「水管理で稲体の活力維持」(PDFファイル)

平成 27 年 7 月 3 日発行
おいしい
情報
づくり
米
No.8
●南魚沼市 ●NOSAI魚沼 ●JA魚沼みなみ
現在の生育情報(6 月 20 日現在)
調査内容
草 丈(㎝)
茎数(本/坪)
葉 数(葉)
葉色
(SPAD値)
今年
33.9
871.1
7.7
39.0
前年
38.3
1189.1
8.1
41.6
指標値
35.0
920.0
7.5
38.0
前年比
89%
73%
95%
94%
指標値比
97%
95%
103%
103%
現在の生育は、指標値
に比べ草丈、茎数、葉
色ともに「並」の状態
です。また、葉齢につ
いても平年並みに推移
しています。
※管内12圃場の平均値、平均田植日5月24日
中干し終了 ➡ 水管理で稲体の活力維持!
中干しは出穂期30日前頃(7月10日頃)までに終了し、中干し直後は浅水の間断灌水から
徐々に飽水管理へ移行しましょう。
中干し終了
➡
間断灌水
➡
飽水管理
★間断灌水とは … 浅水湛水状態と落水状態を 2 ∼ 3 日間隔で繰り返す水管理
★飽水管理とは … 水尻を止めた状態で入水と自然減水を繰り返す水管理
【飽水管理イメージ図】
田面の高い部分がしっかり
湛水する程度に入水
自然に減水し、
足跡や溝に
水が残っているうちに再び入水
田面をしっかり露出させ、土壌中に
酸素を供給するイメージで!
∼ねらい∼
● 新鮮な水の供給 → 稲体の活力維持!
● 適度に田面を露出させ土壌中に酸素を供給 → うわ根の発生促進、根の健全化!
※長期間の湛水状態は、根の酸素不足により根腐れや下位葉の枯れ上がりにつながります。
飽水管理は登熟後期まで実施しましょう!
※水は限りある資源ですので、用水は大切に使用してください。
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裏面もごらんください。
一斉草刈り週間
∼カメムシからお米を守るために∼
7月11日(土)∼ 7月20日(月・祝)
地域全体で一斉に草刈りを行い、より効率的にカメムシの生息密度を減らして
大切なお米を守りましょう!
刈り草は用水路や河川には流さないでください‼
刈り草が用水路や河川に流れると、下流の取水や漁業関係者等に迷惑をかけて
しまいます。刈り草は、適切な処理をお願いします。
◎ 穂肥
穂肥施用は米の実りを左右する重要な作業です。登熟後期まで栄養を確保しましょう!
【穂肥の施用時期と施用量】
肥料名
有機 30 魚沼ロマン
穂肥専用
魚沼ロマン 有機穂肥
アグリフラッシュ
成分(%)
N
P
K
1回目
(出穂前 15 ∼ 12 日) 2 回目(出穂前 7 ∼ 5 日)
幼穂長
施肥量
幼穂長
施肥量
12
4
10
約2㎝∼ 8㎝
9 ∼ 13㎏
約18㎝∼ 20㎝
9 ∼ 13㎏
10
4
12
約2㎝
10 ∼ 15㎏
約18㎝
10 ∼ 15㎏
14
14
14
約8㎝
7 ∼ 10㎏
約20㎝
7 ∼ 10㎏
【効果】
時期
1回目の穂肥(出穂15 ∼ 12日前)
2回目の穂肥(出穂7 ∼ 5日前)
効果
①有効茎歩合の向上 ②籾数の確保
①登熟の向上 ②千粒重の増大
特徴
生育状況に合わせて施用時期・量を決め
ましょう。
(場合によっては施用を見送る)
施用の時期が早いと下位節間の伸長を促
し、倒伏を助長する恐れがあります。
2回目の施用時期に穂肥を行っても、下
位節間は伸長しません。また、稈の強度
を高め、倒伏軽減につながります。
穂肥指導会を7月14 ∼ 16日に各地区にて行います。多くの方の来場をお待ち
しています。※会場は別紙の「穂肥指導会のご案内」をご確認ください。
◎ 穂いもち病
葉いもち病が発病した場合、発病初期に薬剤散布を行い、穂いもち病への移行を防ぎま
しょう。こまめに圃場に足を運び、早期発見・早期防除に努めてください。
薬剤名
ブラシン粉剤
使用時期
葉いもち:発病初期
穂いもち(予防):出穂直後∼穂揃い期
※収穫 21 日前まで
使用量 /10a
3 ∼ 4㎏
いもち病の発病が見ら
れたら米穀課までご連
絡ください。
ご不明な点等がございましたら JA 魚沼みなみ米穀課(TEL777-3180)までお問い合わせください。
※お願い 農繁期を中心に電話の掛け間違いが発生しています。電話番号を確認し、慌てずにお掛けください。