渡邉 泰雄 氏 - 松本歯科大学

Matsumoto Dental University
Graduate School of Oral Medicine
1780 Gobara, Hirooka, Shiojiri,
Nagano 399-0781, Japan
第 312 回松本歯科大学大学院セミナー
回松本歯科大学大学院 セミナー
日 時: 201
20 15 年 3 月 6 日 ( 金 ) 1 8 時 3 0 分 ~ 20 時 00 分 * 開催時間変更
場 所: 実習館 2 階 総合歯科医学研究所セミナールーム
総合歯科医学研究所 セミナールーム
演 者: 渡 邉 泰雄 氏 ( 横浜薬科大学健康薬学科
横浜薬科大学 健康薬学科・
健康薬学科 ・ 主任教授)
主任教授 )
タイトル
タイトル: 統合医療における
統合医療 における漢方薬
における 漢方薬と
漢方薬 と 機能性食品の
機能性食品 の 効用
統合医療学 とは、
とは 、 西洋医学 のみならず、「
のみならず 、「食
、「 食 」 も 含 めた伝承医学
めた 伝承医学 も 統括 した「
した 「 全身医療学 」 である。
である 。
漢 の 時代 に 、 医業 の 一 つとして「
つとして 「 食医 」 があった。
があった 。 この位階
この 位階 は 、 内科医 、 外科医 、 獣医 よりも高
よりも 高 く 、 支配
者 の 専 属 医 師 でもあった。
でもあった 。 彼 らは、
らは 、 代 々 続 く 支配 者 の 罹 患 した疾
した 疾 患 を 記 録 しており、
しており 、 誕 生 と 伴 に 「 医
( 薬 ) 食同源 」 の 考 えで治療
えで 治療 を 行 なったと謂
なったと 謂 われている。
われている 。 一方 、 現在 ではヒト
では ヒトの
ヒト の 遺伝子配列 が 殆 ど 明 ら
かとされ、
かとされ 、 発症 する疾患
する 疾患 と 家系 との関連性
との 関連性 が 科学的 にも実証
にも 実証 されつつある。
されつつある 。 本論 は 、 三代 に 渡 る 家系
で 発症 した疾患
した 疾患 の 例 を 挙 げて共通
げて 共通 する原因
する 原因 を 究明 し 、 治療 として医薬品
として 医薬品 を 使用 するのではなく、
するのではなく 、 漢方
や 機能性食品 ( トクホも
トクホ も 含 む )、そして
)、 そして、
そして 、 食事 ・ 運動療法 や 民間療法 を 主 とした補完医療
とした 補完医療 を 行 なう可能
なう 可能
性 を 説明する
説明 する。
する 。 さらに、
さらに 、 超高齢化社会 の 現代では
現代 では各種
では 各種 の 原因不明 な 疾患(
疾患 ( 未病 を 含 む ) が 発症 するこ
とからも
とか らも、
らも 、 現 代 の 治 療法 のみでは克
のみでは 克 服出 来 ない 疾 患 が 多 い 。 このような疾
このような 疾 患 を 機 能 性食 品 や 食 材 で
克 服 できる可
できる 可 能 性 を 科学 的 に 実 証 する。
する 。 まとめとして、
まとめとして 、 医 療 の 現 場 で 戦 う 歯 科 医 は 、 将 に 、「全身
、「 全身 医
療 」 を 基盤 とした口腔内
とした 口腔内 の 治療 を 進 めて頂
めて 頂 きたい。
きたい 。 その一
その 一 つとしての「
つとしての 「 医 ( 薬 ) 食同 源 の 医 療 における
活用」
活用 」 を 理解されることが
理解 されることが本論
されることが 本論の
本論 の 主目的で
主目的 で 有 る 。
略歴
1975 年 3 月
1975 年 4 月
1982 年 9 月
1985 年
1986 年
1986 年
1987 年
1993 年
2005 年
2013 年
1月
3月
7月
7月
3月
4月
4月
北里大学大学院修了
東海大学医学部精神科助手
米国 イリノイ州
イリノイ 州 イリノイ 大学 Post doctoral fellow,
fellow ,
Research
Resear ch Assistant Professor
東京医科大学薬理学助手
東京医科大学薬理学講師
米国国立保健研究所:
米国国立保健研究所 : NIH/NIAAA,
NIH/NIAAA , Visiting Scientist
米国 イリノイ大学医学部
イリノイ 大学医学部 ロックフォード,
ロックフォード ,Research
Res earch Associate Professor
東京医科大学薬理学助教授
日本薬科大学 主任教授
横浜薬科大学 健康薬学科 主任教授
総合健康 メディカルセンター 所長
現在に
現在 に 至 る
担当:
担当 : 硬組織疾患制御再建学講座
各務 秀明