窃盗犯罪の手口と対策:2015 年 7 月の邦人被害

窃盗犯罪の手口と対策:2015 年 7 月の邦人被害
2015 年 7 月,パスポートの紛失・盗難が 1 件、スリの被害報告が2件ありました。スリ・置き引きの被害,強盗事件が相変わらず発
生しています。犯罪に巻き込まれないよう十分注意してください。
また,最近のテロ等の治安情勢を踏まえ,不測の事態に巻き込まれないよう周囲の状況に十分注意を払ってください。
【置き引き(レストラン(特に朝食時のホテルのビュッフェ),ホテルや空港でのチェックイン・チェックアウト)】
1.
椅子の背や足元などに置いているバッグを狙う。時には物を落とす,或いは地図を見せながら道を尋ねるなどして注意をそ
らし,その隙に置いてあるバッグを盗む。又は,チラシを配布するようなそぶりをしてテーブルの上の携帯電話などを盗む。
対策:バックは足元や椅子に置かずに常に身体から離さない。携帯電話はテーブルに置かない。
2.
朝食時,ホテルのビュッフェにおいてテーブルの上に置いたままのルームキーを盗まれ,部屋に置いていた貴重品を盗まれ
た。
対策:ルームキーをテーブルに置いたままビュッフェの食事を取りに行かない。
【置き引き(列車(特にベルゲン行きの列車,ストックホルム-オスロ間の列車及び長距離バス))】
列車に荷物を運んでいる間,又は,列車の網棚に荷物を置いた数分後,気がついたらバッグがなくなっていた。
対策:パスポートなど貴重品の入ったバッグは常に身体から離さない。
【スリ】
1.
話しかけスリ
多くの場合に複数で,上着が汚れていると声をかけたり,電車を降りる時など鞄を持ってあげると親切そうに手を貸したり,
片言の日本語で親しげに話しかけたりしている隙に仲間がバッグやズボンのポケットから貴重品をすって逃走する。
対策:声を掛けられても絶対に対応せず,無視してその場を去る。
2.
男性を狙ったスリ
ズボンの後ろポケットに入れていた財布をすられた。
対策:ズボンの後ろポケットに財布など貴重品を入れない。
3.
観光スポット,商業施設などの人混みでのスリ
観光スポットを散策中,ショルダーバッグから旅券の入ったポーチをすられた。
対策:観光スポット,商業施設などの人混みでは周囲に十分注意する。
【強盗】
強盗は減少傾向にありますが,各地で依然として強盗事件が発生しています。また,深夜,走行中の車を止めて強盗に及ぶ事
件も発生してますので、御注意ください。
【参考情報】
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オスロ中央駅付近は治安が良くなく,特に夜は危険です。29 日深夜、30 日早朝には STORGATA で傷害事件が 2 件発生し
ていますので、注意してください。
夜遅くの一人歩きは避けてください。また,特に女性は人通りの少ない道,公園などを一人歩きしないようにしてください。
夜,繁華街で酔客の喧嘩などに巻き込まれないよう注意してください。また,組織的犯罪が増加傾向にありますので,注意し
てください。
オスロ市の海水浴場,アーケルブリッケ等の観光名所では置き引きやスリ被害が多発しているので,注意してください。
7 月 5 日にオスロ市内 Brugata 地区において通行人に自動銃のようなものを向けた男は逮捕されましたが、不審な人物には
近づかないなど、引き続き周囲には御注意ください。
(DNB 銀行のホームページの注意喚起から)銀行からのメールを装った偽メールに記載のリンクを開いたり,口座番号など
の個人情報を返信しないよう御注意ください。偽メールを受信した場合は取引銀行に御相談ください。
住居への侵入窃盗
当地の警察は,長期間留守にするときは,親しい御近所の方に郵便物の回収を依頼したり,照明器具にタイマーをセットし
て在宅しているように工夫するなど用心すること,また,保険会社が推奨している鍵を取り付けたり,警備会社と契約するこ
とを勧めています。
最近のテロ等の治安情勢を踏まえ,ノルウェー警察は警察官の拳銃常時携行を認め,警備を強化しています。公共の場所
や交通機関を利用するときには周囲の状況に十分注意し,警察による規制区域等に不要に近づかない,また,不審な人物
や状況を察知したら速やかにその場を離れる等安全確保に注意を払ってください。また,テロ事件や不測の事態に巻き込ま
れないよう,最新の関連情報の入手に努めてください。