グローバル時代のコミュニケーション

授業科目名
テキスト名
グローバル時代のコミュニケーション
「グローバル時代の実践コミュニケーション術」
シラバス執筆
科目コード 配当年次
EH78
3
単位
2
吉井 健
■科目の到達目標
・文化や価値観の異なる人たちとの間で発生するコミュニケーション上の様々な問題点・課題点を理解し,そ
の解決策の説明ができる。
・文化背景が異なる地域における実践的なビジネスの進め方について説明できる。
・本科目で示している様々な事例への理解を深めると共に,より良いコミュニケーションを行うためのビジネ
ス感覚身につけ,分析力を発揮することができる。
・本科目で得た知見に基づき,実践的かつ応用力が高められるコミュニケーションスキルとビジネススキルの
基礎を修得できる。
■テキスト学習・リポート作成の留意点
テキストの中で特に学習しておくべき箇所
⑴第1章では,異文化コミュニケーションの基本戦略として,理論や専門用語が紹介されている。異文化コ
ミュニケーターとなるための基礎を構築する上でも有益な知識となるので,理解を深めていく。この章で得
られる知見は,次章以降の事例の分析と考察に役立てる。
⑵第2章と第3章では,「グローバル環境におけるコミュニケーション戦略の応用と実践」をテーマとして,
様々な事例が紹介されている。第2章のビジネス応用編においては,各場面での問題点として挙げられてい
る「文化的間違いとその理由」「対立点」を理解し,そして「改善ポイント」「解決策」を十分に考察する。
そして第3章では,中国,アジア,アメリカにおける各事例面での課題を考察し,地域ごとの特性を理解し
た上でのコミュニケーションの重要性を理解する。
⑶第1~3の各章を考察していくにあたり,特に以下に力点を置くとよい。
・第1章では,異文化コミュニケーションの基本戦略として,理論や専門用語,コミュニケーションのス
テップが丁寧に説明されているので,それを書き出して整理しておく。
・第2章では,3つの事例の考察を十分に行い,グローバル環境でのビジネスマナー,コミュニケーション
方法,そしてビジネスの進め方などについて十分に理解する。
・第3章では,国ごとの交渉の進め方や文化的な価値観の違いの存在を理解すると共に,ビジネスを行って
いく上で,国ごとに気を付けるべきポイントを整理しておく。
理解しておくべき専門用語
第1章
・心の階層 ・アクティブ・リスリング(積極的傾聴) ・言語要素 ・非言語要素 ・準言語 ・非言語 ・共感 ・共感的理解 ・アサーティブ・コミュニケ-ション(建設的自己主張) ・創
造的批判 ・ノン・アサーティブ・コミュニケーション(非主張的自己主張) ・衝突(コンフリク
ト) ・アグレッシブ・コミュニケーション(攻撃的自己主張) ・文化の隔たり ・ローコンテク
スト ・異文化交渉 ・Win-Win(協働型)
・Avoiding(逃避型) ・Win-Lose(独断型) ・Lose-Win(迎合型)
・Lose-Lose(妥協型) 第2章
・文化的間違い ・フランクな対人コミュニケーション ・グロービッシュ ・文化規範 ・異文
化に配慮したコミュニケーション ・双方向的なコミュニケーション ・解決策の創造
第3章
・地域・国特有の文化的・地域的要因 ・Win-Win の構築
【リポート返却後の留意点】
大学からリポート添削指導結果が返却されたら,指導内容についてテキストを参照しご確認ください。特
に,不正解の箇所については重点的に学習した上で,科目修得試験に臨んでください。
■科目修得試験の成績評価方法
初めにテキスト学習とリポート課題に取り組む。次にリポートを提出し,合格した科目について科目修得
試験を受験する。科目修得試験によって,科目の到達目標をどの程度達成できたかを評価する。
2015