瀬 洋
Daisuke Hamada Da .
lsuke Deguchi Tomokazu Takahashi YQshito Mekada Iehiro
Ide Hiroshi
Murase
1
1
1
1
名古 屋 大学
Nagoya University
2
3
岐阜 聖徳 学 園大 学
Gifu Shotoku Gakuen IJniversitv
1 は じめ に
1
. 中 京大 学
(}hukyo Univer5ity
表 1
実験 結果
交 通事故 に おけ る対 歩行者事 故は死 亡事故 に つ なが る
可 能 性 が 高 く,未 然 に 防 ぐた め の 技 術 閧 発 が 望 まれ て い
る .しか しな が ら,車載 カ メラ を 用 い た 従 来 の 歩行 者 検
出手 法 団 で は ,歩行者 の 見 え の 変化 の 影響 で 誤 検 出 や
一
未検 出が 多 く発 生 す る . 方,固 定カ メ ラ 映像 中 の 歩行
者検 出を 目的 として
,シ ー ン コ
ン テ キ ス トを 利 用 し検 出
性 能の 向 上を 図 る手 法 があ る [
2〕
. こ こ で シ ーン コ ン テ
ー
キ ス ト と は ,シ ン の 特性 を も とに シ ー ン 中 の 物体 の 存
在 し や す さ を 表 現 し た も の で あ る . し か し,車 載 カ メ ラ
映 像 中 の シ ー ン は 走 行 に と もな っ て 多様 に 変化 す る た め ,
こ の
手法 を そ
の ま ま適
用す る
図 1
困 難 で あ る .そ こ で
こ とは
本 論 文 で は ,シ ーン コ ン テ キ ス トを 利 用 し て 車 載 カ メ ラ
映 像 か ら動 的 に 歩 行 者 存 在 尤 度 マ ッ プ を 構築 し 歩行 者検
出 を 行 う手 法 に つ
い て
説 明す る.
プ の 形 で 表 現 した も の で あ る .本 手 法 で は ,道 路
と そ の 周 辺 に 歩 行者が 存 在 す る 可 能 牲 が 高 い とい う仮 定
,
道 路 領 域の 尤 度が 高 く,道路領 域か ら離れ る に
ッ プ を作 成す る .以 下,順
っ
従 っ て 値 が 小 さ くな る 尤 度 マ
に 処 理 の 流 れ を 説明 す る .本手法 は 大 き く 3 つ の 処 理 か
1 フ レ ーム で あ る .
ら な り,入 力 は 車載 カ メ ラ 映 像
1 .歩行 者 候 補 領 域 の 検 出
入 力 画 像 か ら 歩 行 者 候 補 領 域検 出 器 を 用 い て 歩 行 者
候 補 領 域 を 検 出 す る .候 補 領 域検 出器 は 2 段構 成 と
な っ て お り,1 段 目の カ ス ケ ー ド型 AdaBoost 検 出 器
で 大 ま か に 候補 領域 を 検出 し,2 段 目の SVM で 各候
4 マ
2 ,道 路 検 出 ・歩 行者存
.在 尤度
ッ
ま とめ
走行 シ ーン コ ン テ キ ス トを 利用 した 車 載 カ メ ラ 映像 か
らの 歩 行者 検 出手 法を 提案 し た .車 載 カ メ ラ 映像 を 用 い
た 実 験 に よ り,提 案 手 法 の 有 効性 を 確認 し た ,今 後 は 道
路検 出 手法 の 改善 ,候 補領域 の 信 頼 度 と尤 度 マ ッ プの 組
み 合 わ せ 方 法 に 関 す る詳 細 な検 討 を 行 う予 定 で あ る .
補領域 の 信頼 度を 算 出 す る .
プの 作成
参考文 献
車 載 カ メ ラ 映 像 の ド側 に 道 路 面 が 存 在す る とい う仮
定 の も と 入 力 画 像 の ド半 分 の RGB ヒ ス トグ ラ ム
1]N .Dalal et aL
[
ctHistograms
,
Oriented
Gradients
of Human Detection
886
,20051EEE GVPRI pp .
fbr
893 ,June 200tj.
,
”
GB 値 か ら一定 範 囲内の
に お い て 最 も度 数 の 高い R .
RGB 値を も つ 画 素を 道 路領域 と して 抽 出 す る .そ の
後,道 路 領域 画 像 に 対 し て 距 離 変換処 理 を 行 い 、距
O,
1]に 正 規 化 した もの を 歩 行 者 存 在尤 度 マ ッ プ
離を [
,
とす
ッ
実 際に 市 街 地 を 走 行 して 得 た車 載 カ メラ 映 像 を 用 い て
評 価実 験を 行 っ た .手 法 の 有 効 性 を 確 認 す る た め ,提 案
手 法 の 処 理 1 の み で 歩 行者 検 出 を 行 う 手法 (
比 較 手法)
と提案 于 法 の 比 較 を 行 っ た .
各 壬法の 実 験結 果 を 表 1 に ,ま た 提案 手法 に お け る 検
出 結 果 例 を 図 1 に 示 す .提案 手法 は 適合率 を 下げ る こ と
な く,再 現 率 を 向 上 させ る こ と が で きた . こ れ は ,候補
領 域 検 出 器 で は 信 頼 度 が低 い た め に 検 出 で き な か た 領
域が ,尤 度 マ ッ プ と 組 み 合 わ せ る こ と で 正 し く検 出 で き
た た め だ と考 え られ る .一方 で ,道 路が 正 し く抽 出 で き
な い 場 合 は ,未検 出や 誤検 出 も存 在 し た .
,
を置 き
例
3 実験 と考 察
本 手 法 は 車 載 カ メ ラ 映 像か ら動 的 に 歩 行者 存 任 尤
度 マ ッ プを 構 築 し,シ ーン コ ン テ キ ス トと して 利 用 す る
こ と で ,検 出 性能 の 向 上 を 図 る .こ こ で 歩 行 者 存 在 尤 度
マ ッ プ と は ,画 像 中 の 各 位 1 で の 歩 行 者 の 存 在 し や す さ
ッ
よ る 検 出結果 の
プ の 値 の 線形和 が し き い 値 以 上 の 場合 ,最 終 的
な 歩 行者 領 域 と し て 出力 す る .
マ
2 提案手法
をマ
提 案 手法 に
21 中河 秀仁 ら 」
汰 物 の 移 動 軌跡 と 画像 の 色 情 報 を 用 い
[
た
人
物
在
事
前 確 率 の 効果 的 な 獲 得 ”MIRU2009
存
252−259,
July
2009.
pp .
,
,
る.
,
3.各 処理 結 果の 統 合 に よ る 歩行 者領 域の 検 出
1 で 得 られ る候 補 領 域 の 信 頼 度 と,2 で 得 られ る 尤 度
2011/3/14〜17 東 京
(基 礎
2ア0
・境 界 講 演 論 文 集 )
Oopyright◎ 20111EICE
一
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