松崎町職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について

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◎議案第2号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(稲葉昭宏君)日程第4、議案第2号
松崎町職員の給与に関する条例の一部を改正す
る条例についての件を議題といたします。
議案の朗読は省略して、提出者から提案理由の説明を求めます。
○町長(齋藤文彦君)
議案第2号は、松崎町職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
についてであります。
詳細は担当課長をして説明します。
(総務課長
○議長(稲葉昭宏君)
山本秀樹君
提案理由説明)
以上で提案理由の説明を終わります。
これより質疑に入ります。
質疑を許します。
質疑はありませんか。
○2番(渡辺文彦君)
ちょっと今の総務課長の説明の中で、この表から50人くらいは減額に
なるというような話をされたと思うんですけれども、その根拠がちょっとよくわからなかっ
たので、もう一度その点を説明いただきたいんですけれども、
○総務課長(山本秀樹君)
この給料表の方の同じ左右を見てもらうとわかると思いますけれ
ども、例えば5ページの方の別表のところの表が、全てこれは表が全部改正されるわけです
けれども、例えば6級の1番上の1というところを見てください。上の6級で一番上に1と
いうのがありますけれども、月給が32万2100円というのが元のものです。5ページじゃなく
て4ページの方ですね、別表の一番上の数字です。
行政職給料表という表があると思いますけれども、その6級の1号のところで、6級の1
号にあたる人が、元々32万2100円というのが給料でしたけれども、今度の見直しによって、
今度は横にいきまして、31万7000円になるというような形で、給料表が減ってくるわけで
す。
それで、そういうふうに今度の給料表の見直しは、若年層は上げる、中間層以上は下げる
というような形になっていますので、これからいくと、そういうふうに給料表が実際にいま
もらっている給料よりも下がるという人が半数以上出てくるということで、今回の改正によ
って松崎町の場合は、80分の50ということで50人が給料表が下がってくるということになり
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ます。ただ、地方公務員法とかいろいろありまして、給料を元々もらっているものを下げる
というのは法律上うまくないということになっているものですから、下がった分については
現給保障ということで今もらっている給料を保障しますというふうに国が定めました。これ
を3年間、3年間のうちに下がった分が追いついていけばいいんですけれども、中には、要
は6級の下の方とか、例えば、我われとかそういうところは2年経っても下がったままとい
うところがあります。
それでいくと今回の見直しでいけば、最終的には80人のうち10数名あたりは2年間経って
も追い越さないというような形になるんじゃないかなと思います。
いずれにしても、定期昇給分でまた給料表の中では上がるわけですけれども、一旦ガクン
と下がって、高いところで4パーセント近く下がっていますので、例えば1万何某下がった
人は年を取れば取るほど上がる率は年間何百円とかと少ないですから、そうなると、とても
とても追いつかないという形になって、実質それが現給保障がなくなれば、下がった給料表
で給料をもらうというような形になってくると思います。
いずれにしても、この見直しでいけば80分の50の人間が減額になりますので、現給保障の
対象になるというような形になります。
○議長(稲葉昭宏君)
ほかに質疑はありませんか。
○2番(渡辺文彦君)
いま当初予算がもう組まれてきている時期だと思うんですけれども、
この改定によって予算上人件費の比率というのはどのくらい変わるかわかりますか。
○総務課長(山本秀樹君)
比率的には平均で2パーセントの減額になりますから、比率的に
はそのまま2パーセントくらい減るというような数字上の形にはなるかと思います。額的に
はとりあえずわが町の一般職の場合は1月が定期昇給の時期になります。来年の正月1月1
日が昇給の時期になっているわけですけれども、それまでは、この4月以降下がった給料表
でいくと現給保障を50人が受けるわけですね。その受ける額が約280万円くらいです。増え
る分ですね。そういう形になります。
ただ、若い方では逆に給料表がアップしているところもいますので、そういうところは、
今やると約50万円くらい増えます。280万円減って50万円を増やすということになると、差
引で給料等は230万円くらい減ってくるというような感じになるかと思います。
○議長(稲葉昭宏君)
ほかに質疑はありませんか。
○3番(長嶋精一君)
これを実施したとしたならば、これからの総人件費というのはいくら
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になる予想ですか。だいたい6億7000万円くらいの確か人件費だったと思いますけれども、
それはどういうふうにトータル的に変わってくるか教えてください。
○総務課長(山本秀樹君)
今のは、要は給料の12月までの給料ですけれども、それ以降、昇
給分をみますと、1月の時点で現給保障を受ける職員は50人から今度は34人に減ります。そ
ういうところもいった中で全部足しますと総額で年間ではだいたい330万円ほど減ります。
その代わり130万円ほど増えますので、増える職員がいますので、差引でいくと200万円程度
が減額になるというところで、割合にしてみれば、さほど大きな割合にはならないですね。
ですから、給料でいけば2パーセント程度の減額になるというような形になります。
○3番(長嶋精一君)
私の知りたかったことは、人件費ですよ、総体の人件費。それがどう
いうふうに変わるのか、現在と比べて。要するに実績と比べて、これをやることによってい
くらになるということを教えてください。概略でいいですから。
○総務課長(山本秀樹君)
いま言った200万円というのは実績数字になります。給料、一人
ひとりの給料を出して、トータルを出しましてやると実際のこれまでともらう給料が、現給
を受ける人、要するに、給料表上減るけれども、それを補てんする人というのが50人、それ
で、1月になると34人になって、それらの減給補てん分が330万円になるということです。
ですから、今現在、給料表上でいけば2パーセントの減になりますけれども、現給保障を
するので、実際にそこのところは支出があるものですから、今現在とすれば、逆に言えばそ
こは行って来いになれば、現金でいけば130万円くらい増える職員がいますので、若い方は。
そこのところは増加になるということです。ただ、今までの増加分が抑えられるということ
になるわけです。2年後になると、今度は実質10数名のところが追い越せないので、そこは
今度は支出が減ってくるということになります。
増えていくところを増やさないで、現状維持で給料表を、こうなっていくところをここか
ら下げまして、この下がった分のところを現給保障で2年間だけとりあえず今の現状を維持
するという制度になります。
給料表上では2パーセント減りますけれども、現物の現金としては、逆に言えば現状維持
になります。増加分からすればマイナスになりますけれども、現状の実際の支払う額からい
けば、若年層の増えた分だけ100万そこそこの金額はトータルでは増えてくるという形にな
ります。
○3番(長嶋精一君)
私の聞きたいことは、要するに決算書に出てくる人件費、それがどう
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いうふうに変わるのか、予想数字で結構ですけれど・・。実績がありますね、26年度の出て
いる、27年度もこれから出るでしょう。そういうふうな決算書に、公なものに出てくる決算
書の人件費がいくらになるだろうということを聞きたいわけです。
ここですぐ出なかったら、また後でも結構ですけれども、はじいていただきたいと思いま
す。以上です。
(「議長、休憩を・・」と呼ぶ者あり)
○総務課長(山本秀樹君)
実際に今年度総人件費というのは、予算上7億1000万円くらい確
かあったと思いますけれども、これは議員さんの皆さんの給与とか、臨時の職員のものと
か、いろんなものが集まると総人件費という形になるわけですけれども、職員部分だけでい
けば6億6000万円くらいだったかなと思います。ただ、そこの部分については、それほど大
きな・・、先ほど言ったように、それほど大きな動きにはなりません。給料表が減るのは、
4月1日から、現給保障をやるのは4月1日からになりますので、27年度の数字は影響がな
いわけです。28年の4月以降について給料表が下げられる。そこで現給保障をしていくとい
う額になりますので、27年度に対しては特にこれが影響するというものではございません。
○議長(稲葉昭宏君)
○5番(藤井
要君)
ほかに質疑はありませんか。
さっき議員が言っているのは、総額で試算・・、27年度はわかりま
す。28年度からやって、どのくらいの差が出るのかと・・、7億1000万円という話が出まし
たけれども、7億1000万円から200万円引けということでいいのかもしれませんけれども、
そういうことを言っていたんじゃないかと私は感じたわけですけれども。その中で、これは
通勤手当の関係でちょっと聞きたいんですけれども、これは2ページになりますか、ここで
いうと。通勤手当は、いまガソリン代がどんどん、どんどん下がっていますよね。いま100
円を切っているところもあるというようなことになって、松崎ではまだ114円とかそこら辺
くらいになってきているんだと思いますけれども。実際にいくと、これはどんどん、どんど
ん下がってきている。一時は160円くらいだったわけですけれども、そういう中で、これは
2900円、前はだいたい等級が変わるごとに2400円でしたけれども、今度は500円アップして
2900円ということで、差額がどんどん、どんどん・・、5キロですか、10キロ、15キロと5
キロごとにいっているわけですけれども、そういう点は考慮するところはないんですか。
キロ数によってやるとか、それで例えば、ガソリンがどんどん上がっていった時には、それ
なりに、例えば半年くらいをみてということになるかと思いますけれども、上げる、ガソリ
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ン代が下がってきた時には下げるというような幅ができないんですかね、これは。
○総務課長(山本秀樹君)
そこは公務員の給料とか手当ということで、あくまでも人事院勧
告に基づいてというようなことになりますので、これについては日本全国同一の基準でそう
いうような数字が出されているというものになります。
今はガソリンが安くなっていますけれど、逆に言えば夏前なんかは非常に高くなってきた
というようなこともあって、それぞれの相場に合わせてやることができればいいでしょうけ
れども、一応この数字等については、どこの市町も人事院勧告に基づいて法律を整備してい
るということになりますので、ここは致し方ないのかなと思っております。
○議長(稲葉昭宏君)
ほかに質疑はありませんか。
(発言する者なし)
○議長(稲葉昭宏君)
質疑がないようでありますので、質疑を終結したいと思いますが、こ
れにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(稲葉昭宏君) 異議なしと認めます。
よって、質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
まず、本案に対する反対討論の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(稲葉昭宏君) 反対討論なしと認めます。
次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(稲葉昭宏君) 賛成討論なしと認めます。
これをもって討論を終了します。
これより議案第2号
松崎町職員の給与に関する条例の一部を改正する条例についての件
を挙手により採決します。
本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
(挙手全員)
○議長(稲葉昭宏君) 挙手全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
暫時休憩します。
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(午前
9時59分)
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