Simple English http://simpleenglish81.com 余計なことは覚えるな！私の英会話スクール WENSday（ウェンズデー）では「何を教えないか」ということをインストラクター（先生）をトレーニングする時のマニュアルに書いてあります。何を教えないか？ちょっと聞くとこれは、何のことか分からないでしょう。ここで「大人のための勉強法」（和田秀樹、PHP 新書）から引用させていただきます。和田さんは医学部を卒業し、経済学や教育にも詳しく、多数の著作を持っている方です。「新しいことを覚えると前に覚えたことを忘れるというのは、心理学の世界では逆行抑制というが、勉強をする際には余計なことを覚えようとしないといういことと、新たなことを覚えた時は、前にやったことを復習しておくというのが、この逆行抑制への確実な対処法といえるだろう。これは、実は入力段階にもかかわってくることだ。特に資格試験の勉強などの場合、覚えることを必要最小限にするのは、成功の鉄則とされている。そのために出題傾向を分析し、必要な知識とあまり出そうにない知識のセレクションが必須なのである。自分の記憶によほどの自信がない限りは、入力情報の取捨選択は、大人の勉強の第一条件と言ってよいくらいだ。」この引用の中で「必要な知識とあまり出そうにない知識のセレクション」とありますが、これは私が過去２０年やってきたことだなぁと思いました。私は語句も文法も、必要、不必要、そしてその中間とセレクションして、Simple English というメソッドをまとめました。もちろん、本当に身になっているものはよいですが、皆さんの大半がやっているように、あっちこっちと、文法、イディオム、発音と、知識だけを断片的に詰め込むと、効率が悪いばかりか、かえって分からなくなってきます。そして、一番悪いことに、知らず知らずに心に負担をかけています。そして、このことに気づいていないことは、「悲しい」とまで私は言いたいのです。 Simple English http://simpleenglish81.com