NST通信平成27年2号(平成27年5月発行)

 2 号
平成27年5月
今回のNST通信は、リハビリテーションとNSTの関わりについてご紹介します。
リハビリテーションとは
事故や疾病によって発生した障害を克服し質の高い生活ができるよう、また社会参加が
できるよう支援することを目的としています。
NSTの中でのST(言語聴覚士)の役割
⒈ 対象患者様の各種リハビリテーション(PT・OT・ST)の状況把握
⒉ 対象患者様の食事摂取能力に関する情報提供とアドバイス
STが行う嚥下訓練
嚥下訓練には間接(基礎)訓練と直接(摂食)訓練があります。
⒈ 間節(基礎)訓練
食べ物を用いない訓練のことです。全身状態が悪いときや、直接嚥下訓練の前に行います。
EX)口腔ケア、口腔器官の運動、寒冷刺激、呼吸訓練
⒉ 直接(摂食)訓練
食べ物を用いて行う訓練のことです。
EX)実際の食事場面の評価、姿勢や食事形態の調整
栄養管理をする上で一番自然で効果的な栄養摂取方法は経口摂取です。しかし、摂取・
嚥下障害や全身状態の低下により経口摂取困難となる患者は多いのが現実です。輸液から
経腸栄養、さらに経口摂取へ移行できるということは患者様のQOL向上にもつながります。
リハビリテーションの内容としては、全身状態の改善を目的とした機能訓練、ADL訓練、
嚥下リハ等があります。栄養管理と並行したリハの関与で、嚥下機能、日常生活能力や全身
の運動能力を高めることが経口摂取へ好影響を与える第一歩となると信じています!
担当:リハビリテーション科 三原利予 介入・評価の締切は毎週水曜日に変更になりました。
入力の際、観察コメントには介入時の状況、NSTに何を依頼したいのか必ず記入を
お願いします。木曜日のカンファレンスにはリンクナースの出席をお願い致します。
平成27年4月の介入数と評価数
病 棟
介入件数
看護師介入件数
評価件数
看護師評価件数
合計件数
1A 3A 3B 4A
0
4
4
1
1
2
4B
5A
5B
4
3
6A
6B
7A
7B
8B
2F
1
1
1
2
3
1
2
3
1
4
0
0
4
3
6
3F ICU
5
5
3
3
4
栄養管理に係ることは、是非NSTをご活用下さい。
3
4
合計
0
8
7
24
39