海外安全対策情報 平成27年度第2四半期(7月~9月) 1 治安情勢及び一般犯罪の傾向(シカゴ市) シカゴ市警の統計によれば,年初から 9 月 27 日までの 39 週間のシカゴ市内における主要犯罪の 発生件数は約 3 万 9 千件で,昨年同期比約 7%減となっています。これは,窃盗などの財産犯罪が 大きく減少しているためです。 一方で,殺人事件及び強姦事件は昨年に比べ大きく増加しているうえ,殺人事件の多くで銃器が 使用されており,けん銃発砲件数も 1,837 件と昨年に比べ 21%も増加していることから,治安が改 善されたとはいえません。 ○ 年初から 39 週間(本年は 9 月 27 日まで)のシカゴ市内の主要犯罪発生件数(シカゴ市警統計) 2015 年 2014 年 増減 殺人 359 296 +21% 強姦 1,155 1,071 +8% 強盗 6,744 6,974 -3% 加重傷害 4,955 4,881 +2% 侵入窃盗 9,182 10,628 -14% 窃盗 9,201 11,065 -17% 乗り物盗 7,480 7,319 +2% けん銃発砲 1,837 1,524 +21% 2 殺人・強盗等凶悪犯罪の事例 (1)シカゴ市と同様に各州の主要都市では,けん銃使用による殺人・傷害事件が連日発生していま す。深夜の外出を控えたり,人通りの少ない通りを避けたりするなど犯罪に巻き込まれないため の自衛策が必要です。 (2)日本人が被害者となる凶悪事件の情報には接していませんが,車上狙い,自動車盗,置き引き などの財産犯罪の被害が報告されています。 3 テロ・爆弾事件発生状況 関連情報には接していません。 4 誘拐・脅迫事件発生状況 日本人が被害者となる事件情報には接していません。 5 日本企業の安全に関わる問題 関連情報には接していません。
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