晴れた日に38915円が見える 6月相場は買場に。9月22500円想定は変わらず 4月20000円達成。6月は欧州に注意も9月22500円、2016年は28000円も 今秋は建設株に期待。金利の釘付け政策発動の可能性 チーフテクニカルアナリスト 兼 シニアストラテジスト 木野内 栄治 1988年に大和証券に入社。各種アナリストランキングにおいて、2003年 から13年連続となる直近まで、市場分析部門などで第1位を獲得。平成 24年度東洋経済新報社高橋亀吉記念賞優秀賞受賞。日経ヴェリタス 月例コラム執筆担当、ロイター通信日本語ニュースサイト・コラム執筆、 TV東京系列の経済番組ニュースモーニングサテライトのレギュラーコメ ンテーター、景気循環学会の理事なども務める。 2015年6月 木野内栄治 この資料は、ミーティング等における投資情報の提供活動に際し補助的資料として作成したもので、投資勧誘を意図するものではありません。投資の決定はご自身の判断と責任でなされますようお願い申し上げます。 事前の了承なく複製または転送等を行わないようお願いします。ご利用に際しては、末尾の開示事項の記載もご覧ください。なお、資料中の図表は作成時点の社名が作成者になっていることがありますが、ご了承ください。 大和証券株式会社 〒100-6752 東京都千代田区丸の内一丁目9番1号 グラントウキョウ ノースタワー 6/5現在 2 デフレ脱却はN字波動。財政均衡論台頭・金融緩和一巡で、株価上昇一服 200 1920年 =100 150 27/2 144.00 37/4 168.90 量 財 的 + 政 緩 出 和 動 34/3 135.00 緩 和 40 800 300 財金 政融 均緩 衡和 論一 台巡 頭 日 銀 引 44.60 き 30/10 受 け 50 400 2017年消費増税、2018年イエレ ン議長、黒田・安倍両総裁任期 105.90 量 財 35/7 的 + 政 100 ドル ここでの結論: 2017-18年は停滞期に 142.10 41/8 134.90 38/12 昭和恐慌前後の日本株 (フィッシャー指数、四半期、日付なし) 金 利 釘 付 け 政 策 大恐慌後のNYダウ 29/9 (日付なし) 381 財 政 出 動 200 出 動 37/3 194 56/4 521 量 財 的 +政 緩 出 和 動 255 53/9 163 46/10 100 40 財金 政融 均緩 衡和 論一 台巡 頭 41 32/7 50000 円 40000 89/12 38915 財 政 出 動 30000 111 40/6 98 38/3 85 34/7 財 政 出 動 96/6 22666 異 次 元 緩 和 財 政 均 衡 論 台 00/4 頭 量 的 緩 和 20833 10000 6000 14485 95/7 バブル以降の日経平均 共和党政権 1953-1956 1957-1960 1969-1972 1973-1976 1981-1984 1985-1988 1989-1992 2001-2004 2005-2008 161 49/6 92 42/4 20000 14309 92/8 419 57/10 53/1 293 46/5 212 58/12 583 07/7 06/4 17563 18261 量 財 的+ 政 緩 出 和 動 財 政 重 視 ? 量 財 的+ 政 緩 出 和 動 ? ? 12879 98/10 出所:米ダウジョーンズ社、日本経済新聞社 データなどより大和証券作成 7607 03/4 7054 09/3 特集――歴史に学ぶ、早大教授若田部昌澄氏、緊縮政策 ほぼ失敗(2013/09/29 日本経済新聞、赤棒線は筆者) ――アベノミクスを歴史的にどう評価するか。 「昭和恐慌後のデフレを収束させた高橋是清蔵相の政 策も、米大恐慌時のニューディール政策も基本的には同 じだ。金融緩和を軸にした景気浮揚策が経済の危機を救 う。逆に金融緩和をためらったり財政を絞る緊縮策はほ ぼ失敗する。にもかかわらず、不況期に緊縮論者が一世 を風靡する。これも歴史の常だ(赤字は筆者)」(中 略) 8160 11/11 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 0 4 05 0 6 07 0 8 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 大統領 アイゼンハワー アイゼンハワー ニクソン ニクソン・フォード レーガン レーガン ブッシュ(父) ブッシュ ブッシュ 平均 NYダウ前年比(%) 1年目 2年目 ▲ 3.8 44.0 ▲ 12.8 34.0 ▲ 15.2 4.8 ▲ 16.6 ▲ 27.6 ▲ 9.2 19.6 27.7 22.6 27.0 ▲ 4.3 ▲ 7.1 ▲ 16.8 ▲ 0.6 16.3 ▲ 1.2 10.3 3年目 20.8 16.4 6.1 38.3 20.3 2.3 20.3 25.3 6.4 17.4 4年目 2.3 ▲ 9.3 14.6 17.9 ▲ 3.7 11.9 4.2 3.2 ▲ 33.8 0.8 民主党の三期連続はまれで 共和党政権なら:緊縮策で 2017年株下落、2018イエレン 議長交代の可能性大 2 3 日本株は選挙前に政策期待で株高。9月20日頃の自民党総裁選に向け株高に (円) 衆 議 院 選 挙 21000 選参 挙議 院 5/23 15943 7/19 14953 12/8 18030 1399613885 2/5 4/11 13188 12416 8/28 6/13 日経平均(週足) 12 14529 10/17 出所:日本経済新聞社より大和証券作成 13 2013/7/21 参議院選挙 (日経平均は直前週の7/19高値) 2014/12/14 衆議院選挙 (日経平均は直前週の12/8高値) 2015/4/12、26 統一地方選挙 (日経平均は直前週の4/10、4/23高値) 2015/9頃 自民党総裁選挙 2015/10頃 衆参ダブル補選? 2016/7頃 参議院選挙 イメージ 14 統1 一5 地年 方4 選月 9 1 月5 年 15 日1 本6 で年 サ6 ミ月 頃 ト 参1 議6 院年 選7 挙月 頃 ッ 8488 7000 10/15 4/23 20252 12/30 16320 14000 ② 総自 裁民 選党 衆 議 院 選 挙 28000 ③ 16 2015/6頃 成長戦略取り纏め 2015/6頃 骨太方針 (公的債務残高/GDP重視なら秋の補正へ) 安保法制審議入り 支持率低下も 2015/10 2016/1 2016/4 マイナンバー交付開始 上方修正ラッシュか 上方修正ラッシュか 上方修正ラッシュか 3 財政健全化計画を巡る駆け引きは、安倍総理在任中は曖昧で手打ちか 4 安倍総理 2014年12月22日 公的債務残高/ GDP比率を見ようよ (もっと公共投資を!) 黒田日銀総裁 2015年2月12日 バーゼルで国債のリスクウェイトを検討し ている。財政健全化は大切です 民間議員 2015年2月12日 基礎的財政収支をGDP比率で見ましょう 安倍総理?(仮説) 議論のすり替えで、今 までと変わらないじゃ ないか!! と官邸の怒りを買ったと しか思えない豹変振り→ 政府筋 2015年6月3日 ロイター 社会保険料引き上げや所得税・相続税な ど、これまで色々議論してきた。しかし、 増税ありきという安易な発想にならないよ うに、18年度までの3年間は、歳出の質 の改革と税収増加を図ることで頑張りまし ょうということだ 4 5 年央∼秋・年末は建設株に期待 160 150 東証業種別指数 建設株 対TOPIXレシオケータ (日次、2011/1/4=100) 12/26 10/29 139.2 137.8 140 1/17 10/5 130.6 128.3 130 7/17 132.4 127.8 130.2 8/17 11/26 120 110 3/24 117.0 6/13 115.2 9/1 149.4 10/27 145.9 120.8 119.4 12/1117.5 5/11 2/20 112.8 109.1110.38/8 2/1 4/27 7/6 102.3 6/25 5/9 129.6 128.0 1/6 141.04 11/5 138.3 1/31 9/10 135.7 133.9 124.0 8/16 122.5 117.9 7/24 4/15 137.4 7/4 129.9 128.4 3/25 12/19 133.88 12/8 127.64 3/23 100 97.1 2/18 90 出所:東証データより大和証券作成 2011 2012 2013 2014 2015 5 6 黒田日銀総裁発言から雇用重視・追加緩和を再び連想か。127円/ドルイメージ 130 +9円だと 127円/ドル 円/ドルレート(日足) 円/ドル 12/8 121.85 30%ものパート比率を図示しながら、 「パート労働者という流動的な労働力の 需要が増加する局面を超え」「フルタイム の労働者の増加も本格化していくと期待 されます」(黒田日銀総裁2014年8月ジャ クソンホール講演訳より抜粋) 120 115.57 115.86 12/16 1/16 10/1 約9円/ドル 110.09 110 約9円/ドル 1/2 105.44 100 4/4 104.13 追加緩和 「女性や高齢者の労働参加率を高めることが 必要」と構造改革の重要性を指摘し、「日本銀 105.23 行による異次元の金融緩和は、デフレマインド 10/15 を払拭することによって、構造改革を後押しす ることになると考えています」(黒田日銀総裁 2015年5月ECBフォーラム講演より抜粋) 6/4 102.80 100.82 5/21 100.76 2/4 118.33 118.50 3/26 4/30 101.07 7/10 96.57 10/8 出所:日本銀行HP、Bloombergデータより大和証券作成 90 10 11 12 2013 1 2 3 4 5 6 7 2014 8 9 10 11 12 1 2 3 4 2015 5 6 6 7 低い潜在成長率を前提とした金利の釘付け政策を黒田日銀総裁は検討中か 3.金融危機後の緩慢な景気回復を巡る政策上の論点 少し長い目でみた政策上の論点を提示したいと思います。先般の金融危機後、各国では、非伝統的金融政策の実施にもかかわらず、景気回復が従来の 回復パスよりも緩やかなものにとどまっています。過去1年ほどの間、学界や中央銀行サークルでは、この点について活発な議論が行われてきました。こ れは、1930年代後半にアルビン・ハンセンが唱えた「長期停滞論」に関するローレンス・サマーズの再考に端を発しています。そして、金融危機後の緩慢 な景気回復について、需要サイドの恒常的な弱さに起因する見方や、供給サイドの生産性の低さに起因する見方などが提示されています。 このように、長期停滞論を巡っては様々な解釈や見解が存在しますが、こうした金融危機後の緩慢な景気回復を巡る議論を踏まえて、政策上の論点を3 点提示したいと思います。 第1の論点は、金融政策運営において供給サイドへの影響をどの程度考慮するべきなのか、ということです。先般の金融危機後における緩慢な景気回復 の背景の一つとして、需要の低迷が、設備・研究開発投資の減少や労働意欲の喪失等を通じて供給サイドを毀損し、さらに成長期待の低下が需要不足 を引き起こしうる、といった需要と供給の相互連関の重要性が指摘されています。一方、金融政策運営の伝統的な考え方によると、潜在成長率や自然失 業率といった供給サイドは、金融政策運営において所与のものとして扱われます。前述の緩慢な景気回復のメカニズムは、こうした伝統的な考え方にど のような影響を及ぼしうるのでしょうか。 第2の論点は、低い自然利子率のもと(≒低い潜在成長率。筆者注)での望ましい金融政策手段は何か、ということです。仮に、長期停滞論が示唆するよ うに、自然利子率が、今後中長期にわたって過去と比べて相対的に低い水準にとどまるのであれば、その間、名目金利がゼロ近傍にとどまり、さらに、金 利正常化後もゼロあるいは非常に低い水準に低下しやすくなる可能性があります。その場合、「出口の先」においても、現在行っている非伝統的金融政 策の役割が重要となり、ひいては、非伝統的金融政策はいわゆる「ニューノーマル」のもとでの伝統的金融政策として位置づけられるようになるのでしょう か。 第3の論点は、望ましいポリシー・ミックスとは何か、ということです。低い自然利子率のもとで経済が中長期にわたって停滞する場合、望ましい政策対応 として、金融政策、財政政策、構造改革をどのように組み合わせるべきなのでしょうか。また、そうした最善のポリシー・ミックスを制約しうる要因――例え ば、累増する政府債務残高や共通通貨圏のもとでの制約――がある場合には、次善のポリシー・ミックスとして、どのような政策間の代替が考えられるの でしょうか。(2015/6/4黒田日銀総裁講演録より抜粋。青赤傍線は筆者) アナリストの意見:金利の釘付け政策は、量的緩和に比べてポートフォリオリバランス効果が働きにく いので円安/ドル高効果が少なく米国のドル高不満に応え、長期借り入れに影響される長期投資に 働きかけるので設備投資や能力増強による雇用増加(供給サイド)に効果が期待できると思う。円安 効果はあまり期待してはいけないが、株価には効果的に。 7 8 高値圏での連騰後は1ヵ月後に買い場到来へ 日経平均連騰記録(開所来 15年6月1日現在) 21000 順位 連騰開始日 開始日価格 連騰最終日 最終日価格 連騰日数 1 19601221 1289.96 19610111 1403.06 14 2 19880210 23771.88 19880227 25284.87 13 3 19520624 237.12 19520707 259.59 12 3 19530105 364.89 19530119 424.96 12 3 19860301 13727.86 19860315 14664.47 12 3 20150515 19732.92 20150601 20569.87 12 7 19601101 1262.05 19601114 1321.44 11 7 19791122 6328.56 19791205 6507.65 11 9 19500810 103.78 19500821 114.99 10 9 19501223 99.26 19510109 106.36 10 9 19530723 359.45 19530803 397.08 10 9 19541221 335.27 19550106 366.93 10 9 19570605 518.73 19570615 532.72 10 9 19571228 474.55 19580114 513.49 10 9 19610323 1500.34 19610403 1599.66 10 9 19610617 1647.14 19610628 1734.82 10 9 19711217 2480.25 19711228 2713.74 10 9 19720520 3440.43 19720531 3636.79 10 9 19821030 7295.92 19821111 7708.32 10 9 19821223 7830.88 19830108 8210.02 10 9 19860807 17422.36 19860820 18936.24 10 円 19500 18000 12連騰 7連騰 19291 5/7 12/8 17935 出所:日本経済新聞社データより大和証券作成。日経平均の単位は円 9連騰 16500 9/25 16374 9連騰 12/30 16291 16795 1/14 7/30 15646 6連騰 3/7 15274 日経平均(日次) 15000 14778 8/8 14086 13853 11/8 13500 10/7 10 11 12 2013 13910 14006 4/14 5/19 14008 2/4 1 2 14532 10/17 3 4 5 出所:日本経済新聞社より大和証券作成 6 7 2014 8 9 10 11 12 1 2 3 2015 4 5 6 8 9 高値圏での連騰後は1ヵ月後に買い場到来へ。10連騰以上は景気回復のサイン 29000 5/17 27819 円 1988/2/27 まで13連騰 27000 26962 5/28 3/2 25682 27360 27149 7/4 7/19 26934 9/1 日経平均(日次) 23000 21217 1/4 11 12 1 1987 2 3 4 5 1988 6 7 8500 1982/11/11 まで10連騰 12/7 8026 7300 7772 12/22 10/14 7414 7803 1/25 6864 8/17 8 9 6849 10/1 10 1982 11 12 1 2 4 5 1986 6 7 12/16 18933 7/25 18050 4 9 5 17336 9/17 出所:日本経済新聞社などより 大和証券作成 5 6 7 19531 2/16 18544 1/13 17469 17263 7/10 8/4 15500 3 1983 8 2/2 20072 8/20 18936 19500 7918 2/22 2 3 1986/8/20 まで10連騰 17500 1 景 気 の 谷 21500 景 気 の 谷 7199 10/26 7000 86/11 12881 1/21 8528 5/23 2/16 8145 15674 5/17 12/17 13128 円 1/8 8210 8/20 18936 17263 8/4 5/9 16194 3/31 15859 15014 4/8 12 1985 5/9 8719 7900 9/6 7219 14000 8 1983/1/8 まで10連騰 7600 1986/3/15 まで12連騰 17000 12500 8800 円 8200 7/25 18050 18500 15500 11/26 23282 6700 円 8/5 7/12 28423 28099 25320 3/26 25000 21000 6/17 28342 8 15819 10/22 9 1986 10 景 気 の 谷 11 12 1 2 1987 3 9 米株は①最も緩和的な金融環境の終了と、②③在庫循環のフェーズに加え、④ドル高 歩調からは、金融引き締めによる株価調整ゾーン経過を示唆 20000 18000 16000 14000 12000 NYダウ 05/3 00/1 01/5 (月足、左軸、調整期間のボトム○印は月次終値) 117221133702/3 04/2 10940 10737 10635 10000 1986/12 利上げ (ドル) 8000 10128 00/12 7539 98/8 6000 1983/5 利上げ 90/7 2999 87/8 2722 83/11 1287 776 82/8 700 10 10 ② 2010/3 QE1終了 1994/2 利上げ 2014/10 QE3終了 決定 04/10 100 円/ドルレート (52週MA±15%カイリ) 98/8 147.66 02/1 135.15 94/1 113.60 100.35 93/8 79.75 95/4 110.65 97/6 101.25 99/11 ④ (%) 5 10 15 米製造業在庫 (前年比、3ヵ月MA) 出所:FRB、商務省より大和証券作成 米鉱工業生産(前年比、3ヵ月MA) 20 2013/5 QE3縮小 検討 金融引き締めによる株価調整ゾーン 2008年∼ (%) 15 10 ③ 90/4 89/6 160.20 151.80 91/6 142.05 0 -10 点線内は経験的な 「金融引き締めによる株価調整ゾーン」(別頁) ドル高は調整ゾーン終了を示唆 121.25121.10123.75 87/1288/11 90/10 60 -5 2 218.75 222.70 84/4 150 -10 -5 200 82/1 (円/ドル) 94/11 00/2 0 250 87/11 0 -15 2004/6 利上げ 84/5 5 4 1104 84/5 82/11 85/2 277.65 262.80 300 15 (%) 6 ① 1999/6 利上げ 1833 87/11 12 8 FF誘導目標(右軸、実線) 公定歩合(右軸、点線) 3739 3136 94/11 92/10 2863 91/12 2365 90/10 2000 1983∼2007年 6547 09/3 94/1 3978 4000 14 11/4 12810 10655 977411/10 10/6 10027 04/10 8235 01/97286 02/10 米鉱工業生産(前年比、3ヵ月MA) 20 金融引き締めによる株価調整ゾーン (%) 07/10 14164 10 10/6 5 05/1207/6 124.14 121.40 115.54 02/7 101.69 05/1 直近 14/12 121.85 10/5 94.99 (%) 0 -15 -10 -5 0 -5 87.13 84.83 09/1 09/11 5 10 15 米製造業在庫 (前年比、3ヵ月MA) 出所:FRB、商務省より大和証券作成 75.35 11/10 出所:ダウジョーンズ社、FRB、日銀より大和証券作成 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 -10 10 11 現職が出馬しない大統領選前年5月は一旦天井も、遊説の佳境と共に8月前後まで堅調に 310 52/12 292 NYダウ(月足) 51/9 ($) 290 276 50/1 170 民主党 ↓ 共和党 51 59/7 674 ($) 52 60/1 685 60/6 656 650 825 68/3民主党 800 700 66 67 68 87/8 2736 2700 566 60/10 共和党 ↓ 民主党 450 436 58/2 58 59 60 6000 民主党 ↓ 共和党 7400 98/9 98 99 00 07/7 07/10 1402 14198 ($) 13000 88/12 2188 11939 07/3 11000 11634 08/1 10661 10683 06/1 06/7 1800 1755 86/9 1200 7443 98/1 15000 2100 1500 8000 ↓ 共和党 744 66/10 2400 550 350 9654 00/10 ($) 750 00/9 11401 大統領選 197 50/7 50 67/9 943 68/12 985 00/1 11750 900 210 190 196 66/2 995 99/8 11365 12000 10000 256 52/5 242 51/6 230 ($) ($) 1000 270 250 1100 1616 87/10 1502 86/1 86 87 共和党 ↓ 共和党 88 共和党 ↓ 民主党 9000 7000 6 7 7449 08/11 08 再選を目指さない民主党大統領後に民主党の大統領が誕生したことはない。出所:ダウジョーンズ社より大和証券作成 11 12 税還付終了でSell in May! ただ、振り返れば6月央には買い場 (ドル) 19000 米国株には5月頃高値、6-8月頃安値のパターン 18000 4/4 12/3116631 16588 17000 NYダウ 16000 5/22 15542 (ザラ場データによる週足) 15000 14000 13000 12000 5/10 11670 11000 10000 9000 5/19 18351.36 12/26 18103 10698 6/14 10683 7/18 7/1710/11 14021 6/1 14198 13692 5/19 2/20 13136 12795 8/11 12724 11867 12517 11/26 119398/16 11731 3/14 3/10 10827 7/15 5/2 7/7 12876 12753 4/26 11258 6/11 8877 8000 9614 7/2 11862 6/15 11555 3/16 10404 10/4 2006 2007 2008 2009 12035 6/4 毎年の米個人税還付金累計額 (mil$) 400000 2008年ブッシュ減税 350000 2010年 2009年 2012年 250000 7882 10/10 7449 11/21 6469 3/6 6000 10/5 14551 5/1 13661 6/24 13338 13784 2/25 300000 8087 7/8 7000 16333 8/8 16065 3/14 2007年 2013年 2003年ブッシュ減税 200000 2006年 150000 2001年ブッシュ減税 出所:ダウジョーンズ社データより大和証券作成 2011年 2002年 100000 2010 2011 2012 50000 2013 2014 2015 出所:米財務省より大和証券作成 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 12 欧州株にサマーラリーの季節性。メジャーSQ後の日本株は強い傾向 5/22 6876 7000 6500 FT100指数(週足) 4/16 5834 6000 3/14 5989 9/14 5933 6023 6/24 5500 5606 11/16 5592 5519 3/15 11/30 5000 5033 2/8 5/7 4521 4500 4000 2/21 5/3 7/8 6106 61046084 4096 7/13 5230 6/1 4790 7/1 4791 8/9 5/2 7/8 2/21 7600 7524 7442 9000 5/22 85587/24 8415 3/16 7194 1/11 10/206094 5888 5313 11/3 5433 2/5 出所:日本経済新聞社より大和証券作成 6951 11/16 6483 3/15 6000 5914 6/5 5834 5608 8/31 5/25 5000 4966 9/12 4653 4524 5/14 7/13 2009 10/28 6431 8/6 6387 メジャーSQ翌週の日経平均 週間上昇幅 同・上昇 週末日付 (円) 率(%) 2015/3/20 305.97 1.59 2014/12/19 249.82 1.44 2014/9/19 372.88 2.34 2014/6/20 251.58 1.67 2014/3/20 ▲ 103.43 ▲ 0.72 2013/12/20 467.31 3.03 2013/9/20 337.75 2.35 2013/6/21 543.61 4.29 2013/3/15 277.33 2.26 2012/12/21 202.50 2.08 2012/9/21 ▲ 49.39 ▲ 0.54 2012/6/15 110.06 1.30 2012/3/16 200.09 2.02 7656 7418 6/24 7000 4/19 ドイツDAX指数(週足) 4/26 6342 8000 9/21 7479 13 出所:Bloombergより大和証券作成 4000 2010 2011 2012 2013 13 14 VaRショックは中間期末までに収束。今年はボルカールールもあり6月でアク抜けへ 3 VaRとは、“Value at Risk”の略で、統計的手法を使って、 市場リスクの予想最大損失額を算出する指標。 (%) 2.7 米10年国債利回り 9/17 2.621 (日次) 6/5 2.408 11/6 2.387 2.4 金利が急上昇した後には、ボラティリティの上昇→リスク 量の増大→資産圧縮(売却)との圧力となりやすい。 3/6 2.242 2.137 10/15 2.1 2.122 5/29 2.06 12/16 2003年のVaRショックでは、一部の銀行の売りが金利上 昇を招き、さらに他の銀行が売る負の連鎖が発生し、債券 の暴落を招いた。当時も、量的緩和政策下であった。 1.84 4/3 1.8 1.642 1/30 出所:Bloombergより大和証券作成 1.5 9 10 11 2014 12 1 2 3 4 5 2015 6 7 8 1.4 1.7 (%) (%) 1.2 (日次) 1.3 6/5 0.844 12/3 1.1 1.057 0.8 0.6 1/21 0.524 0.4 0.302 1/30 0.2 0 10 11 2014 12 0.075 4/20 1 3/24 0.785 0.858 8/8 0.761 1/31 0.5 出所:Bloombergより大和証券作成 9 2/6 0.890 0.7 0.487 5/29 1.285 11/17 1.233 9/22 0.9 3/6 0.393 11/6 1.573 7/4 1.398 (日足) 1 0.756 10/15 2003年VaRショック時の 日本10年国債利回り 1.5 ドイツ10年国債利回り 9/12 1.082 9/3 1.690 2 3 4 5 2015 0.3 6 7 8 0.438 6/11 出所:Bloombergより大和証券作成 12 2002 1 2 3 4 5 6 2003 7 8 9 10 11 14 欧州系銀行のポジションは、欧州QEを受けて再拡大の模様。6月に注意 21000 (円) 日経平均(週足) 19000 5/23 15942 17000 12/30 16320 15000 13000 11000 9000 8136 11/25 7000 12415 6/13 3/30 10255 7/8 10208 8239 6/8 14026 11/8 13964 5/21 14529 10/17 欧州QEをうけて、一旦ポジション を取ってしまった印象。アンワイン ドに注意 8619 11/13 50,000 32 (億株) 30 (枚) 日経平均先物 仏ニューエッジ証券 建玉(当限+翌月、左軸) 40,000 28 30,000 26 20,000 24 22 10,000 20 0 18 -10,000 16 14 -20,000 10 出所:各取引所データより大和証券作成 -40,000 2011 2012 2013 2014 かつてない買いポジションの縮小。 債券ポートのヘッジの買い建てが無くなったと見られる。 ニューエッジ・ジャパン証券、商品先物業務を縮小 2014/12/17 日本経済新聞 ニューエッジ・ジャパン証 券は日本で商品先物業務を縮小する。対面による売 買注文の受託や、営業業務を廃止する。日本での商 品先物の売買注文執行は人を介さない自社のサー バー経由のみに一本化して、業務を効率化する。 ニューエッジは仏ソシエテ・ジェネラルグループで、日 本では国内法人や海外投資家を相手に、主に東京商 品取引所や海外商品市場への売買注文の仲介を手 掛けている。 日本には十数人を配置し石油会社などを相手に人を 介しての売買注文の受託や、顧客への営業活動も展 開していた。 ただコンピューターを駆使した高速取引の普及で、海 外投資家が人を介さずサーバーを経由して、取引所に 直接発注する事例が増えた。 ソシエテ・ジェネラルが世界規模で事業を再構築して いることで、日本の商品業務も年内から来年にかけ業 務縮小を決めた。 ニューエッジは引き続き東商取の会員資格を保有し、 日本で売買仲介は継続する方針。4∼9月の東商取に おけるニューエッジのシェアは14%と首位だ。 12 裁定買残(当限・翌限合計、右軸) -30,000 15 2015 8 トップシェアにもかかわらず業務を縮 小するのは親銀行の自己勘定の撤 退以外考えにくい。 15 16 5・13週のD.C.処から反落し保ち合い・26W割れとなると、一週間急落しやすい 43000 (円) 40000 8/25 2736 2900 12/29 38957 ($) 2/6 37886 2600 37000 34000 4手 31000 1989年頃の 日経平均(日足) 5・13・26WMA 1700 27251 4/5 25000 11 12 1 2 1989 3 1400 4 7 8 9 4000 375 3/21 3895 3800 9/3 381 3743 1/4 2 339 338 7/29 8/9 325 10/4 3552 3570 4/4 4/20 3623 5/11 3 1994 4 5 262 1929年の NYダウ(日次) 225 195 14手 12/10 5手 255 5手 3400 1 12 10/10 353 285 1994年頃の NYダウ(日足) 12 1993 7/8 347 315 3756 3/2 11 345 3859 2/7 3600 10 1987 ($) 1/31 2/17 3985 3957 1745 12/4 1616 10/20 1990 ($) 12/23 2010 1987年の 5手 NYダウ(日足) 2000 32443 2/26 28000 2499 2475 9/8 9/22 2300 36365 1/19 35098 11/7 10/2 2651 出所:Bloombergより大和証券作成 7 8 9 10 199 11/13 11 231 12/20 12 1929 16 17 欧州大陸の株価指数のチャートは下放れか 13000 4/10 12390 3/16 12219 5/26 11920 ドイツDAX指数(日足) 12000 11619 3/26 5W 2/3 10984 11000 11167 5/7 13W 9000 8000 26W 10594 2/10 10000 11064 6/8 9382 1/6 出所:Bloombergより大和証券作成 1 2 3 4 2015 5 6 7 17 18 18000円抜けは28000円どころを示唆。中期的には22500円がフシ 45000 円 日経平均 (日々終値による月足) 89/12 38915 40000 35000 フシどころで 26000∼28000円 30000 25000 20000 15000 88/8 28423 91/3 87/10 27146 26646 28002 90/4 94/6 93/921552 21148 21036 87/11 96/6 22666 00/4 20833 07/7 06/4 18261 17563 20221 90/10 16078 93/11 14485 14309 95/7 92/8 10000 5000 +11207で 29468円 出所:日本経済新聞社より大和証券作成 02/5 11979 04/4 12163 12879 98/10 14218 06/6 +7467円で 21377円 13/12 13/516291 +7467円 15627 10/4 11339 12/3 10255 -11207円 9420 02/2 7607 03/4 15/5 20563 8824 8160 7054 10/8 11/11 09/3 13910 第一波を 14/4 13/12まで とすれば、 +8131円で 22041円 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 海外設備投資停滞。国内回帰銘柄リスト 07/10 8602 10000 10/10 5535 億円 5000 日本の貿易・サービス収支 (12ヵ月MA) 5695 06/10 0 -1327 09/5 -5000 % -100 -75 09/9 -55.9 -10000 -15000 -12700 14/8 07/6 -1.4 05/6 9.9 -25 12/12 8.3 11/9 22.9 -50 14/12現在 -11214 14/9現在 7.6 0 25 28.9 12/9 35.1 08/6 37.8 06/9 55.5 11/3 企業の海外子会社設備投資額 前年同期比 (四半期、逆目盛り) 39.4 13/6 50 75 100 出所:財務省、経済産業省(海外現地法人四半期調査)より大和証券作成 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 60 45 % 円/$ 設備投資の海外比率(製造業、左目盛) 40 円/ドルレート(2年先行、右逆目盛) 80 35 100 30 25 120 20 140 15 円安3年で 国内回帰 10 5 160 出所:経済産業省(海外事業 活動基本調査)、日銀より大和 証券作成 180 主な国内回帰・増強検討の報道 銘柄名 概要 銘柄コード 17年春ごろ、米国生産としていたSUV「XV」を国内生 富士重 産し6.5万台を輸出 7270 17年初、米ケンタッキーとしていた次期カムリの一部 トヨタ を堤工場で生産することを検討 7203 米国向けSUV「ローグ」国内からの輸出を10万台以 日産自 上増やす方針 7201 2015年中にベトナムの原付バイクの生産を一部熊本 ホンダ 工場に。フィットを英国とメキシコから国内に 7267 日本市場向けエンジン周辺部品を国内生産に切り替 ケーヒン えることで国内メーカーと交渉を始めた 7251 製品ごとに輸出競争力を精査試算する作業に着手。 ニッパツ 大幅円高でも競争力があれば国内生産輸出を検討 5991 新日鉄住金 設備投資1000億円上積み。国内2015年度から。採用 数を現状の2倍弱の1300人規模に増員 5401 三井造船 船舶やエンジン、港湾クレーンなどを生産する国内主 要生産拠点に約170億円を投じて設備を増強 7003 今治造船 16年ぶりに大型ドックを400億円投資して整備。大型 受注も。2018年初めに一隻目の引渡し見込み 非上場 ファナック 栃木県に国内第4の製造拠点を設ける。広大な工場 用地に総額500億円を投じる。追加で1300億円とも 6954 家庭用血圧計を中国から一部松阪工場へ。松阪工 オムロン 場での製造台数は2016年度に13年度の7倍に 6645 コンテック FA機器や自動販売機に搭載する産業用コンピュー ターを台湾・中国委託生産から国内子会社で生産に 6639 16年までに能力増強。酒田工場などで「メリーズ」2 花王 倍、「ホットアイマスク」1.5倍に 4452 17年までに群馬で新生産棟。70億円投じ中高級価格 コーセー 帯の化粧品やスキンケア増産。会社全体で3割増し 4922 アース製薬 16年秋までに赤穂に新生産棟。「モンダミン」生産能 力を2倍に引き上げる 4985 大幸薬品 15年秋に60億円を投じ京都で新工場。空間除菌消臭 剤「クレベリン」の生産能力を3倍に 4574 小林製薬 今春発売の芳香消臭剤の一部とウエットマスクの生 産を中国から日本に移管 4967 19 銘柄名 概要 銘柄コード パナソニック 今春以降、中国から、電子レンジを神戸、エアコンを 草津、洗濯機を袋井に移すことを検討 6752 2015年度までに、350億円を投じて国内センサー工場 ソニー を増強 6758 ダイキン 中国から、エアコン50万台∼100万台を国内生産に 6367 四日市工場に3年間で7000億円を投じてNAND型フ 東芝 ラッシュ生産を増強 6502 3年以内をめどに現在約43%の国内生産比率を60% キヤノン に引き上げる 7751 秋田工場を増強。スマホ・自動車向け部品など中国 TDK 生産(売り上げ全体の4∼5割)の3割を移管 6762 クラリオン 次世代生産ラインの導入で生産体質を改善しなが ら、日本でも地産地消を進める 6796 パイオニア 物流も含めた総合コストを計算し、モデルチェンジの タイミングで国内回帰を検討する 6773 富士電機 インバーターなどの国内生産体制を強化 6504 三菱電機 海外調達6000億円のうち、数百億円分の部品を国内 調達に切り替える方向で検討 6503 海外で調達する部品の一部を国内調達に変える方 日立 向で検討 6501 常盤薬品工 低価格のスキンケア化粧品が好調で増産 業非上場 ツインバード 1億5000万円を投じて設備増強、国内生産比率を倍 6897二部 の2割に アイリスオーヤマ LED(発光ダイオード)ライトの生産の一部を、中国 非上場 から佐賀県の鳥栖工場に移転する計画 ファミリーイ マッサージチェア大手。上海の生産ラインの大部分を ナダ非上場 鳥取県の工場に移転する計画 出所:各種報道より大和証券作成 200 15年度 14年度 13年度 12年度 11年度 10年度 09年度 08年度 07年度 06年度 05年度 04年度 03年度 02年度 01年度 00年度 99年度 98年度 97年度 96年度 95年度 94年度 93年度 92年度 91年度 90年度 89年度 88年度 0 円安3年で国内回帰は通例に。例えば、2007 年はキヤノンは大分で新工場。東芝はフラッ シュメモリーの新工場。エルピーダメモリは三 千億円を投じる。その他、新工場はホンダが 埼玉で約三十年ぶり、東京製鉄は鉄鋼業界 で十四年ぶり、ブリヂストンが三十年ぶり、川 崎重工業は産業ロボットで四十年ぶりにと話 題になった。 19 ①円安1.5年で昔はJカーブ、②近年3年で国内回帰で円安終了。④貿易収支と業績 改善で③外国人買い・株高 。 ⑤近年危機で不発も、皆忘れており投資好機 45000 円 40000 35000 30000 25000 日経平均 89/12 38915 87/10 26646 (月足) ④ 91/3 27146 28002 90/4 20221 90/10 20000 15000 14309 92/8 ④ ④ 10000 94/6 96/6 21552 22666 14485 95/7 81/8 8019 ① ① 82/11 80/4 262.50 176.00 78/10 277.65 199.00 81/1 85/2 263.40 7054 09/3 ② ② 02/2 98/8 147.64 101.35 99/11 135.04 8160 11/11 リ マ ン シ ① 90/4 160.35 79.75 95/4 0.5 0.4 0.3 0.2 0.1 0 -0.1 -0.2 -0.3 -0.4 10/4 ④ ⑤ ⑤11339 12879 98/10 世 界 同 時 テ ロ 120.80 124.05 88/11 90/10 % 04/4 12163 7607 03/4 221.75 84/3 14/11 17490 ョッ 306.85 285.00 75/2 07/7 18261 ー 3000 75/12 イメージ 2016年 2015年 00/4 20833 6849 82/10 5000 20 円/$ 円/ドルレート 350 300 250 200 ク 05/12 07/6 121.40124.14 101.83 04/12 14/11 118.98 150 100 ② ② 外国人投資家 株式売買差額 対東証時価総額比 (6ヵ月MA) 75.52 11/10 60 ③ ③ ③ ③ ⑤ ⑤ 出所:日本経済新聞社、日銀、東証より大和証券作成 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 20 21 実際、電機精密株は円安終了後1年程度堅調(右)。輸出優良株の注目チャート(左) 250 240 210 180 1.5年 1年 円安 佳境 81/7 206.4 83/12 217.4 00/8 237.5 東証業種別指数 電機株 対TOPIXレシオケータ (月次、1990/1=100) 71/4 166.2 150 76/12 135.0 120 145.4 98/10 92.7 89/11 90 93.2 92/9 00/6 244.8 71.7 87/4 71/4 159.3 60 92.7 81.7 74/11 73/1 90/7 92/6 114.7 114.1 97.6 93.0 91/11 84.589/11 88/10 63.0 87/4 109.5 95/1 125.6 08/12 125.9 13/4 400 350 09/12 07/12 350.8 334.5 04/1 278.7 245.2 252.2 04/3 05/12 181.5 177.8 99/11 01/9 300 243.9 リ09/1 262.1 13/4 250 200 マ ン シ 150 ョッ 160.3 143.0 80/2 141.9 77/12 82/3 97/4 175.8 135.8 05/10 ー 83/12 219.9 10/4 171.1 1年 世 界 同 時 テ ロ 115.3 96/5 105.7 77/12 81/7 235.4 155.1 01/9 90/3 117.3 119.7 80/2 87.5 74/11 08/5 159.6 1.5年 1年 132.3 96/7 精密株 対TOPIXレシオケータ 100 ク 出所:東証などより大和証券作成 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 50 特集―歴史に学ぶ、早大教授若田部昌澄氏、緊縮政策ほぼ 失敗(2013/09/29日本経済新聞より抜粋、赤棒線は筆者) ――アベノミクスを歴史的にどう評価するか。 「昭和恐慌後のデフレを収束させた高橋是清蔵相の政策 も、米大恐慌時のニューディール政策も基本的には同じだ。 金融緩和を軸にした景気浮揚策が経済の危機を救う。逆に 金融緩和をためらったり財政を絞る緊縮策はほぼ失敗する。 にもかかわらず、不況期に緊縮論者が一世を風靡する。こ れも歴史の常だ(赤字は筆者)」(中略) 21 三重県は訪日外国人が少なく、知名度アップで現在の京都以上となるポテンシャル 観光消費金額 日本人による 訪日外国人による 順位 都道府県 観光消費額(百万円) 順位 都道府県 観光消費額(百万円) 順位 都道府県 訪日外国人/日本人比率 1 東京都 3572461 1 東京都 235180 1 北海道 22.48% 2 千葉県 960097 2 北海道 120046 2 広島県 16.71% 3 北海道 533978 3 京都府 54198 3 山梨県 14.91% 4 兵庫県 469124 4 千葉県 51777 4 京都府 12.37% 5 静岡県 465212 5 山梨県 42156 5 奈良県 11.52% 6 長野県 440457 6 沖縄県 36969 6 沖縄県 9.36% 7 京都府 438030 7 長野県 31757 7 石川県 7.38% 8 愛知県 433794 8 広島県 16891 8 長野県 7.21% 9 沖縄県 394769 9 石川県 13525 9 東京都 6.58% 10 栃木県 362326 10 兵庫県 13365 10 鹿児島県 6.08% 11 三重県 322019 11 静岡県 13264 11 岐阜県 5.40% 12 山梨県 282785 12 愛知県 12528 12 千葉県 5.39% 13 埼玉県 276411 13 鹿児島県 12112 13 和歌山県 4.99% 14 熊本県 273666 14 奈良県 11836 14 長崎県 4.74% 15 新潟県 229533 15 岐阜県 11445 15 滋賀県 4.18% 16 岐阜県 211789 16 長崎県 8208 16 宮崎県 3.98% 17 福島県 208224 17 栃木県 7824 17 愛知県 2.89% 18 鹿児島県 199285 18 和歌山県 5460 18 静岡県 2.85% 19 石川県 183364 19 滋賀県 5363 19 兵庫県 2.85% 20 群馬県 175106 20 熊本県 4351 20 岩手県 2.58% 21 長崎県 173327 21 群馬県 4305 21 大分県 2.50% 22 宮城県 160698 22 宮崎県 3673 22 群馬県 2.46% 23 茨城県 160350 23 大分県 3672 23 茨城県 2.26% 24 大分県 146616 24 茨城県 3625 24 栃木県 2.16% 25 山形県 140217 25 新潟県 2710 25 岡山県 2.06% 26 滋賀県 128193 26 宮城県 2475 26 青森県 1.96% 27 秋田県 116993 27 岩手県 2360 27 熊本県 1.59% 28 和歌山県 109316 28 三重県 2210 28 宮城県 1.54% 29 奈良県 102752 29 埼玉県 1795 29 秋田県 1.43% 30 島根県 102069 30 秋田県 1668 30 鳥取県 1.33% 31 広島県 101072 31 岡山県 1540 31 佐賀県 1.28% 32 宮崎県 92267 32 青森県 1416 32 新潟県 1.18% 33 岩手県 91362 33 鳥取県 1106 33 愛媛県 0.99% 34 徳島県 90343 34 佐賀県 982 34 徳島県 0.70% 35 鳥取県 82871 35 山形県 953 35 三重県 0.69% 36 佐賀県 76604 36 福島県 820 36 山形県 0.68% 37 愛媛県 75887 37 愛媛県 752 37 埼玉県 0.65% 38 岡山県 74726 38 徳島県 635 38 高知県 0.57% 39 青森県 72151 39 島根県 471 39 島根県 0.46% 40 高知県 61670 40 高知県 351 40 福島県 0.39% 出所:観光庁が定めた共通基準による観光入込客統計(各都道府県算出)。40都道府県が揃う平成25年ベースより大和証券作成 大阪府、神奈川県、富山県、福井県、山口県、香川県、福岡県は未導入あるいは未集計 22 伊勢志摩サミット関連の主な銘柄 銘柄名 概要 コード 近鉄GHD 長年、伊勢志摩で複数の大型ホテル、テーマパーク、ゴルフ場な 9041 ど開発。外国人ゴールデンルートの名古屋・京都・大阪と賢島を観 光特急伊勢志摩ライナーで結ぶ。グループを挙げた協力を表明 三重交通GHD 近鉄グループにおいてバス事業を統括する中間持株会社のひと 3232 つ。三重県で貸切・路線バス運営 KNT-CT 近鉄グループにおいて旅行業を統括する中間持株会社。旧社名 9726 近畿日本ツーリスト リゾートトラスト エクシブブランドで鳥羽で二棟のホテル運営 4681 藤田観光 小涌園ブランドで鳥羽でホテル運営 9722 大和ハウス 伊勢志摩でダイワロイヤルホテルズブランドでホテル運営 1925 三井不動産 傘下に鳥羽国際ホテル 8801 柿安本店 三重県に本社を置く食品メーカー。レストラン事業では、松阪牛を JQS2294 提供することでブランド化に成功 寿スピリッツ お土産関連銘柄。傘下の三重寿庵で伊勢えびせんべい等 2222 ひらまつ 高級レストランを運営。伊勢志摩、奈良にホテル(滞在型高級レス 2764 トラン:オーベルジュ)を開業予定 マックスバリュ中部 三重県が地盤のスーパー 名二部8171 オークワ 近畿・中部が地盤のスーパー 8217 百五銀行 三重県トップの地銀 8368 三重銀行 三重県北部が地盤 8374 第三銀行 三重県の第二地銀 8529 三重県を創業来の地盤とする第二地銀 中京銀行 8530 岡三証券G 三重県が地盤の独立系準大手証券会社 8609 出所:各種資料より大和証券作成。JQS:ジャスダックスタンダード銘柄 伊勢志摩サミットは経済的に高い効果が期待でき、関連企業の長期的な飛躍のきっかけとなると考える。 2008年の北海道洞爺湖サミットでは直接的な経済効果は350億円程度で、サミット後5年間で284億円程度の観光客増加等の生産波及効果(観光消費は累計122億円増加)が推計さ れている(北海道経済連合会)。ただ、国際的な知名度アップは1013億円程度の広告費を投じたのと同じ効果があったとされ(北海道二十一世紀総合研究所)、開催地の観光資源やイ ンフラが整備されていれば、認知度アップの効果はもっと大きくなることが期待できる。筆者は結果として伊勢志摩サミットは洞爺湖サミットの10倍以上の観光振興効果があると見る。 三重県には式年遷宮で話題となった伊勢神宮をはじめ多くの観光資源があり、日本人による観光消費は全国で11位と人気がそれなりにある(左上表の左)。しかし、訪日外国人の観光 消費額に関して三重県は全国28位と大きく順位を下げる(同・中列)。結果、観光消費にかかわる訪日外国人/日本人比率は、平成25年の統計が揃う40都道府県で下位から数えて6 番目と(同・右)、三重県は国際的な知名度アップの宣伝効果が最も期待できる開催地だと言えるだろう。 伊勢志摩は訪日外国人が周遊するゴールデンルートである名古屋、京都、大阪と観光特急伊勢志摩ライナーで繋がっており、行楽インフラが整っている。今後、三重県が近隣の奈良県 と同じ程度の訪日外国人/日本人比率になると考えると、三重県の訪日外国人観光消費は平成25年の約22億円に対して約17倍の369億円程度が期待できる。さらに、日本全体でも 訪日外国人を平成25年の1036万人に対して2020年に2000万人の高みを目指すとしていることから、2020年の三重県の訪日外国人観光消費は上記の倍で700億円程度となってもお かしくない。平成25年に京都府での訪日外国人観光消費額が542億円なので、かなりのインパクトとなる(2020年には京都の訪日外国人消費も倍増と想定され、三重が京都を 上回る想定ではない)。5年後の観光消費額700億円が均等に増えていくとすると累積1750億円程度となるので、結果的に洞爺湖サミットの10倍以上の効果と計算されよう。 22 23 開示事項 【株式レーティング記号について】 株式レーティング記号は、今後12ヶ月程度のパフォーマンスがベンチマークとする株価指数の騰落率と比べ、以下の通り判断した事を示します。(2015年1月以降のレーティング付与或いは更新よ り適用。2014年12月末以前に付与或いは更新されたレーティングについては6ヶ月程度のパフォーマンスとベンチマークとする株価指数の騰落率との比較です) 1(買い)=15%以上上回る 2(アウトパフォーム)=5%∼15%上回る 3(中立)=±5%未満 4(アンダーパフォーム)=5%∼15%下回る 5(売り)=15%以上下回る 各国におけるベンチマークは以下の通りです。 日本:TOPIX、米国:S&P 500、欧州:STOXX Europe 600、香港:ハンセン指数、シンガポール:ストレイト・タイムズ指数、韓国:韓国総合指数、台湾:加権指数、オーストラリア:S&P ASX200 指数 【利益相反関係の可能性について】 大和証券は、このレポートに記載された会社に対し、投資銀行業務に係るサービスの提供、その他の取引等を行っている、または行う場合があります。そのような場合には、大和証券に利益相反 が生じる可能性があります。 【当社及び大和証券グループについて】 大和証券は、㈱大和証券グループ本社の子会社です。 【保有株式等について】 大和証券は、このレポートに記載された会社が発行する株券等を保有し、売買し、または今後売買することがあります。大和証券グループが、株式等を合計5%超保有しているとして大量保有報告 を行っている会社は以下の通りです。(平成27年5月29日現在) 第一カッター興業(1716) 北弘電社(1734) テノックス(1905) 高橋カーテンウォール工業(1994) アコーディア・ゴルフ(2131) フルスピード(2159) エイジア(2352) アルコニックス(3036) MID投資法人(3227) サムティ(3244) サンセイランディック(3277) 星野リゾート・リート投資法人(3287) インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人(3298) ムゲンエステート(3299) 日 本ヘルスケア投資(3308) クリヤマホールディングス(3355) ケー・エフ・シー(3420) サンコーテクノ(3435) トーセイ・リート投資法人(3451) テックファーム(3625) エムアップ(3661) モブキャスト(3664) アバント(3836) 神島化学工業(4026) ソースネクスト(4344) ラクオリア創薬(4579) 相模ゴム工業(5194) 有沢製作所(5208) ノザワ(5237) 中山製鋼所(5408) 東邦 亜鉛(5707) 日本精鉱(5729) 日進工具(6157) オカダアイヨン(6294) 三相電機(6518) ダブル・スコープ(6619) SEMITEC(6626) 寺崎電気産業(6637) スミダコーポレーション(6817) 京写 (6837) エノモト(6928) 山一電機(6941) 芝浦電子(6957) アストマックス(7162) ノジマ(7419) 大興電子通信(8023) マネースクウェアHD(8728) マネーパートナーズグループ(8732) 大 和証券オフィス投資法人(8976) 日本賃貸住宅投資法人(8986) セレスポ(9625) 帝国ホテル(9708) 丸紅建材リース(9763) パーカーコーポレーション(9845) バイテック(9957)(銘柄コード 順) 【主幹事を担当した会社について】 大和証券は、平成26年6月以降下記の銘柄に関する募集・売出し(普通社債を除く)にあたり主幹事会社を担当しています。 ダイユーエイト(2662) 北の達人コーポレーション(2930) ヒューリック(3003) ブロンコビリー(3091) 鳥貴族(3193) ホットランド(3196) 大和ハウスリート投資法人(3263) アクティビア ・プロパティーズ投資法人(3279) イオンリート投資法人(3292) ヒューリックリート投資法人(3295) 日本ヘルスケア投資法人(3308) トリドール(3397) トーセイ・リート投資法人(3451) ケネディクス商業リート投資法人(3453) サムティ・レジデンシャル投資法人(3459) リアルワールド(3691) オプティム(3694) GMOリサーチ(3695) 大王製紙(3880) クラウドワークス (3900) カヤック(3904) データセクション(3905) テラスカイ(3915) 竹本容器(4248) クイック(4318) メディカルシステムネットワーク(4350) ダイト(4577) リボミック(4591) 楽天 (4755) 日本エンタープライズ(4829) クニミネ工業(5388) GMO TECH(6026) アドベンチャー(6030) インターワークス(6032) エクストリーム(6033) MRT(6034) ファーストロジ ック(6037) 日本ビューホテル(6097) パンチ工業(6165) 盟和産業(7284) メニコン(7780) プラッツ (7813) 菊水化学工業(7953) オリックス不動産投資法人(8954) 平和不動産リート投資 法人(8966) 大和証券オフィス投資法人(8976) ジャパン・ホテル・リート投資法人(8985) 日本賃貸住宅投資法人(8986) スマートバリュー(9417) U−NEXT(9418) エムティーアイ (9438) アルファポリス(9467) 広島ガス(9535) アイ・エス・ビー(9702) 学究社(9769) 蔵王産業(9986)(銘柄コード順) 【その他の留意事項】 このレポートは、投資の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を意図するものではありません。投資の決定はご自身の判断と責任でなされますようお願い申し上げます。レポートに 記載された内容等は作成時点のものであり、正確性、完全性を保証するものではなく、今後予告なく修正、変更されることがあります。内容に関する一切の権利は大和証券にあります。事前の了 承なく複製または転送等を行わないようお願いします。 23 24 お取引にあたっての手数料等およびリスクについて 手数料等およびリスクについて ● 株式等の売買等にあたっては、「ダイワ・コンサルティング」コースの店舗(支店担当者)経由で国内委託取引を行う場合、約定代金に対して最 大1.24200%(但し、最低2,700円)の委託手数料(税込)が必要となります。また、外国株式等の外国取引にあたっては、現地諸費用等を別途い ただくことがあります。 ● 株式等の売買等にあたっては、価格等の変動による損失が生じるおそれがあります。また、外国株式等の売買等にあたっては価格変動のほかに為 替相場の変動等による損失が生じるおそれがあります。 ● 信用取引を行うにあたっては、売買代金の30%以上で、かつ30万円以上の委託保証金が事前に必要です。信用取引は、少額の委託保証金で多額の 取引を行うことができることから、損失の額が差し入れた委託保証金の額を上回るおそれがあります。 ● 債券を募集・売出し等により、又は当社との相対取引により売買する場合は、その対価(購入対価・売却対価)のみを受払いいただきます。円貨 建て債券は、金利水準の変動等により価格が上下し、損失を生じるおそれがあります。外貨建て債券は、金利水準の変動に加え、為替相場の変動 等により損失が生じるおそれがあります。また、債券の発行者または元利金の支払いを保証する者の財務状況等の変化、およびそれらに関する外 部評価の変化等により、損失を生じるおそれがあります。 ● 投資信託をお取引していただく際に、銘柄ごとに設定された販売手数料および信託報酬等の諸経費、等をご負担いただきます。また、各商品等に は価格の変動等による損失を生じるおそれがあります。 ご投資にあたっての留意点 ● 取引コースや商品毎に手数料等およびリスクは異なりますので、上場有価証券等書面、契約締結前交付書面、目論見書、等をよくお読みください。 ● 外国株式、外国債券の銘柄には、我が国の金融商品取引法に基づく企業内容の開示が行われていないものもあります。 商号等 :大和証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第108号 加入協会:日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、 一般社団法人第二種金融商品取引業協会 24
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