まちづくり地区懇談会(長岡区)会議録

まちづくり地区懇談会(長岡区)会議録
地 区 名:長岡区
日
時:平成27年5月27日(水)19:00~20:30
会
場:長岡公民館
町参加者:町長・浅野課長・戸田課長・中村課長・三井担当課長・中谷課長補佐・
鈴木係長・山口地域支援スタッフ・小松(祐)・松山・清水
参加人数:30人(男性28人:女性2人)※町・主催者、報道機関を除く
報道機関:-
主な発言:※要約・箇条書きにて記録
【第 4 次振興計画の検証】区長
・遊歩道整備と水辺環境整備
⇒・ダム周辺、区有林の整備は現在も行っている。白そばを6~7町歩、花
のひろばに赤そばを撒き景観整備をした。
・林道は町の整備もあり深くまで入っている。
・花崗岩地帯のため、整備をしても流され、用水路への流入が多く砂上げ
が必要である。
・公民館周辺の整備
⇒敷地が狭く子どもの遊ぶ公園もないままである。長岡保育園跡地を町博物
館の物品保管に利用しているが、子どもが遊べるようになったらよい。
・幹線道路の拡幅及び歩道橋の設置
⇒区を横断している県道の歩道未整備箇所を解消したい。
町へ行かれる橋が十沢橋1つしかない。
・伝統文化の継承
⇒祭りの長持や屋台の数が減っている。祭りをする家も少なくなっている。
祭りを継承していくため、新しいものを取り入れることも必要。
・協働の体制確立
⇒・自主防災組織として予備消防を立ち上げた。消防団員が減少しているた
め、今後活躍の場が増えると思われる。
・1人暮らしが増えている。民生委員を中心に近所の様子を伺うようにし
ている。今後も隣人を気にかける。
・役員を中心に十沢坂のアレチウリの駆除に取組んでいる。
・環境面整備
⇒ダムに予想以上に多く入っている。風光明媚、健全な観光地として発展を
望む。
・歴史コース整備
⇒昨年、ハリギリが残念な姿になってしまった。
景観良いところが多い。情報を発信していく。
質疑応答
・南箕輪村は転入者の受入れ体制が整っていると聞いているが。
⇒平成初め頃は箕輪町への転入が多かったが、最近は南箕輪、宮田の人口が増
えている。保育園、水道、下水道料金や土地代が安く中心部ではないところが
増えている。数字で南箕輪村が増えていることは出ている。
分析をして上伊那での箕輪町の立ち位置を整理している。子育てに対する経
済負担は検討する余地がある。
・第5次振興計画を策定するというが、全体のテーマ、キャッチフレーズがあ
れば伺いたい。
⇒まだ明確に示していない。基本構想の核を練っているところであるが、全体
像としては次の4点。
①
②
③
④
少子化・高齢化社会
人口減少への対応…定住化対策、移住交流、空家対策
教育・子育て…英語遊び、運動遊びの成果をみて見直しも検討
産業…働く場
懇談
・人口の推移気になる。何かをやれば何かに負担がいく。今の住民がいかに幸
せ、満足度を得られるかが大切。
「口コミ」、
「うわさ」で人が集まる。目先の数
字に惑わされないようにしてほしい。
消防団の経験から、今の消防団は苦労している。春期訓練の参加者が14人
と聞いた(全て役員)。災害があったときに出てこれるのか。親の「消防団きら
いネットワーク」あり。親が断って本人に会えない。お金ではないが一生懸命
な人たちを大切にする姿勢を。
町長)消防の問題大きい。訓練しておかないと実際に動けない。手当ては少し
だがプラスした。根本的な解決ではない。8~9割がサラリーマン団員。若
者は大変だが災害を想定すると団員は必要。
・区、常会未加入者が目立つ。長野北部地震では隣同士助けあった結果、人的
被害がなかった。区への加入について転入した人に町は何か行っているのか。
町長)区未加入は約3割いる。区に加入するよう町が言うのか、区が言うのか
考える必要あり。区への加入、未加入問わず同じように災害のときは対応をす
る。発想転換し区、常会にできないことを町でやる。
総務課長)各区オリジナルのチラシをつくり転入者へ渡し、説明し加入促進し
ている。強制はできない状況。
町長)広報を全戸配布にした。区に加入していなくても配布することで『町民』
という認識を持ってもらう。
・資料では荒廃農地が減っているとあるが。営農組合の活動の結果か。
町長)箕輪町は県で特別。珍しい。営農組合や農業委員会の活躍もある。農作
物を作る会社が参入したこともある。
・町外で育ち、箕輪町に住んでいるが、住所を覚えるのに苦労した。町内に「東
箕輪」、「中箕輪」、町外に「南箕輪」、「西箕輪」がある。「石仏上」といった旧
表記にしたらどうか。
総務課長)箕輪町を平仮名表記にすることを検討したとき、併せて議論をした
経過がある。反対意見が多かったため今に至る。
・東部診療所の今の経営状況は。診療所に利用者が誰もいなかった。医師不足
あるが今後も継続していくのか。
町長)診療所は、ドクターの考えで行っているが経営も考えてもらう必要があ
る。僻地ではないので赤字になることはありえないと提案している。今は町
の一般財源から2千万円くらい出している。前のドクターのときは一般財源
からの繰入れは不要だった。診療所をやめることはない。
・遠くまでは通えないため、診療所は続けてほしいが、診療所へいった人が何
も診てくれないと言っていた。
・善光寺で物産展をやったことは非常によいこと。町の宣伝をこれからもして
ほしい。
町長)農業のPRは今後も行う。兼業、定年後の方が農業をやって儲かる農業
を。にこりこへ出荷し地産地消をお願いしたい。全部を農協へ出荷するのも
いかがか。にこりこを大きくし、地産地消を進める仕掛けを作りたい。
・小規模農家はJA頼りで売っている。全国では成功してる農業者もいるが個
人では成功しない。JAと連携をとり農業振興を。
町長)農業について行政で仕掛け、振興する策を考える。若者が少なく定年者
が農業を行っているが「だれがやるか」が問題。農業=地域の担い手。農業
をだれもやらなくなる。真剣に取り組み地域活性化を。
・企業も若者が少ない。町外の企業で働き会社の近くのアパートに住んでしま
う。若い人が住んでいないことは将来障害になる。箕輪町に住んでもらうよう
行政としてPRをしたらどうか。
町長)3世代同居少ない。
「近居」を町のために考えていかないと。農業でがん
ばる仕組みをつくりたい。専業農家を増やしたいが限界がある。兼業のとこ
ろで収益を上げていく。
・熱心にやる、物をつくる楽しみを。
町長)どこに仕掛けをいれるのか。農業の入口か、流通か。どこへ支援を入れ
るか検討する。
以上。