第 31 回理容師美容師筆記試験問題 関係法規・制度 問題 1 (平成 27 年 3 月 1 日実施) 保健所に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。 a ※ b c d ※ 保健所は、地域における福祉行政の中心機関である。 保健所は、地域における衛生行政の中核機関として、大きな役割を果たしてきた組織である。 保健所は、都道府県の他、指定都市、中核市、政令で定める市又は特別区が設置する。 保健所では、環境衛生監視員による美容所の立入検査業務が行われている。 保健所の事業には、歯科保健に関する事項は含まれていない。 保健所は、14 項目について、企画、調整、指導およびこれらに必要な事業をおこなう。 14 項目中の 9 番目に記載されている。 (1) a と b ○(2) b と c (3) c と d (4) a と d 問題 2 理・美容所の開設に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 (l ) (2) (3) ○(4) ※ 理・美容所を開設しようとする者は、営業を開始する前に都道府県知事等に開設の届出をしなければな らない。 理・美容所は、その構造設備について、都道府県知事等の検査を受け、衛生上支障がないことの確認を 受けなければ使用することができない。 理・美容所の開設届には、 業務に従事する美容師について、指定された伝染性疾病の有無に関する医師 の診断書を添えなければならない。 理・美容所の開設者は、管理理・美容師の資格がなければ、2 か所以上の開設者を兼ねることができない。 管理理・美容師の資格があっても、なくても。仮に理・美容師の資格があっても、なくても、何店舗でも 兼ねることができる。 問題 3 理・美容の業務を行う場所に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 (1) ※ (2) ※ ○(3) (4) ※ 婚礼その他の儀式に参列する者に対しては、いつでも理・美容所以外の場所で理・美容の業を行うこと ができる。 婚礼その他の儀式に参列する者に対してその儀式の直前に理・美容の業を行うことが出来る。 会社や工場が従業員の福利厚生のために設けた施設であれば、開設の届出を行わなくても、その施設で 理・美容の業を行うことができる。 会社や工場が従業員の福利厚生のために設けた施設であっても、理・美容を業とする施設であれば、理・ 美容所として、開設の届出を行わなければならない。 「業とする」の意味 「業とする」とは、一口にいえば反復継続的に社会性をもって行うことをいうのであるが、 「業とする」 という意味を営利を目的としないものまで含めるという解釈をする理由は、理・美容師法によって規 制するのは、理・美容という行為にともなって生じると考えられる衛生上の問題であり、人の健康を 損なう原因となると考えられる事柄をなくそうということが目的だからである。 疾病その他の理由により、美容所に来ることができない者に対しては、理・美容所以外の場所で理・美 容の業を行うことができる。 理・美容所を改築するために、仮店舗で業を行おうとする場合、 要はない。 仮設店舗であっても、理・美容を業とするかぎり開設の届出が必要である。 問題 4 理・美容師法に基づく行政処分に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 ○(1) (2) ※ (3) ※ (4) ※ 理・美容所の開設者が、美容師でない者に美容の業を行わせたときは、理・美容所の閉鎖を命じられる ことがある。 理・美容師に対する業務停止処分や理・美容所の開設者に対する閉鎖命令は、厚生労働大臣が行う。 理・美容師に対する業務停止処分や理・美容所の開設者に対する閉鎖命令は、都道府県知事等が行う。 理・美容師が伝染性の疾病にかかり、 その就業が公衆衛生上不適当と認められるときは、その従事する 理・美容所の閉鎖を命じられることがある。 理・美容師が伝染性の疾病に罹ったときには、理・美容師個人が業務停止処分となる。 環境衛生監視員による立入検査を拒み、妨げ、又は忌避した者は、業務停止処分を受けることがある。 環境衛生監視員による立入検査を拒み、妨げ、又は忌避した者は、理・美容師法の罰則である、30 万円以 下の罰金に処せられる。 問題 5 理・美容業の関係法規に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 (1) ○(2) ※ (3) (4) 生活衛生関係営業の運営の適正化及び振興に関する法律は、理・美容業などの振興指針や標準営業約款 等について規定している。 地域保健法は、市町村保健センターについて、理・美容業に対する指導を業務として規定している。 市町村保健センターは、地域保健法第 18 条に基づき、住民に対し、健康相談、保健指導および健康診査 その他地域保健に関する必要な事業を行うことを目的とする施設であり、行政機関である保健所とは、業 務内容が異なる。 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律に基づき、特定の感染症の患者が理・美容業 の業務に従事することを制限することができる。 労働基準法は、労働条件に関する最低基準を定めており、理・美容所の労働者もその対象である。 衛 生 管 理 【公衆衛生・環境衛生】 問題 6 ○(1) (2) ※ (3) ※ (4) ※ 問題 (1) ※ ○(2) (3) ※ (4) ※ わが国の出生に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 近年の高齢化は、出生率の低下がその一因である。 2009 年の出生数は、200万人以上である。 2009年の出生数は、107 万人である。 2009 年の合計特殊出生率は、2 以上である。 2009年の合計特殊出生率は、1.37 である。 2009 年の人口千人あたりの出生率は、10 以上である。 2009年の人口千人あたりの出生率は、8.5 である。 7 わが国の人口の高齢化に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 老年人口とは、60 歳以上の人口である。 老年人口とは、65 歳以上の人口である。 高齢化は、世界でも以前にはなかったほどの速さで進んでいる。 2009 年の国勢調査では、老年人口割合は、30%を超えている。 2009年の国勢調査では、老年人口割合は、22.7 %である。 高齢者の医療の確保に関する法律では、後期高齢者とは、70 歳以上の高齢者である。 前期高齢者 65∼74 歳 後期高齢者 75 歳以上 問題 8 次の無機質のうち、赤血球内のヘモグロビンに含まれていて、酸素の運搬に重要な役割を果たすも のはどれか。 (1) カルシウム (2) リン ※ カルシウムとリンは、骨や歯の主な成分で、体内に最も多く存在する無機質である。カルシウムとリンは、 骨や歯をつくるほか、血液の酸性化を防いで身体の調子を整える。 ○(3) 鉄 (4) ナトリウム . ※ 体内の組織液に一定の濃度で含まれており、いろいろな生理作用を営んでいる、ナトリウムは主として食 塩のかたちで摂取されている。 問題 9 わが国における廃棄物に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 (1) 廃棄物の処理及び清掃に関する法律で、一般廃棄物と産業廃棄物が定義されている。 (2) 産業廃棄物の処理は、事業者自らの責任で行うことになっている。 (3) 焼却処理は、ダイオキシンの発生抑制に留意して行われている。 ○(4) 理・美容所より排出される髪の毛は、産業廃棄物である。 ※ 理・美容所より排出される髪の毛は、事業系一般廃棄物である。 問題 10 わが国の上下水道に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 (1) 上水道と下水道は、ほぼ同時に整備され、普及率は同じである。 ※ 2008(平成 20)年の上水道の普及率は 97.5 %。下水道の普及率は 72.7 %である。 (2) 下水道の放流水への塩素注入は必須だが、上水道水には任意である。 ※ 上水道は①沈砂②沈殿③ろ過④消毒⑤配水の過程を経て需要者に供給される。 ろ過によって細菌の 99%は除去されるが、完全に細菌を除去し、配水中の汚染を防ぐために、塩素が加え られる。 ○(3) 下水道の放流水や上水道の供給水の水質は、法律によって規定されている。 (4) 下水道は、生活系や事業所系の排水を受け入れ、工場排水は受け入れない。 ※ 人が利用を終えた水を下水とよび、台所、洗濯、風呂、トイレなどに使われた生活排水のほか、各種工場、 事務所、畜産所などから出る産業排水がある。 【感染症】 問題 11 次のうち、健康な人であれば通常、感染を起こさないような弱毒の病原体に感染し、発病している状 態を表したものはどれか。 (1) 不顕性感染・・・感染していても発病してない状態 (例)特にウイルス感染では、急性灰白髄炎(ポリオ)、日本脳炎のようにほとんど不 顕性感染に終わるものがある。 (2) 持続性感染・・・ウイルスの感染を受けた宿主が、そのままの状態で長期間にわたってウイルスと共存 し続けている状態 (例)B 型肝炎、C 型肝炎 (3) 無症状感染・・・不顕性感染ともいう ○(4) 日和見感染 問題 12 免疫に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 ○(1) 感染すると、その抗体は、一生、血清中に存在する。 ※ 抗体は長く血清中に証明されるわけではなく、やがて消失してしまうが、その後の感染にも依然として強 固な免疫が残っていることが判明した。これは、抗体は消失しても、抗体を産生する力は長く存在してお り、その後の感染に際して、この力によって早急に抗体が産出されるのである。 (2) 免疫成立のための抗体産生を誘導する病原体や毒素などを総称して抗原という。 (3) 生後数か月くらいまでの乳児が母親から引継ぐ免疫は、受動免疫である。 (4) ワクチンで獲得した免疫は、後天免疫である。 問題 13 次の感染症のうち、血液を介して感染するものはどれか。 ○(1) B 型肝炎 (2) 細菌性赤痢・・・・・消化器系感染症 (3) コレラ・・・・・・・消化器系感染症 (4) 腸チフス・・・・・・消化器系感染症 問題 14 次の疾病のうち、感染症法で規定する感染症に該当しないものはどれか。 (1) (2) ○(3) (4) 鳥インフルエンザ・・・・・感染症法で規定されている感染症で四類感染症 狂犬病・・・・・・・・・・感染症法で規定されている感染症で四類感染症 牛海綿状脳症( 狂牛病) エボラ出血熱・・・・・・・感染症法で規定されている感染症で一類感染症 問題 15 後天性免疫不全症候群( エイズ) に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 (1) 病原体は、ウイルスである。 ○(2) 感染後、数日の潜伏期間を経て、ほぼ 100% の人が発症する。 ※ 感染後、数ヶ月から約 5 年の潜伏期を経て、10∼30%の人が発病し、発熱、寝汗、リンパ腫脹、食欲不振、 下痢、体重減少などの症状が現れる。 (3) 現在のところ、有効なワクチンはない。 (4) 病原体は、感染者の血液や精液などに含まれている。 【衛生管理技術( 消毒法) 】 問題 16 美容師法施行規則に定められている理学的消毒法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 (l) 紫外線消毒法は、血液が付着しているかみそりに適用できる。 (2) 煮沸消毒法は、血液の付着した布片類には適用できない。 (3) 蒸気消毒法は、90℃を超える温度の蒸気であれば、血液の付着した布片類にも適用できる。 ○(4) 煮沸消毒法は、蒸気消毒法よりも短時間でその日的を達することができる。 ※ 煮沸消毒は沸騰後 2 分間以上。蒸気消毒は 80℃を超える湿熱に 10 分間以上。 問題 17 プラスチックでできている器具の消毒法として、適当でないものは、次のうちどれか。 ○(1) 煮沸消毒法 ※ 熱に触れることにより、変質、変形しやすいため。 (2) 逆性石けん消毒法 (3) 両性界面活性剤消毒法 (4) グルコン酸クロルヘキシジン消毒法 問題 18 清潔保持に関する次の文章の〔 ] 内に入る語句の組合せのうち、正しいものはどれか。 「理・美容師法では、皮膚に接する布片は客 1 人ごとに[ A ] 、器具は客 1 人ごとに[ B ]することと定 めている。また、使用したタオルは、洗濯し乾燥させて再使用するが、 血液が付着している場合は、[ C ] に浸けて消毒する必要がある。 」 A B C (1) 消毒し・・・・・・洗浄・・・・・・逆性石けん水溶液 ○(2) 取りかえ・・・・・消毒・・・・・・次亜塩素酸ナトリウム水溶液 ※ 但し、血液が付着している場合は、0.1 %次亜塩素酸ナトリウムを使用しなければならない。 (3) 消毒し・・・・・・洗浄・・・・・・次亜塩素酸ナトリウム水溶液 (4) 取りかえ・・・・・消毒・・・・・・逆性石けん水溶液 問題 19 化学的消毒法の特徴に関する次の記述のうち、 正しいものはどれか。 (1) エタノール消毒は、ウイルスだけではなく、芽胞のある細菌にも効果がある。 ※ 消毒用エタノールは、細菌、結核菌、ウイルスにも効果はあるが、芽胞に対しては効果が無い。 (2) 逆性石けん消毒は、有機物による汚れが存在すると殺菌力は低下するが、芽胞のある細菌に効果がある。 ※ 逆性石けん消毒は、有機物による汚れが存在すると殺菌力は低下する。さらにウイルス、芽胞に対して効 果が無い。 ○(3) 次亜塩素酸ナトリウム消毒は、殺菌と同時に漂白・防臭の作用があるが、光分解を受けやすい。 (4) 両性界面活性剤消毒は、強い殺菌力を持っているが、結核菌には効果がない。 ※ 両性界面活性剤消毒は、結核菌にたいして効果があるのが特徴である。 ※ 理・美容師法施行規則に定められている消毒法では、芽胞に対して効果があるのは、紫外線消毒のみであ る。 問題 20 消毒薬使用液( 希釈液) の調製法に関する次の記述のうち、 正しいものの組合せはどれか。 a 0.2%両性界面活性剤水溶液 250 mℓ を調製するためには、 10%両性界面活性剤溶液 5 mℓ が必要である。 ※ 10/100×5=0.5 mℓ 0.5/250 ×100=0.2 % 正しい b 0.1%逆性石けん水溶液 1000 mℓ を調製するためには、 10%逆性石けん溶液 10 mℓ が必要である。 ※ 10/100×10=1mℓ 1/1000×100=0.1 % 正しい c 0.05%グルコン酸クロルヘキシジン水溶液 1000mℓを調製するためには、5%グルコン酸クロルヘキシジン溶液 5mℓ が必要である。 ※ 5/100×5=0.25 mℓ 0.25/1000×100=0.025% 誤り d 0.1%両性界面活性剤水溶液 500m ℓ を調製するためには、10%両性界面活性剤溶液 10 mℓ が必要である。 ※ 10/100×10=1mℓ 1/500×100=0.2 % 誤り ○(1) a と b (2) b と c (3) c と d (4) a と d 美 容 保 健 【人体の構造及び機能】 問題 21 口及び鼻とその周辺の構造に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 (1) 上下の口唇の間に囲まれた空間を口裂という。 ○(2) 上唇の正中線を上下に走る溝を鼻唇溝という。 ※ 上唇の正中線を上下に走る溝を人中という。 ※ 鼻唇溝は鼻翼のつけ根から口角の外側へ向けて斜めに下がる八の字形の溝をいう。 (3) 鼻は顔面の中央にあり、前頭部から続く部位を鼻根という。 (4) 空気の通り道で、外部から観察できる部位を外鼻孔という。 問題 22 次のうち、末梢神経はどれか。 ・ (l) 大脳 (2) 延髄 (3) 小脳 ○(4) 脳神経 ※ 末梢神経は解剖学的には、脳底部から直接分布する 12 対の脳神経と、脊髄から直接分布する 31 対の脊髄 神経から成り立っている。 問題 23 次の動脈のうち、頭部又は頸部に存在しないものはどれか。 ○(1) 冠状動脈 ※ 心臓に栄養を供給するための血管で、大動脈の起始部から起る。 これらはかんむりのように心臓を取り巻いている。 (2) 上唇動脈 (3) 内頸動脈 (4) 後頭動脈 問題 24 一酸化炭素中毒の原因に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 (1) 呼吸運動が抑制されるため。 (2) 肺胞から血液への酸素の拡散が悪くなるため。 ○(3) ヘモグロビンと酸素の結合を阻害するため。 ※ 酸素に比べて、一酸化炭素はヘモグロビンに対し非常に強い力で結合する。そのため、空気中の一酸化炭 素が少量であっても一酸化炭素中毒になる危険性がある。いったんヘモグロビンと結合した一酸化炭素は 分離が困難なため、酸素ヘモグロビンが減少し、酸素不足を招き、生命がおびやかされることもある。 (4) 組織での酸素の利用を阻害するため。 問題 25 次の臓器のうち、長さが、男女間で顕著に異なるものはどれか。 (1) 食道 (2) 尿管 ○(3) 尿道・・・男性は 16∼18cm・女性は 3∼4cm (4) 直腸 【皮膚科学】 問題 26 皮膚の構造に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 (1) 皮膚は、上から表皮、皮下組織、真皮の 3 つの層からなる。 ※ 皮膚は、上から表皮、真皮、皮下組織の3つの層からなる。 (2) 表皮は、上から角質層、有棘層、顆粒層、透明層、基底層の 5 つの細胞層からなる。 ※ 表皮は、上から角質層、(透明層)、顆粒層、有棘層、基底層の 5 つの細胞層からなる。 (3) 色素細胞( メラノサイト) は、 皮膚の色素であるケラチンをつくる細胞である。 ※ 色素細胞( メラノサイト) は、 皮膚の色素であるメラニンをつくる細胞である。 ○(4) 真皮は、膠原線維がその大部分を占め、その間に弾性線維が混在している。 問題 27 皮膚及び皮膚付属器官に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 (1) 毛母は、毛球の毛乳頭に接している部分をいう。 ○(2) 爪は、真皮の角質層の変形したもので、その成分はコラーゲンである。 ※ 爪は、真皮の角質層の変形したもので、その成分はケラチンである。 (3) 脂腺は、短い排出管をもって毛包に開口している。 (4) エクリン腺は、手掌や足底に最も多く分布している。 問題 28 皮膚及び皮膚付属器官の生理機能に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 (1) 皮膚の表面にある脂肪膜( 皮脂膜) は、弱アルカリ性である。 ※ 皮膚の表面にある脂肪膜( 皮脂膜) は、弱酸性(pH4.5 ∼6.5 )である。このため細菌などは発育を抑制さ れ死滅する。 (2) 皮膚で体温調節を積極的に行っているのは、脂腺である。 ※ 皮膚で体温調節を積極的に行っているのは、毛細血管と汗腺である。 ○(3) 脂腺の発育は、男性ホルモンの影響を強く受ける。 (4) 爪は、爪母が保存されていても、はがれると再生しない。 ※ 爪母が保存されていれば、引きはがされても再生する。爪母が取り除かれると再生しない。爪母の一部が 侵されると、その部分の爪は変形したり、再生できなくなる。 問題 29 皮膚及び皮膚付属器官の保健に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 (1) 皮膚の健康に必要な栄養は、常に体内から血液などによって供給される。 (2) サンスクリーン剤は、紫外線を吸収する成分あるいは反射・散乱させる成分を含んでいる。 (3) 糖尿病では、細菌や真菌による皮膚疾患にかかりやすい。 ○(4) 油性のフケ症の人は、皮膚を刺激しないために、シャンプーによる洗髪の回数をなるべく少なくする。 ※ よくシャンプーして汚れやフケを落とすことが大切である。特に頭皮をていねいに洗う。 問題 30 皮膚疾患と病原体に関する次の組合せのうち、誤っているものはどれか。 ○(1) 伝染性膿痂疹( トビヒ) ・・・・・ヒゼンダニ ※ 伝染性膿痂疹( トビヒ) は化膿菌 ヒゼンダニは疥癬 (2) 青年性 平疣贅・・・・・・・・ウイルス (3 ) 尋常性毛瘡( カミソリカブレ) ・・化膿菌 (4) 頭部白癬( シラクモ) ・・・・・・真菌( カビ) 美容の物理・化学 問題 31 力による物体の変形に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 (1) 伸びは、物体を引っ張るように力が働くときに生ずる変形である。 (2) 縮みは、物体を押さえっけるように力が働くときに生ずる変形である。 ○(3) ずれは、物体の上面と下面に、同じ向きの力が平行に働くときに生じる変形である。 ※ ずれは、物体の上面と下面に、反対向きの力が平行にはたらくときに生じる変形である。 (4) たわみは、伸びと縮みが組み合わさって生ずる変形である。 問題 32 水の分子を例にした物質の三態について、分子運動の小さい( 不活発な) ものから大きい( 活発な) もの の順に列記したものは、次のうちどれか。 (1) ○(2) (3) (4) 気体( 水蒸気) < 液体( 水) < 固体( 氷) 固体( 氷) < 液体( 水) < 気体( 水蒸気) 液体( 水) < 気体( 水蒸気) < 固体( 氷) 固体( 氷) < 気体( 水蒸気) < 液体( 水) 問題 33 紫外線に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 ○(1) 紫外線を人工的に照射する紫外線灯は、殺菌灯として用いられる。 (2) 紫外線は、赤色光の外側の長波長側に分布する領域の光である。 ※ 紫色光の外側の短波長側に分布する領域の光である。 (3) 紫外線は、皮膚でビタミン E を生成する作用がある。 ※ 紫外線は、皮膚でビタミン Dを生成する作用がある。 (4) 太陽光線の熱作用は、紫外線の放射による。 ※ 太陽光線の熱作用は、赤外線の放射による。 問題 34 物質の構成に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 (1) 塩化ナトリウムは、ナトリウムと塩素の化合物である。 ○(2) エタノール、デンプン、タンパク質は、無機化合物である。 ※ 炭素を含む有機化合物である。 (3) 自然界に存在する空気や海水は、混合物である。 ' (4) 窒素、水素などは、ただ 1 種類の元素から成り立つ物質で、単体である。 問題 35 次の酸のうち、有機酸に該当するものはどれか。 (1) (2) ○(3) (4) 硫酸・・・・H₂ SO₄ 硝酸・・・・HNO ₃ 酢酸・・・・CH₃ COOH 塩酸・・・・HCl 問題 36 酸と塩基に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 ○(1) フェノールフタレイン(PH 指示薬) は、酸性溶液中では無色である。 (2) フェノールフタレイン(PH 指示薬) は、アルカリ性溶液中では青色である。 ※ フェノールフタレイン(PH 指示薬) は、pH8.3∼10 の範囲で赤色となる。 (3) 赤色リトマス試験紙は、酸性の水溶液で青変する。 ※ 赤色リトマス試験紙は、酸性の水溶液では変色しない。 (4) 青色リトマス試験紙は、アルカリ性の水溶液で赤変する。 ※ 青色リトマス試験紙は、アルカリ性の水溶液では変色しない。 問題 37 香粧品に用いられる色材に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 (1) タルクは、滑石を原料として作られる体質顔料である。 (2) 化粧品に使用できるタール色素は、厚生省令で定められている。 ★ タール色素は別名法定色素という。 (3) 微粒子酸化チタンは、紫外線遮断剤として用いられる。 ○(4) 着色力や耐光性、耐薬品性が優れている。 ※ 天然色素は、タール色素に比べて、着色力や耐光性、耐薬品性が劣るだけではなく、高価なため香粧品に 用いられるものは少ない。 問題 38 香粧品に用いられる配合成分とその配合日的に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 (1) パラオキシ安息香酸エステルは、防腐剤である。 (2) ベンザルコニウム塩化物( 塩化ベンザルコニウム) やトリクロサンは、殺菌剤である。 (3) ジブチルヒドロキシトルェンは、抗酸化剤である。 ○(4) クロルヘキシジンは、金属イオン封鎖剤( キレート剤) である。 ※ クロルヘキシジンは、殺菌剤である。 ・・・化粧品用および医薬部外品用として、その配合量が規制されている。 問題 39 頭皮 ・ 毛髪に使用する香粧品に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 (1) (2) (3) ○(4) ※ ※ エアゾールタイプのスタイリング剤には、噴射剤として可燃性の液化石油ガスやジメチルエーテルが用 いられる。 皮膜形成剤を配合したスタイリング剤には、合成粘液質のポリビニルピロリドン(PVP) が用いられる。 ヘアリンス剤に用いられる陽イオン界面活性剤の第四級アンモニウム塩は、 毛髪の帯電防止効果がある。 ムース状のスタイリング剤は、陰イオン界面活性剤の高級アルコール系合成洗剤が主成分である。 ムース状のスタイリング剤は、大部分がエタノールと精製水である。その他皮膜形成剤、シリコーン油、 グリセリン、界面活性剤、香料、防腐殺菌剤などが配合されている。 陰イオン界面活性剤の高級アルコール系合成洗剤は、比較的強い洗浄力はあるが、皮膚への刺激が少ない ので、シャンプー剤などに用いられる。 問題 40 酸化染毛剤に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 (1) 酸化染毛剤は、染着の仕組みの違いによる分類では永久染毛剤に属する。 ○(2) 酸化染毛剤は、化粧品である。 ※ 酸化染毛剤は、医薬部外品である。 (3) パラフェニレンジアミンは、酸化染毛剤に使用される有効成分の一つである。 (4) 酸化染毛剤は、使用の都度バッチテスト( 皮膚貼布試験) を行って使用する。 美 容 理 論 問題 41 下図はコームを表したものである。次の A、B、C に該当する名称の組合せのうち、正しいものはどれか。 (1 ) ○(2) (3) (4) A B C 歯・・・・・ 胴・・・・・ 目・・・・・ 背・・・・・ 歯・・・・・ 背・・・・・ 日・・・・・ 肩・・・・・ 背 肩 目 胴 問 42 スキャルプマツサージ技術の揉撚法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 ○(1) 4 指と母指を用いてもみほぐす。 (2) 手掌、4 指、母指を用いて強くこする。 ※ 手掌、4 指、母指を用いて軽くこする・・・・・・・・軽擦法 (3) 指の掌面を用いて、頭をはじくように叩打する。 ・・・タッピング (4) 手掌を用いて、左右の側頭部を圧迫する。 ・・・・・圧迫法 問題 43 ヘアカッティングの正しい姿勢に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 (l) カットする対象に対して、腕を軽く曲げたくらいの間隔をおく。 (2) 目線の高さを調節する場合は、背筋を曲げず、膝の屈伸で対応する。 (3) カットする際、肘の位置をカットラインに合わせる。 ○(4) 右から左へ上がるラインを切る場合は、右肘を上げる。 ※ カットをする際、肘の位置をカットラインに合わせることが大切である。 ・右から左へ下がるラインを切る場合は、右肘をあげること。 ・右から左へ上がるラインを切る場合は、左肘を上げること。 問題 44 パーマネントゥェーブ技術に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 (1) テストカールで見る適正カールは、カール径が使用したロッドの直径の約 1.5 倍を基本とする。 ※ カール径は、使用したロッドの約 2,5 倍。毛髪を傷めず、もちの良いウエーブが求められる。 (2) 中間リンスは、第 2 剤(2 液) を完全に洗い流し、アフターリンスのはたらきを効果的にする。 ※ 役割を終えた 1 剤をぬるま湯で完全に洗い落とすことで、2 剤のはたらきを効果的にする。 (3) ワインデイングのロッドを巻き込むステムの角度が頭皮に対して 90 度のとき、最もボリュームが出る。 ※ ステムが頭皮に対して 135 度のとき、最もボリュームが出る。 ○(4) アフターリンスでは、施術中に脱脂した油分をヘアトリートメント剤で補う。 問題 45 カールのステムに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 (1) ステムの方向は、 毛髪の流れを左右する。 (2) ステムの方向と角度を一つに結びつけるところをピボットポイントとよぶ。 (3) メイポールカールは、 ステムの角度が 0 度に近いフラットなカールである。 ○(4) カールステムは、ピボットポイントからループまでの部分をいう。 ※ カールステムは、ベースからピボットポイントまでをいう。 問題 46 酸化染毛剤の技術に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 ○(1) 全体を暗く染める場合には、毛髪の明るいフロント部分から塗布する。 (2) 染まりにくい毛髪では、染毛剤の 1 剤と 2 剤の割合を変える。 ※ 染まりにくい毛髪では、塗布する順序や塗布量で調節する。 (3) もみ上げやフロントは、頭頂部に比べて染まりやすいので最後に塗布する。 ※ もみ上げやフロントは、頭頂部に比べて染まりにくい部分なので、初めに塗布する。 (4) バージンヘアの場合、 毛先は染まりやすいので根元から先に塗布する。 ※ 中間部と毛先を塗布し一定時間放置し、中間部、毛先ともに希望色に近づいたらネープから根元部分に塗 布を始め、全体に塗布する。 問題 47 フェイシャルマッサージに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 (1) フェイシャルマッサージの際、技術者は肩や指先の力を抜き、トリートメント部位に手掌、指先を密着 させる。 (2) 圧追するときは、手の重み、体重移動などを利用する。 ○(3) 額の軽擦は、生え際から眉頭へと行う。 ※ 額の軽擦は、眉頭から生え際へ行うとよい。 (4) 顎の軽擦は、4 本の指の腹や手掌を使い、 中から外へ円を描くように行う。 問題 48 爪のカット形状による分類で、オーバルに該当するものは次のうちどれか。 (1) (2) ○(3) (4) サイドとトップがストレートで、フリーエッジの角が直角な四角形・・・スクエア サイドはストレートで、 トップが丸くカットされている形・・・・・・ラウンド サイドとトップに丸みをもたせた卵形 先にいくにつれて細くなったアーモンド形・・・・・・・・・・・・・・ポイント 問題 49 ベースメイクアップに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 (1) (2) ファンデーションは、素肌よりも美しく、自然な感じのつややかな肌に整える。 顔の骨格の高い部分を強調するため、その人の肌の色より明るいトーンのファンデーションを塗る技法 をハイライトという。 ○(3) 皮膚の動きが激しく、ポイントメイクアップを行う目や口のまわりは、ファンデーションを厚めに塗る。 ※ ファンデーションの塗り方のポイント ・皮膚の動きの少ない頬は、厚めに塗る。 ・皮脂や汗の分泌が多い鼻のまわり・額(T ゾーン)は薄めに塗る。 ・皮膚の動きが激しく、ポイントメイクアップを行う目や口のまわりは薄めに塗る。 ・首は、フェイスラインにたまったファンデーションをぼかしこむ。 (4) ファンデーションを肌に定着させるために、軽いタッチで細かく上からはたく技法をパッティングとい う。 問題 50 和装婚礼の髪型とされているものは、次のうちどれか。 (1) ○(2) (3) (4) 桃割れ・・・・・明治時代になってから、少女が結うようになった髪型。 文金高島田・・・日本髪の中で、最も代表的なもので、髷を高く結ったものをいう。 結綿島田・・・・髷の中央を低く結ったつぶし島田の中央を、布で結び束ねた島田髷の一種。 丸髷・・・・・・江戸時代初期の勝山髷から起ったもので、明治時代になるとあたかも既婚女性の印の ようになり、多くの型ができた。 理 容 理 論 問題 41 理容技術における技術姿勢に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 (1) ※ (2) ※ (3) ※ ○(4) 作業部位は、頭部技術では技術者の肩の高さで行い、目との距離は 40~50cm がよい。 目との距離は 30∼40cm がよい。 立位作業では、 技術者の重心からおろした垂直線が両足に囲まれた外側になければならない。 技術者の重心からおろした垂直線が両足に囲まれた内側になければならない。 重心が両足の幅の中から常に外れなければ、 一方に偏った姿勢でも長く続けられる。 一方に偏った姿勢は疲労につながる。 技術姿勢は、 技術を行う部位に体の中心線を正対させることが基本である。 問題 42 シザーズに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 (1) (2) ○(3) ※ (4) 刈込鉄の刃線は、抵抗が少なく楽に切れる柳刃がよい。 ロングシザーズは、毛髪の刈り込みに使用する鉄で、コームと連動して使用する場合が多い。 鉄尖、鉄要、接点の 3 点を結ぶ線を鉄要線という。 鉄尖、鉄要、接点の 3 点を結ぶ線を中心線という。 鉄の触点は、2 枚の鉄体が互いに接触する部分で、切れ味が左右される重要な部分である。 問題 43 ブラシの形態と用途に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 (1) ※ ○(2) (3) ※ (4) ※ 凸面ブラシは、毛髪の表面を押さえたり、整えるのに適している。 凸面ブラシはデンマンブラシともいい、長い髪のセットに適している。 ロールブラシは、回転させて使用し、長い髪の毛のセットに使用される。 荒ブラシは、テンマンブラシともいわれ、長い髪のセットに使用される。 荒ブラシは、根元の矯正やボリュームを出すのに適している。 仕上げ用ブラシは、毛髪の根元の矯正やボリュームを出すのに適している。 仕上げ用ブラシは、毛髪の表面を押さえたり、整えるのに適している。 問題 44 スタンダードヘアのカットに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 ○(1) ※ (2) (3) (4) 毛髪を切る場合は、原則として頭皮に対し斜めに引き出して切る。 毛髪を切る場合は、原則として直上線カットをする。 線とは髪型のシルエットの線のことで、ぼかしとは短髪部位における色彩の濃淡をいう。 コームで毛髪の長さを決め、 一荷ごとに前に切った毛髪の長さに合わせて切る。 カッティングにおけるコームの運行は、原則として毛流に対して斜めに運行する。 問題 45 下図は、デザインヘアカットの技法を表したものである。次のうち、テーパーカットに該当するもの はどれか。 (1)セニングカット (2)チョップカット (3)スライドカット ○(4)テーパーカット 問題 46 アイロンセットにおけるアイロン操作に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。 a お客様の頭部が技術者の胸の位置と同じ高さになるようにする。 b 技術者は両肘を張り、自分の右胸に向かって、アイロンとコームを持ち運行する。 ※ 技術者は両肘を張り、自分の左胸に向かって、アイロンとコームを持ち運行する。 c アイロンとコームは常に平行に操作し、下から上、右から左へ運行する。 ※ アイロンとコームは常に平行に操作し、上から下、左から右へ運行する。 d アイロンの挿入は頭皮に平行に入れ、頭皮に触れないように注意する。 (1) (2) (3) ○(4) aとb bとc cとd aとd 問題 47 染毛剤に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 (l) 酸性ヘアカラーやヘアマニキュアは、メラニン色素を脱色する力がないため、毛髪の損傷が少ないという 長所がある。 (2) アルカリ性酸化染毛剤は、色の種類も多く、現在最も多く使用されている。 ○(3) 酸性酸化染毛剤は、酸化染料がキューティクルの浅い内部に染まりつき、主に白髪染めに使われる。 ※ 酸性酸化染毛剤は、1 剤が酸性であるためアルカリ性酸化染毛剤に比べてキューティクルの開きが少ない ため、浸透が十分に行われないが、毛皮質内部で酸化重合し発色する。 (4) ヘアブリーチ剤は、1 剤としてアルカリ剤、2 剤として過酸化水素水を主成分とするものが多い。 問題 48 シェービングにおけるレザーの運行に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 (1) ※ (2) ※ ○(3) (4) ※ レザーが顔の表面に平均的に接触するためには、直線状に運行する。 レザーが顔の表面に平均的に接触するためには、 円弧状に、しかもやや斜めに運行するのが原則である。 軟毛のように毛の抵抗が少ない場合には、対皮角度を小さくして運行する。 軟毛のように毛の抵抗が少ない場合には、対皮角度を大きくして運行する。 レザーの刃元によるシェービングは、刃先の部分を使うより安全である。 レザーは、斜行するより毛流に沿って運行すると切れ味が増す。 レザーは毛流に沿って剃るよりも、斜行することによって切れ味が増大する。 問題 49 シェービングにおけるラザーリングに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 ○(1) (2) ※ (3) ※ (4) ※ ラザーリングは、皮膚とひげの水分を保ち、シェービングしやすくする。 ラザーリングは、毛孔の部分まで泡を塗布させるため、毛流の方向に運行する。 ラザーリングは、毛孔の部分まで泡を塗布させるため、毛流とは逆の方向に運行する。 ラザーリングは、指関節を中心とする上下運動で行う。 ラザーリングは、手関節を中心とする回転運動で行う。 ラザーリングは、スチーミングの前後に関係なく、1 回行うのが原則である。 ラザーリングは、スチーミングの前後に 2 回行うのが原則である。 問題 50 理容マッサージのマニピュレーションに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 (1) ※ ○(2) (3) ※ (4) ※ 叩打法は、主として前腕部の筋を振わせ、その振動を手指や手掌に伝える技法である。 叩打法は、手掌、手掌外側面、指の先端を組み合わせて規則正しく叩く技法である。 軽擦法は、 マッサージする部分に手をぴったりとつけ、軽い連続した動きで、さする技法である。 強擦法は、 手指や手掌で皮膚を瞬間的に短く強く圧追する技法である。 強擦法は、皮膚を押さえつけながら強くこする方法で、指先または手掌で円運動を行う。 振動法は、手掌、手掌外側面、指の先端を組み合わせて規則正しく叩く技法である。 振動法は、主として前腕部の筋を振わせ、その振動を手指や手掌に伝える技法である。
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