今年も発表!2015年金融業界「流行語大賞」

2015年
12月25日号
Vol.280
今年も発表!2015年金融業界「流行語大賞」
 今年も大きな出来事がいっぱい
今年も残すところあとわずかとなりました。
2015年の金融市場は「○○年ぶり」というフ
レーズも何度か登場しニュースを賑わしまし
たね。たとえば日経平均。4月に15年ぶりに2
万円台を回復しました。足元では18,000円台
で推移しており、年初から12月21日までで
8.4%の上昇となっています。なお、米ドル・
円の為替レートは119円から121円と1.6%の
円安となりました。
 金融業界の流行語大賞は?
先日発表された2015年の流行語大賞、「トリ
プルスリー」にちなんで、今年最後のボンジ
ュールでも、ピクテが選ぶ金融業界の「流行
語大賞」の“トップスリー”を発表します!
① 利上げ
12月、9年半ぶりに米国が「利上げ」を実施し
ました。金融市場では年間通して、米国がい
つ利上げを開始するのかが一番の焦点でし
た。よって、ボンジュールでも「米国の利上げ
時期を巡る思惑」により市場が大きく動いた
ことを何度かお伝えした1年でした。これから
の注目点は利上げのペースです。米国の金
融政策は世界経済へどんな効果・影響をも
たらすのでしょうか。2016年もやはり米国か
ら目は離せません。
② チャイナ・ショック
不動産や製品の「爆買い」により日本経済に
も多大な影響を与えてきた中国。
8月には、中国景気の減速から世界経済の
減速への懸念が高まり、世界同時株安の引
き金となった「チャイナ・ショック」が起きまし
た。投資家のリスク回避的な動きは一旦は
落ち着きを取り戻しましたが、中国の景気下
振れリスクには、2016年も引き続き注意が必
要と見られます。
③ 日本郵政グループ上場
11月にはNTT以来28年ぶりの大型上場とし
て国内外からも高い関心を集めた「日本郵
政グループ3社の上場」がありました。特に
注目されたのは配当の高さでした。さらに
「資産株」として、公益株とも共通点があるこ
とも発見。「高配当」かつ「資産株」は今後も
中長期的にじっくり資産を育てていくための
キーワードですね。
 よいお年をお迎えください
2015年もボンジュールをご愛読くださりあり
がとうございました。さて、来年からは・・・?
「安心してください、まだまだ続きますよ!」
今後も皆さまのお役にたてる情報を発信して
まいりますので、引き続きよろしくお願い申し
上げます。
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