河原行郎教授(神経遺伝子学)が着任しました(4月1日付け)

河原行郎教授(神経遺伝子学)が着任しました(4月1日付け)
■氏名
河原 行郎
(かわはら ゆきお)
■所属
ゲノム生物学講座(神経遺伝子学)
■ 略歴(主なものを抜粋)
平成 7年 3月 東京大学医学部医学科卒業
平成 7年 6月 東京大学医学部附属病院内科研修医
平成 8年 6月 社会保険中央総合病院内科医員(研修医)
平成 9年 6月 日本赤十字社医療センター神経内科医員
平成10年 6月 東京大学医学部附属病院神経内科医員
平成10年 8月 東京都立神経病院神経内科医員
平成11年 8月 東京大学医学部附属病院神経内科医員
平成11年12月 国立療養所下志津病院神経内科医員(∼H12.5)
平成16年 3月 医学博士(東京大学)
平成16年 4月 日本学術振興会特別研究員(PD)
平成16年 6月 米国ウイスター研究所ポスドク研究員
平成20年12月 大阪大学特任准教授(常勤)大学院医学系研究科
(遺伝子機能制御学)
平成25年 4月 大阪大学准教授大学院医学系研究科
(生化学・分子生物学講座(遺伝子機能制御学))
平成26年 4月 大阪大学教授大学院医学系研究科
■これまでの業績の紹介
大学院にて研究を開始して以来、一貫して神経変性疾患、特に筋萎縮性側索硬化症 (ALS)の病態解明
と治療法の確立を目指した研究を行っています。これらの疾患は、孤発性の割合が比較的多いことから、
特に転写後の RNA 制御に着目した研究に力を入れてきました。
■抱負など
神経難病の解明には、神経細胞の発生・分化や機能制御などの基礎的な研究も必要不可欠だと考えま
す。今後も病態研究とともに、神経系における RNA 修飾や非コード RNA が持つ機能などを明らかにする
RNA 生物学の研究を並行して進めてまいります。近い将来、これらの成果を、神経難病の治療法の確立
に役立てることが目標です。また、基礎・臨床を問わず、世界の医学・医療を牽引していく次世代の人
材を育成することに、注力してまいります。