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NEMOTO SENSOR ENGINEERING CO., LTD.
接触燃焼式ガスセンサーの検知原理
接触燃焼式ガスセンサーは、長期間安定して扱うことの出来るセンサーで、主に可燃性ガスに
対して用いられます。接触燃焼式ガスセンサーの検知方法は、可燃性ガスに対して反応する検知
素子(D)と、反応しない補償素子(C)から構成されています。
これら素子を、電圧が平衡状態になるように下図のようにホイートストンブリッジ回路で接続しま
す。この状況でセンサーが可燃性ガスと反応すると、検知素子上では燃焼が起こり抵抗が大きく
なりますが、補償素子上ではガスが反応しないため抵抗が変化しません。その結果、ブリッジ回路
の平衡が崩れます。その不均衡電圧(Vout)からガス濃度を算出するのが、接触燃焼式ガスセン
サーの検知原理となります。
可燃性
検知素子 D
a
補償素子 C
ガス
検知素子 D
R2
Vout
b
R1
RD・R1 = RC・R2
図 1. 接触燃焼式ガスセンサーのホイートストンブリッジ回路
App-1
2015.11