第1章 検討の目的等 1.1 目 的 石油コンビナート等災害防止法に基づく石油コンビナート等防災本部 (以下「防災本部」という。)は、道府県知事を本部長とし、国の機関、自 衛隊、警察本部長、市町村長、消防長等を構成員とし、災害時の一元的な 連絡調整等を行う組織であり、防災本部の機能強化は石油コンビナート等 の防災体制の充実にとって不可欠である。 本年度の石油コンビナート等防災体制検討会(以下「検討会」という。) では、防災本部の主な役割である災害時における関係機関の情報共有、関 係機関の連携体制、住民への情報伝達の充実など、防災本部の機能強化の ための訓練のあり方について、昨年度に引き続き検討を行った。 1.2 検討項目 (1) 石油コンビナート等防災本部が実施する防災訓練の現状 (2) 標準災害シナリオの追加 (3) 防災本部の機能強化のための訓練のあり方の検討 (4) 訓練マニュアルの作成 (5) その他 1 1.3 検討会の体制 (1)「石油コンビナート等防災体制検討会」を開催し検討を行った。 (2)本検討会の構成は次のとおりである。 石油コンビナート等防災体制検討会 委員名簿 (敬称略) 座 長 小林 恭一 東京理科大学大学院 国際火災科学研究科 教授 佐藤 愼司 東京大学大学院 工学系研究科 教授 生稲 芳博 千葉県 防災危機管理部 消防課 課長 〃 今木 圭 〃 奥村 俊雄 四日市市消防本部 予防保安課 課長 〃 遠原 直樹 (一社)日本鉄鋼連盟 防災委員会 委員長 〃 加藤 幸一 石油連盟 環境安全委員会 座長代理 委 員 電気事業連合会 工務部 副部長 〃 小林 巌 安全専門委員会 消防・防災部会長 愛知県防災局 消防保安課 消防保安課長 〃 杉山 章 危険物保安技術協会 業務部 業務課長 〃 高橋 俊勝 〃 武部 進 (一社)日本ガス協会 技術部 孝裕 製造技術グループマネジャー 消防庁消防研究センター 〃 塚目 川崎市消防局 予防部 危険物課長 技術研究部 特殊災害研究室 室長 石油化学工業協会 保安・衛生委員会 消防防災専門委員長 〃 鶴岡 健 〃 中原 訓史 堺市消防局 予防部 危険物保安課 課長 〃 橋本 智德 大分県 生活環境部 消防保安室長 〃 穂積 克宏 神奈川県 安全防災局 安全防災部 工業保安課長 2 〃 横田 〃 横山 通彦 (独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構 達伸 石油備蓄部環境安全課 担当調査役 和歌山県 総務部 危機管理局 危機管理・消防課長 (以上 五十音順) オブザーバー 内閣府政策統括官(防災担当) 付参事官(調査・企画担当)付(直下型地震対策担当) 〃 厚生労働省 医薬食品局 審査管理課 化学物質安全対策室 〃 厚生労働省 労働基準局 安全衛生部 化学物質対策課 〃 経済産業省 製造産業局 環境保全・化学品安全担当 〃 経済産業省 商務流通保安グループ保安課 〃 経済産業省 化学物質管理課 化学兵器・麻薬原料等規制対策室 〃 経済産業省 資源エネルギー庁 石油精製備蓄課 〃 国土交通省 港湾局 海岸・防災課 危機管理室 〃 海上保安庁 警備救難部 環境防災課 〃 原子力規制庁 原子力規制部 安全規制管理官(再処理・加工・使用担当) 〃 警察庁 警備局 警備課 事務局 1.4 消防庁 高圧ガス保安室 特殊災害室 検討会の経過 検討会の開催経過は、次のとおりである。 回 次 開催日 第1回検討会 平成27年 第2回検討会 平成27年12月15日 第3回検討会 平成28年 3 7月23日 3月 8日
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