「財産及び債務の明細書」、平成27年分から「財産債務調書

平成27年
月
発行
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「財産及び債務の明細書」、平成27年分から「財産債務調書」に格上げ
● 改正後最初の提出期限は平成28年
月15日
国税庁
平成27年度税制改正において、これまでの「財
該当する場合には、その財産の種類、数量及び
価額並びに債務の金額その他必要な事項を記載し
た「財産債務調書」を提出しなければなりません。
記載内容は、従来の「財産及び債務の明細書」よ
産及び債務の明細書」が見直され、一定の基準を
その年分の総所得金額及び山林所得金額の合計
り詳細に指定されています。
満たす方に対し、その保有する財産及び債務に係
額が 2,000万円を超える方
なお、提出期限内に提出した場合には、所得
る調書(財産債務調書)の提出を求める制度が創
その年の12月31日において、
「その価額の合計額
税・相続税に対する過少申告加算税等の5%軽減
設されました。
が
億円以上の財産」又は「その価額の合計額
措置、逆に提出しなかった場合等は所得税に対す
対象者は、右の要件を両方とも満たす方となり
が1億円以上の一定の有価証券等」を有する方
る過少申告加算税等の5%加重措置が設けられて
ます。
います。
創業10年未満の新規中小企業者、新法で官公需への参入を促進
● 中小企業需要創生法、ふるさと名物で地域需要の創生支援も
経済産業省
創業間もない中小企業者の官公需への参入を促
進し、また、地域産業資源を活用した「ふるさと
名物」の開発・販路開拓を促進することを目的と
した中小企業需要創生法(官公需についての中小
企業者の受注の確保に関する法律等の一部を改正
する法律)が、平成27年8月10日から施行されま
した。
官公需においては、実績のない企業は国等に知
られる機会が少なく、信用も十分ではないため、
受注機会が限定されています。そのため、同法で
は、創業10年未満の中小企業者を「新規中小企業
者」と定義し、これに配慮する旨が規定されまし
た。また、中小企業者の受注機会の増大を図るた
めの基本方針の策定、国等の契約実績の概要公表
などの条項も設けられています。
さらに、
「ふるさと名物」をきっかけとして地
域の需要を創生するため、市区町村の積極的な関
(資料:経済産業省「官公需についての中小企業者の受注の確保に関する法律等の一部を改正する法律【中小企業需要創生法】の概要」)
与、小売・ネット業者等との連携、体験型観光へ
http://www.meti.go.jp/press/2015/07/20150728002/20150728002-1.pdf
の支援追加などの措置も導入されています。
中小・中堅企業の成功・失敗事例サイト「ミエル☆ヒント」がオープン
● 約200社の具体的事例が、会員登録不要で閲覧可
経済産業省
本サイトでは、中小・中堅企業の成功事例や失
敗事例を整理・分析し、「飛躍のカギ」と「陥り
やすいワナ」としてとりまとめており、中小・中
経済産業省は、中小・中堅企業のさらなる成長
を約200社分とりまとめたWebサイト「ミエル☆
堅企業が飛躍のきっかけをつかむためのヒントと
を後押しするため、成長戦略の見える化の一環と
ヒント」を開設しました。会員登録等は不要で、
なる具体的事例を簡単に検索できるようになって
して、企業が飛躍するカギとなった具体的な事例
誰でも閲覧することができます。
います。
今後の
政府税制調査会
税
税制をめぐる
政府等の動き
政府税制調査会は、
月 日の会議再開から、
月17日、31日と会議を重ねています。
月31日の総会では、世代間の負担と受益の公平
性などについて、有識者からの意見聴取なども交えながら、意見交換が行われました。具体的には、高齢者に対する公的年金等控除の妥当
性や低所得の若年層に対する現行税制の問題などについて議論されました。
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