【次世代育成支援レター】NO.54 「よこはまグッドバランス賞」

【次世代育成支援レター】NO.54
平成27年7月
横浜市では、市内事業所での積極的な女性の能力活用やワーク・ライフ・バランスの推進を図るために、女
性も男性も働きやすい職場づくりを進める中小事業所を、
「よこはまグッドバランス賞」と認定・表彰し、そ
の取り組みを広く紹介して来ました。今回はこの賞の最近の事例をご紹介いたします。
よこはまグッドバランス賞
労働力人口の減少をはじめとして、様々な経済社会状況の変化によって、企業の活力や競争力の源泉となる
有能な人材の確保が、企業にとって一層重要な課題となっています。
「男性は仕事、女性は家庭」という分担
を前提とした働き方ではなく、多様な人材を生かし、柔軟な働き方を可能にする取り組みが企業に求められ
ています。
「仕事と家庭等の両立ができるように取り組んでいます!!」
「工夫をして働きやすい職場づくりを進めています!!」
という横浜市内に本社・本部がある従業員 300 人以下の事業所の積極的な応募を受け付けて、認定・表彰してい
るのが「よこはまグッドバランス賞」です。
「よこはまグッドバランス賞」
この賞は社内規則や制度等の有無ではなく、実際に次のような取り組みを対象期間に行ったかどうかを主に評
価するものです。
1)仕事と家庭の両立支援(ワーク・ライフ・バランス)への取り組み
2)性別にとらわれない従業員の能力活用や職域拡大への取り組み
3)男女がともに働きやすい職場づくりに向けた取り組み
募集から認定・表彰への流れは次のとおりです。
認定されると次のようなメリットがあります。
★認定事業所の取り組みについて、横浜市のセミナー・講演会、HPや広報誌等で積極的にPRできます。
★認定マークをホームページや名刺に入れてPRできます。
★横浜市中小企業融資制度(成長支援資金:公的事業タイアップ型)の低利による融資の対象となります。
最近は、認定・表彰が続くと以下のような継続賞も授与されます。
平成26年度は、43事業所が認定、うち3事業所が継続賞(シルバー賞)、7事業所が継続賞(ブロンズ賞)
として表彰されました。
<これまでの認定・表彰事業所の取り組みの事例>
◆女性管理職の登用
◆傷病時の所得補償制度加入
◆子が小学校3年生まで短時間勤務可能
◆孫も預けられる託児施設の整備
◆シフト勤務による所定外労働削減
◆育児・介護中社員のための在宅勤務整備
◆リフレッシュ休暇の導入
◆24時間・365 日受入可能の保育室を運営
◆ノー残業デー、サマーアワー、ファミリーデーの実施
◆ワーク・ライフ・バランス研修の実施
◆適材適所をコンセプトにした人事制度(コース制)を導入
◆資格勉強会、講演会、家族参加の研修会・イベント等の実施
◆地域の清掃・整備、エコ活動への取り組み
◆男性の育児休業取得推進
◆女性技術者の育成
◆社員アンケート・面談による働きやすい職場づくりの実施