成長と発達

成 長 と 発 達(Growth and Development)
【責任者:竹島 泰弘 主任教授】
〔小 児 科 学〕竹島 泰弘 主任教授、服部 益治 教授、
大塚 欣敏 講師、皆川 京子 助教、
下村 英毅 助教、佐藤 有美 非常勤講師
1.教育目標
よく言われることであるが、子供は単に大人を小さくしたものではない。子供は
日々成長及び発達していくものである。
成長とは、細胞の増大と細胞数の増加であり、具体的には身長・体重などの計測
値の増加で個体の量的増大といえる。一方発達とは、生体の有する諸機能が分化、
発現することでもっともよく観察できる臓器は中枢神経系であり、具体例には笑い
はじめ、座ることができ、立ち歩き、走り、また発語などである。
小児科学のベースは「成長と発達」であり、子供が日頃から心身を健全に育成さ
せるようにサポートするのが小児医療である。小児は未成熟が故に、健康を害した
場合の後遺症は大きく、一生に影響を及ぼす。よって、予防が第一である。もし健
康を害した子供をみた場合、病気をみるのではなく、病気の「子供」を診る姿勢が
求められる。子供を全人として、成長及び発達しつつある存在としてみられる医師
としての能力を習得する。
なお、新生児疾患については「妊娠・分娩と乳房の疾患」(皆川京子助教)で、
小児の免疫不全・アレルギー疾患・膠原病については「免疫・アレルギー疾患」
(服部益治教授・大塚欣敏講師・福田典子助教)で、小児の腎泌尿器疾患について
は「腎・尿路系の疾患」(服部益治教授)で、小児の検査関連については「検査
学」(服部益治教授)で、講義する。
2.行動目標
(1)総論では、生理的および様々な病態における小児の特異性を理解すること。
(2)各論では、小児科における重要な疾患について、その病態、診断、治療につい
て理解することを目標とする。
なお一部の疾患は、第3学年次及び第4学年次の臓器別の授業科目内で講義する。
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3年
〔外科学 小児外科〕大植 孝治 准教授
3.成績の評価方法・基準
定期試験は、筆記試験形式で行う。
4.教科書・参考書
「モデルコアカリキュラム 2015」(本学製);講義は、これで進める。
「標準小児科学(第8版)」原寿郎、高橋孝雄、細井創 編(医学書院)2013年
5.参考図書
「小児科学(第3版)」大関武彦、近藤直実 総編集(医学書院)2008年
「NELSON Textbook of Pediatrics(20th ed)」Kliegman Robert M. 著
(Elsevier)2015年
「ネルソン小児科学(原著第19版)」衛藤義勝 監修
(エゼルビア・ジャパン)2015年
6.その他
準備学習(予習・復習等)についてであるが、配布する「モデルコアカリキュラ
ム 2015;成長と発達」(本学製)を授業前に読んでおく。
「モデルコアカリキュラム 2015;成長と発達」配布後の最新のトピックも講義
するので、その日の内にトピックを含め復習し、理解を深めておく。
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授 業 計 画
科目名
成長と発達
年 月 日
曜 時
日 限
講義・実習内容
担 当 教 員 名
竹島 泰弘
主任教授
竹島 泰弘
主任教授
竹島 泰弘
主任教授
竹島 泰弘
主任教授
竹島 泰弘
主任教授
竹島 泰弘
主任教授
服部 益治
教授
服部 益治
教授
服部 益治
教授
服部 益治
教授
竹島 泰弘
主任教授
竹島 泰弘
主任教授
皆川 京子
助教
下村 英毅
助教
下村 英毅
助教
15 10 23 金 1 小児科学総論(1)
15 10 27 火 1 小児科学総論(3)
15 10 27 火 2 先天性代謝異常
15 10 29 木 3 筋疾患(1)
15 10 29 木 4 筋疾患(2)
15 10 30 金 1 呼吸器疾患(1)
15 10 30 金 2 呼吸器疾患(2)
15 11 4 水 1 感染症(1)
15 11 4 水 2 感染症(2)
15 11 6 金 1 内分泌疾患(1)
15 11 6 金 2 内分泌疾患(2)
15 11 24 火 5 肝胆膵疾患
15 11 25 水 1 神経疾患(1)
15 11 25 水 2 神経疾患(2)
3 − 103
3年
15 10 23 金 2 小児科学総論(2)
授 業 計 画
科目名
成長と発達
年 月 日
曜 時
日 限
講義・実習内容
担 当 教 員 名
竹島 泰弘
主任教授
大塚 欣敏
講師
大塚 欣敏
講師
服部 益治
教授
服部 益治
教授
大塚 欣敏
講師
大植 孝治
准教授
大植 孝治
准教授
大植 孝治
准教授
大植 孝治
准教授
佐藤 有美
非常勤講師
佐藤 有美
非常勤講師
大塚 欣敏
講師
服部 益治
教授
服部 益治
教授
15 11 26 木 3 糖代謝疾患
15 11 26 木 4 血液疾患(1)
15 11 26 木 5 血液疾患(2)
15 12 1 火 1 川崎病
15 12 1 火 2 精神疾患・心身症
15 12 3 木 1 腫瘍疾患(1)
15 12 3 木 2 小児外科疾患(1)
15 12 3 木 3 小児外科疾患(2)
15 12 7 月 3 小児外科疾患(3)
15 12 7 月 4 小児外科疾患(4)
15 12 8 火 1 循環器疾患(1)
15 12 8 火 2 循環器疾患(2)
15 12 10 木 1 腫瘍疾患(2)
15 12 11 金 1 消化器疾患
15 12 11 金 2 保健医療論
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