(6月号27年度)春の運動会野球部快進撃

平成27年(2015年)6月号
[№3]
「春に運動会!?」-5月30日(土)開催-
学校長
中村典弘
今年度の運動会は、春に開催されます。なぜ秋に開催しないのかというと、「黒潮国体」以来、4
4年ぶり二度目の「紀の国わかやま国体」「わかやま大会」が開催されるからです。市内54校(附
属小を含む)のうち、44校が春の開催です。
子ども達は、5月の連休明けから練習に取り組んでいます。秋の練習と違って、
「熱中症」にかか
らないか心配しなくてすみますが…。先生たちも、これまでとずいぶん感じが違って運動会の競技種
目の仕上がり状態を見て心を悩ませる毎日が続いています。
これまでと同様、1年生から6年生までのすべての児童を赤・白・青・黄の4つの色に分けて競い
合う「縦割り競技」もあります。午前の部最後の種目「ブロック対抗玉入れ応援合戦」は、見ている
保護者や地域の人を引き込むほどのすばらしい演技(パフォーマンス)が見られます。もちろん「色
別対抗リレー」もあります。また、湊太鼓を組み入れた「組体操(5年生・6年生合同)」は、春で
あっても運動会の花、最終種目です。
このように春だからといって、種目的には変わらないのですが、新しい学年になって、2カ月しか
たっていないので、秋と違って身体的な発達が大きく違っています。
保護者の皆さん、そして地域の皆様方、平成27年度の運動会は、育友会や幼稚園の種目を含め、
全部で22の種目があります。そのすべてに、その一つ一つに努力の足跡を見つけていただき、精一
杯の声援と盛大な拍手をお願いいたします。春には春のよさがあります。その時の頑張りを見て取る
ようにお願いします。
湊少年野球部快進撃!
~県大会初出場決定~
今、湊少年野球部の部員は18名です。そして、そのうちの7名が6年生です。湊小学校124名
の全校児童うち、約15%の児童が野球部員です。この割合は、少子化の波が押し寄せ、他にもバス
ケットボールやサッカー、剣道、水泳等のスポーツに参加している児童もいるので、学校の児童数に
比べての所属部員数の割合でいうと、36チーム中で1番です。4チームが小学校2校合同のチーム
で、32校の単独チームの中で、児童数の一番少ないのが湊小学校でもあります。
湊少年野球部には、他校の部員は一人もいません。また、決して運動能力に優れた子どもばかりで
はありません。女子の部員も2名います。私が、毎回のように試合の応援に行って、大きな声で一人
一人を叱咤激励するのは、野球部員すべてが「湊っ子」だからです。野球を通して、子ども達の成長
を見取りたいと思うからです。エラーして叱られ、好機に三振しては怒られ、応援の声が小さいと注
意され、それでも一生懸命に一つの野球のボールをチーム全員で追い求めている姿が、練習や試合で
見られるからです。
さて、湊小学校の校長になった1年目は、公式戦では1勝もできなかったことを覚えています。そ
して、部員不足の年もあって、このままでは近隣の福島小学校か野崎小学校と合同チームになるので
は…、と心配した時もありました。
(今、野崎小と福島小は野崎福島の合同チームです。)
しかし、今年度になって、快進撃が始まりました。3月29日からの「第46回学童部春季大会」
では、3回勝ってベスト8です。4月29日からの「スポーツ少年団軟式野球大会」では、前大会で
優勝した四箇郷に競り勝ち、2回勝ってベスト8でした。今度こそはと臨んだ5月10日からの「第
46回和歌山市軟式野球連盟学童部選手権大会」では、広瀬、岡崎、砂山、野崎福島と4回勝って、
ベスト8の壁を破り、初のベスト4です。決勝をかけて、6月14日に和歌浦と対戦します。ぜひ、
決勝までいって優勝旗を湊小学校に持ち帰ってほしいと期待しています。
保護者の皆さん、地域の皆様方の中にも、かつて少年野球をしていた“野球少年”がたくさんいる
と思います。子ども達の活躍を応援してあげてください。