学年・領域 4年 器械運動 跳び箱 単元名 「Let’sジャンプ!ジャンプ!!ジャンプ!!!」 (開脚跳び) B:教師のつけたい力 指導によせて 動きの面 A:子どもがひかれるもの ・ロイター板を鋭く踏む。 ・跳び箱を跳び越えた後の喜び。 ・ロイター板を鋭く踏み切った後 の心地よさ。 学びの面 めざす「かかわり」の姿 ・鋭い踏み切りをするために必要 ・友だちの動きを見て、アドバ な助走と踏み切った後の空中姿 イスをしたり、自分の動きに 勢の取り方を友だちの動きから 生かしたりする姿。 考える。 C:A と B の重なりを大きくする支援 ・跳び箱サーキット 「ケン・グーゾーン」踏み切り前の動作 「スーパーマンゾーン」鋭く踏み切る動作、踏み切り後の空中姿勢の動作 かかわりを生み出す支援 「うさぎ跳びゾーン」開脚跳びの動作 ・動きのポイントをわかりやす 「馬跳びゾーン」リズムを取る動作 くするために動きを分けた場 「三段跳び箱ゾーン」着手後の動作 を作った。 (跳び箱サーキット) 「ステージ跳び上がりゾーン」鋭く踏み切る動作 「着地ゾーン」着地の動作 ・ 『good ファイト』カード・・・友だちの動きを見て、良いと思ったら good・改善点があったらファイトを示す。 ・学習プリント・・・学習プリントを使って、助走・踏み切り・着手・空中姿勢・着地の5つのポイントを記す。 ・お手本・・・お手本を見せ、ロイター板に鋭く踏み込む時とそうではない時の違いから鋭く踏み込むことの大 切さに気づく時間を取った。 かかわりたくなる時 本単元で子どもたちがかかわりたくなる時は、 「自分の踏み切りは鋭くできているか」と思う時である。今回、 跳び箱の跳び方を開脚跳びとしていることで、全員が経験している跳び方である。そのため、跳び越えるだけで あれば、できていると感じている子が多いと考える。しかし、鋭くロイター板を踏み切る課題を与えることで、 踏み切った後の腰が大きく上がり、着地までの空中姿勢に余裕が生まれ、今までとは違った空中感覚に気づくで あろう。器械運動では、自分の動きを確認することが難しく、この空中感覚が「できているのか」「できていな いのか」を判断しづらい。そのため、自分の動きと相手の動きをチェックし合うかかわり合いが自然と生まれる。 お互いに動きをチェックし合うことを通して、かかわり合う楽しさも感じさせていきたい。 子どもの学びの姿 1~3時間目までは、まず、全員が開脚跳びを跳べるようにすることを中心に学習を進めた。学習プリントの 5つのポイントと跳び箱サーキットの動きのポイントを抑えておくことで、子どもたちの動きを見る視点が自然 と助走、踏み切り、着手、空中姿勢、着地に絞ることができた。4時間目からは、踏み切りを鋭くすることの大 切さを全員で確認したことで、助走が大切だと気づく子が多く、助走からスムーズな踏み切りを意識し、 「ケン・ グー」を合言葉に学習に取り組む姿が見られた。勢いのある助走からスムーズな踏み切りを意識しておくことで、 次の学年以降で、台上前転、かかえ込み跳び、大きな開脚跳び、首はね跳びなどへの技につながる機会になった と感じた。 単元計画(全5時間) ○学習活動 「Let’sジャンプ!ジャンプ!!ジャンプ!!!」 単元名 ・教師の支援 時間 1 2 3 4 5 学習 開脚跳びで 開脚跳びで 開脚跳びで 開脚跳びを進化させよう 自分の開脚跳びを 課題 着地を意識しよう 着手を意識しよう 踏み切りを意識しよう ○オリエンテーションをする。 ○跳び箱サーキットに取 ・これからする開脚跳びの見 通しを持たせる。 内 容 ・踏み切りを鋭くした時とそう ○跳び箱サーキットに取り組 む。 「ケン・グーゾーン」 ではない時の違いを意識させ 「ケン・グーゾーン」 「スーパーマンゾーン」 「スーパーマンゾーン」 る。 「スーパーマンゾーン」 仕方とそれぞれの場での 「うさぎ跳びゾーン」 「うさぎ跳びゾーン」 動きのポイントを抑える。 「馬跳びゾーン」 「馬跳びゾーン」 「ケン・グーゾーン」 「馬跳びゾーン」 ○跳び箱サーキットに取り組 「三段跳び箱ゾーン」 「三段跳び箱ゾーン」 「スーパーマンゾーン」 「三段跳び箱ゾーン」 む。 「ステージ跳び上がり 「ステージ跳び上がりゾー 「うさぎ跳びゾーン」 「ステージ跳び上がりゾー 「ケン・グーゾーン」 ゾーン」 ン」 「馬跳びゾーン」 ン」 「スーパーマンゾーン」 「着地ゾーン」 「着地ゾーン」 「三段跳び箱ゾーン」 「着地ゾーン」 ・開脚とびに向けて、自分に 「ステージ跳び上がりゾーン」 ○開脚跳びに取り組む。 「うさぎ跳びゾーン」 習 む。 ○お手本を見せる。 「ケン・グーゾーン」 ・跳び箱サーキットの準備の 学 り組む。 ○跳び箱サーキットに取り組 発表しよう ○開脚跳びに取り組む。 「馬跳びゾーン」 ・跳び箱サーキットで意 「三段跳び箱ゾーン」 識さ せたポイン トを 「ステージ跳び上がりゾー 思い 出させなが ら取 ン」 り組ませる。 「着地ゾーン」 ・着手の時に突き放すこ ○開脚跳びに取り組む。 との 大切さを意 識さ ・跳び箱サーキットで意識さ せる。 せたポイントを思い出さ せながら取り組ませる。 ○跳び箱サーキットに取り組む。 必要だと思う動きに積極的 「着地ゾーン」 に取り組ませる。 ・お手本の踏み切りを意識する ○開脚跳びに取り組む。 ・跳び箱サーキットで積極的 に取り組んだ動きを意識し ながら取り組ませる。 ・鋭い踏み切りを共通理解す る。 ために必要な動きが何かを 意識させて取り組ませる。 ○開脚跳びに取り組む。 ・鋭い踏み切りを特に意識させ る。 ・動きが大きくなるため、着地 に注意をすることも抑える。 ・着地をピタッと止めること を意識させる。 かかわりを生み出す支援 ・学習プリントからアドバイスに必要な視点を絞る。(助走、踏み切り、着手、空中姿勢、着地) 「うさぎ跳びゾーン」 ・鋭い踏み切りだけでなく、 着地を決めるまでが技だ と意識させる。 ○発表会をする。 ・自分のできる高さで開脚 跳びをする。 跳び箱サーキット 図 ステージ マット4枚 ケン 馬跳びゾーン 踏 切 白 グー 板 青 ケン 青 グー ケン 踏 踏 切 切 板 板 マ マ ッ ッ ト 大 ト 大 5段 5段 中 中 3段 3段 小 小 1段 1段 緑 うさぎ跳びゾーン ロングマット1枚 赤 ソフトマッ ソフトマッ ト2枚 ト1枚 マット5枚 黄 紫 ×2 開きゃくとび練習 図 ステージ ふみきり板 ふみきり板 ふみきり板 ふみきり板 8段大 7段大 6段小 5段小 1段小 ソフトマット ソフトマット ソフトマット マット2枚 3段小 マット マット
© Copyright 2024 ExpyDoc