｢宮前九条の会｣ニュース宮前九条の会 HP 第 116 号：2016/3 憲法九条を守ろう！この一点で集まる宮前区市民の会緊急事態条項の怖さ「安保法制廃止を呼びかける宮前の会」呼びかけ人背戸柳勝也安倍政権は参院選で改憲を公約に掲げ、争点にすると明言し始めました。参議院でも現与党などで 3 分の２以上の議席を取る自信があるのか。しかし、改憲の発議にしても、いきなり 9 条の改憲に踏み込むにはハードルが高いと予想した場合、加憲と称して環境権や緊急事態条項を憲法に加えようとしています。自民党の改憲草案には、すでに 98 条で内閣が緊急事態宣言を発することができること、99 条で「内閣は法律と同様の効力を持つ政令を制定でき、総理は必要な財政支出を決めることができ、自治体の長に指示できる」とあります。また「緊急事態宣言が発せられたら、何人も国や公の機関の指示に従わなくてはならない」との条項が新設されています。つまり、99 条で国会の審議を経ずに内閣が法律と同じ効力を持つ政令をつくることができ、且つすべての国民を従わせることができるようになります。会の皆様は、この条項の危うさをすでに認識されていると思いますが、一般市民には、まだその認識が行きわたっていないと思われます。 http://miyamae9.web.fc2.com/ E-mail （発行責任者・連絡先）若原 044-855-8896 [email protected] わされ、その場合は「緊急事態宣言」も必要になるかと思わされるかもしれません。今年は伊勢志摩サミット、4 年後には東京オリンピックがあるため、テロへの備えも必要と思わされるかもしれません。といった背景でこの加憲を容認してしまったら、国会の制御も効かない独裁政権を生み出しかねません。ナチス政権下では、すべての権限を集中させる「全権委任法」の前に、やはり緊急事態条項を成立させ、ワイマール憲法を無効にしてしまいました。日本でも同様、この条項が発効したら、九条改憲前に実質的に破壊されてしまいます。参院選で万一、与党などが 3 分の 2 の議席を取っても、緊急事態条項を絶対に拒否する運動を盛り上げなくてはと思います。多くの市民にいかに危険な内容であるかを市民の力で啓蒙していく必要があります。 ◇「安保法制廃止を呼びかける宮前の会｣からのお知らせ◇ 「戦争法廃止を求める統一署名」の訴えこの署名運動は 2000 万人を目標に、5 月 3 日（憲法記念日）にその成果を発表するとするきわめて短期間の取り組みです。この署名を成功させるため、みなさんの全面的なご協力をお願いします。「３月行動予定」（http://goo.gl/LoE7uA） 3 月 19 日(土)13：30 宮前市民館第 4 会議室｢川崎の市民団体による戦争法廃止・市民共同行動交流会｣東日本大震災のような巨大な自然災害が起きた場合、一時的に内閣に権限が集中して迅速な対応が必要になるかもしれない、と思わされるかも知れません。また、先頃の北朝鮮による核実験やミサイル発射などで、海外から突然の攻撃がありえるかもしれないと思 3 月 21 日(月)14：00 鷺沼駅宣伝・署名「呼びかける会」独自行動 3 月 29 日(火)18：30 戦争法案発動反対！戦争する国許さない大集会 ※17：15 鷺沼発各駅停車先頭車両⇒国会正門前大集会 4 月 03 日(日)13：00 鷺沼駅「アベ政治を許さない」スタンディング一人のアメリカ人が米軍への“オオイヤリヨサン”の疑問に挑む! ! 宮前楽市に出展しました有馬高木一郎２月１３日に宮前市民館で恒例の宮前楽市が開催され、７００人以上の参加があり、宮前九条の会も、ポスター展示で参加しました。ポスターで憲法第九条の意義を訴え、４名から賛同をいただき、２０００万人署名の用紙・リーフレットも展示し、憲法違反の戦争法の廃止を訴えました。日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。第九条２前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。安倍内閣は国外で自衛隊の武力を行使する、つまり、戦争しようとしています。戦争するためには莫大なおカネが必要です。そのために、社会保障に充てると約束した消費税を防衛費に回し、また、労働の多様性と言葉巧みに派遣労働の対象を無制限にして格差を拡大し、若者を経済的に追い込み、自衛隊に入るように、着々と地ならしをしています。最近、緊急事態条項が話題になっていますが、これは、首相が、緊急事態だと宣言すれば、国内の食料、燃料、輸送機関などほぼすべてのライフラインを内閣の支配下に置ける条項です。戦争のために必要な物資を戦争遂行のために優先し、庶民の生活は後回しにされます。これからのすべての選挙で、自民・公明以外の護憲政党の候補者に投票して自衛隊の海外派兵を止めましょう。ドキュメンタリー映画「ザ・思いやり」「宮前九条の会」第 48 回学習会日時：4 月 24 日（日）午後 2 時～4 時 30 分場所：宮前市民館第 4 会議室（先着 70 名）今回の学習会では、日本に在住する一人のアメリカ人が制作したドキュメンタリー映画「ザ・思いやり」を観て、日本の「思いやり予算」の問題点を、さらには日米関係の現状について参加者のみなさんと一緒に考えたいと思います。映画は約 1 時間半の本格的なドキュメンタリーですが、アメリカ人の視点で「思いやり予算」の矛盾をついたもので、日本人がこれまであまり注目してこなかったところをコミカルに切り取っています。予約なしにどなたでも参加できます。但し、会場が定員 70 名のため、先着 70 名とさせていただきます。知ッテイマスカ？（「ザ・思いやり」のチラシから）日本の税金が在日米軍のために使われていることを在日米軍家族のための住宅、小・中学校、教会、銀行、ゴルフ場、マクドナルドなどの施設に税金が使われていることを電気、水道、ガス料金は使い放題、遊びでも有料道路料金がすべてタダだということを米兵による凶悪・暴行事件の賠償金にも使われていることを 6 兆円を超える私たちの税金が既に使われていることを ■「宮前九条の会」活動予定 ◆次回駅頭宣伝 4 月 10 日 13：30～14：30 田園都市線宮前平駅 ◆拡大事務局会議 4 月 10 日 15：00～17：00 宮前市民館 G 室（2F） ◇脱原発関係集会「福島原発事故から 5 年チェルノブイル事故から 30 年」 3 月 13 日 13：00～原発ゼロカウントダウン in かわさき集会中原平和公園 3 月 26 日 12：30～原発のない未来へ 3.26 全国集会代々木公園