第3学年後期 教科名:保存修復学実習Ⅱ[歯冠修復学] 学修目標 歯質接着性を有する成形修復材による修復法の実際を学修することで,その基本特 性および臨床使用法を理解,習得する。 ■教 科 書: 1 保存修復学 第6版(医歯薬出版) 2 保存修復学実習概要 2015(新燈印刷) ■参 考 書: 1保存修復クリニカルガイド 第2版(医歯薬出版) ■授業時間: 水曜日 9:00~11:50 ■オフィスアワー: 宮崎 真至 水曜日 17:00~18:00 ■成績評価: 実習成果物および実習後試験(40%)と実習試験(60%)で総合的に評 価する。 なお,保存修復学実習Ⅱの成績は,歯科保存学第Ⅰ講座と小児歯科学 講座の実習評価点数の平均を全体の評価とする。 ■注意事項: 実習に教科書および参考書を持参すると理解しやすい。 なお,実習後試験(5回)および実習試験(1回)を行う。 ■準備事項:事前に実習書および教科書を読んで,実習内容および学修到達 目標を理解しておくこと。 授業日・担当者 第1回9月 16 日 宮崎 真至 瀧川智義 陸田明智 高見澤俊樹 川本 諒 新井 智 鈴木治仁 青島 裕 青木文良 五十嵐薫 真下裕道 若松英輝 市石芳博 後藤誠之 福本敬一 角野奈津 佐藤 光 他 実 習 項 目 1.光重合型レジン修復 (3ステップ) 1)器材の名称と取扱い 2)前準備処置 (ラバーダム防湿) 3)感染歯質の除去 ClassⅠ O 36 4)歯面処理 5)充填および圧接 6)研磨 升谷滋行 黒川弘康 坪田圭司 辻本暁正 関東英雄 宮 直利 鈴木敏裕 秋山佳英 天野 晋 金丸壽良 (教1)pp.139-166 今井 元 岩崎圭祐 (参1)pp.50-57, pp.72-79, 佐藤幹武 pp.126-127 吉野引三 本淨 学 吉田武史 学 修 到 達 目 標 ・ 光重合型レジン修復の一般的手 順を理解する。 ・ 器材の名称と取扱いを学ぶ。 ・ ラバーダム防湿(臼歯部1歯露 出)を学ぶ。 ・ 齲蝕検知液を用いた感染歯質の 除去を学ぶ。 ・ 修復材の歯質接着性の有無で窩 洞形態が異なることを理解する。 ・ 歯面処理を学ぶ。 ・ 充填および圧接を学ぶ。 ・ 流動性の異なるコンポジットレ ジンの特徴を理解する。 ・ 研磨を学ぶ。 授業日・担当者 第2回9月 30 日 宮崎 真至 他 実 習 項 目 1.光重合型レジン修復 (3ステップ) 1)器材の名称と取扱い 2)前準備処置 (歯肉排除) 3)感染歯質の除去およ び欠損内面削除 ClassⅤ La 21 くさび状欠損 La 23 4)歯面処理 5)充填および圧接 6)研磨 7)実習後試験 学 修 到 達 目 標 ・ 光重合型レジン修復の一般的手 順を理解する。 ・ くさび状欠損の処置方針を理解 する。 ・ 器材の名称と取扱いを学ぶ。 ・ 歯肉排除を学ぶ。 ・ 感染歯質の除去を学ぶ。 ・ 歯面処理を学ぶ。 ・ 充填および圧接を学ぶ。 ・ 研磨を学ぶ。 ・ 学んだ内容について試験する。 (教1)pp.139-166 (参1)pp.50-57, pp.72-79 第3回 10 月7日 宮崎 真至 他 1.光重合型レジン修復 ・ 光重合型レジン修復の一般的手 (2ステップ) 順を理解する。 1)器材の名称と取扱い ・ 器材の名称と取扱いを学ぶ。 2)感染歯質の除去 ・ 感染歯質の除去を学ぶ。 ClassⅢ MLa 12 ・ 隔壁および歯間分離を学ぶ。 ClassⅢ MP 11 ・ 歯面処理を学ぶ。 3)前準備処置 ・ 歯面処理の違いを理解する。 (隔壁および歯間分離) ・ 充填および圧接を学ぶ。 4)歯面処理 ・ 研磨を学ぶ。 5)充填および圧接 6)研磨 (教1)pp.139-166 (参1)pp.50-57, pp.72-79 授業日・担当者 第4回 10 月 14 日 宮崎 真至 他 実 習 項 目 学 修 到 達 目 標 1.光重合型レジン修復 ・ 光重合型レジン修復の一般的手 (2ステップ) 順を理解する。 1)器材の名称と取扱い ・ 器材の名称と取扱いを学ぶ。 2)感染歯質の除去 ・ 感染歯質の除去を学ぶ。 ClassⅣ LaMPI 21 ・ 隔壁および歯間分離を学ぶ。 3)前準備処置 ・ 歯面処理を学ぶ。 (隔壁および歯間分離) ・ 充填および圧接を学ぶ。 4)歯面処理 ・ 研磨を学ぶ。 5)充填および圧接 6)研磨 ・ ラバーダム防湿(前歯部多数歯 7)ラバーダム防湿法 露出)を学ぶ。 8)実習後試験 ・ 学んだ内容について試験する。 (教1)pp.139-166 (参1)pp.50-57, pp.72-79 第5回 10 月 21 日 宮崎 真至 他 1.光重合型レジン修復 ・ 光重合型レジン修復の一般的手 (1ステップ) 順を理解する。 1)器材の名称と取扱い ・ 器材の名称と取扱いを学ぶ。 2)感染歯質の除去およ ・ 感染歯質の除去を学ぶ。 び欠損内面削除 ・ マトリックスバンドおよびマト ClassⅡ MO 24 リックスリテーナーを用いた隔 3)前準備処置 壁を学ぶ。 (隔壁および歯間分離) ・ 歯間分離を学ぶ。 4)歯面処理 ・ 歯面処理を学ぶ。 5)充填および圧接 ・ 歯面処理の違いを理解する。 6)研磨 ・ 流動性の異なるコンポジットレ ジンの特徴を理解する。 (教1)pp.139-166 ・ 充填を学ぶ。 (参1)pp.50-57, ・ 研磨を学ぶ。 pp.72-79, pp.126-129 授業日・担当者 第6回 10 月 28 日 宮崎 真至 他 実 習 項 目 学 修 到 達 目 標 1.光重合型レジン修復 ・ 光重合型レジン修復の一般的手 (1ステップ) 順を理解する。 1)器材の名称と取扱い ・ 器材の名称と取扱いを学ぶ。 2)感染歯質の除去 ・ 感染歯質の除去を学ぶ。 ClassⅡ OD 14 ・ V リング,マトリックスおよびウ 3)前準備処置 ェッジを用いた隔壁および歯間 (隔壁および歯間分離) 分離を学ぶ。 4)歯面処理 ・ 歯面処理を学ぶ。 5)充填および圧接 ・ 流動性の異なるコンポジットレ 6)研磨 ジンの特徴を理解する。 7)実習後試験 ・ 充填を学ぶ。 ・ 研磨を学ぶ。 (教1)pp.139-166 (参1)pp.50-57, ・ 学んだ内容について試験する。 pp.72-79, pp.126-129 第7回 11 月4日 宮崎 真至 他 2.コンポジットレジ ・ ンインレー修復 1)器材の名称と取扱い ・ 2)感染歯質の除去 3)前準備処置 ・ (隔壁および歯間分離) ・ 4)裏層 ・ 5)窩洞形成 ・ ClassⅡ MO 24 6)レジンコーティング ・ 7)仮封 ・ (教1)pp.210-215 ・ (参1)pp.134-137 第8回 11 月 11 日 宮崎 真至 他 2.コンポジットレジ ンインレー修復 1)器材の名称と取扱い 2)インレー体の作製 ClassⅡ MO 24 3)インレー体内面処理 4)歯面処理 5)合着 コンポジットレジンインレー修 復の一般的手順を理解する。 直接法と間接法修復の違いを理 解する。 感染歯質の除去を学ぶ。 隔壁および歯間分離を学ぶ。 裏層を学ぶ。 コンポジットレジンインレーの 窩洞の特徴を理解する。 コンポジットレジンインレーの 窩洞形成を学ぶ。 レジンコーティングを学ぶ。 仮封を学ぶ。 ・ コンポジットレジンインレー修 復の一般的手順を理解する。 ・ コンポジットレジンインレー修 復の特徴を理解する。 ・ 器材の名称と取扱いを学ぶ。 ・ コンポジットレジンインレーの 作製を学ぶ。 ・ レジンセメントの取扱いを学ぶ。 授業日・担当者 実 習 項 目 6)余剰セメントの除去 7)咬合調整 8)研磨 9)実習後試験 ・ ・ ・ ・ ・ 学 修 到 達 目 標 合着操作を学ぶ。 余剰セメントの除去を学ぶ。 咬合調整を学ぶ。 研磨を学ぶ。 学んだ内容について試験する。 (教1)pp.210-215 (参1)pp.134-137 第9回 11 月 18 日 宮崎 真至 他 3.グラスアイオノマー セメント修復 1)器材の名称と取扱い 2)前準備処置 (歯肉排除) 3)感染歯質の除去 ClassⅠ O 46 根面齲蝕 La 11 4)前準備処置 (ラバーダム防湿) 5)歯面処理 6)セメント練和 7)充填および圧接 8)研磨 9)実習後試験 ・ 従来型およびレジン添加型グラ スアイオノマーセメント修復の 一般的手順を理解する。 ・ 根面齲蝕の処置方針を理解する。 ・ 器材の名称と取扱いを学ぶ。 ・ セメントの違いによる修復法の 違いを学ぶ。 ・ 歯肉排除を学ぶ。 ・ 感染歯質の除去を学ぶ。 ・ グラスアイオノマーセメントの 取扱いおよび練和を学ぶ。 ・ ラバーダム防湿(臼歯部多数歯露 出)を学ぶ。 ・ 充填および圧接を学ぶ。 ・ 研磨を学ぶ。 ・ 学んだ内容について試験する。 (教1)pp.167-174 (参1)pp.80-81 第 10 回 11 月 25 日 4.実習試験 宮崎 真至 他 ・ 実習を通し学んだ内容について の理解度を実技試験にて評価す る。 学修目標 小児期の齲蝕予防ならびに齲蝕歯の歯冠修復について基礎的事項を理解する。とく に臨床で広く用いられている治療方法について,顎口腔の発育変化との関連性をふま えて学修することを目的とする。 ■教 科 書: 1小児歯科学基礎・臨床実習(医歯薬出版) 2小児歯科学 第4版(医歯薬出版) ■参 考 書: 指定なし ■授業時間: 水曜日 9:00~11:50(第 14 回のみ土曜日) ■オフィスアワー: 白川 哲夫 月曜日 17:00~18:00 新国七生子 月曜日 17:00~18:00 ■成績評価: 実習成果物(30%) ,実習前試験(20%)および実習総括試験(50%)で 総合的に評価する。 なお,保存修復学Ⅱ・小児歯科学Ⅰ実習の成績は,歯科保存学第Ⅰ講 座と小児歯科学講座の実習評価点数の平均を全体の評価とする。 ■注意事項: 実習に必要な器具・器材および実習書を持参すること。また,実習に 教科書および参考書を持参すると理解しやすい。 なお,実習前試験(4回)および実習総括試験(1回)を行う。 ■準備事項:事前に実習書および教科書を読んで,実習内容および学修到達 目標を理解しておくこと。 授業日・担当者 第 11 回 12 月2日 新国七生子 白川 哲夫 髙森 一乗 武井 浩樹 他 実 習 項 目 学 修 到 達 目 標 5.ラバーダム法および ・ 小児歯科診療における診療姿勢 幼若永久歯の予防塡塞 を理解し,習得する。 1)実習前試験 ・ 小児歯科診療におけるラバーダ 2)診療姿勢 ム(防湿)法の重要性を理解し, 3)ラバーダム 手順を習得する。 4)歯面処理 ・ 幼若永久歯の予防填塞の要点と 5)予防塡塞 手順を習得する。 ・ レジン系シーラント材とグラス (教1)pp.33-40, アイオノマーセメント系シーラ pp.125-127, ント材の使い分けについて学ぶ。 pp.173-174 授業日・担当者 第 12 回 12 月9日 新国七生子 他 実 習 項 目 学 修 到 達 目 標 6.乳臼歯のレジン修復 ・ 乳臼歯の形態的特徴に応じた窩 ① 洞形成の留意点および窩洞外形 1)実習前試験 を学ぶ。 2)ラバーダム法 ・ コンポジットレジン修復に用い 3)窩洞形成 る器具の種類と使用方法を学び 手順を習得する。 (教1)pp.41-48, pp.191-198 第 13 回 12 月 16 日 6.乳臼歯のレジン修復 ・乳歯に対する成形修復材の用法の 新国七生子 ② 要点と手順を習得する。 他 1)実習前試験 2)ラバーダム法 3)隔壁 4)レジン充填 5)研磨 (教1)pp.41-48, pp.191-198 第 14 回 12 月 19 日 (土) 新国七生子 他 7.ブラッシング指導お ・ 保護者に対して小児へのブラッ よびフッ素塗布 シング法を指導するうえでの要 1)実習前試験 点と手順を習得する。 2)ブラッシング指導 ・ 小児患者に対するブラッシング 3)フッ素塗布 指導の要点と手順を理解する。 ・ フッ素による齲蝕予防の要点と (教1)pp.8-11, 手順を習得する。 pp.121-125, pp.165-173 第 15 回1月 13 日 新国七生子 他 8.実習総括試験 ・ 学んだ内容についての理解度を 試験する。
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