M DR 1遺伝子変異検査 コード;G002 1 MDR1 MDR1 ;検体採取法参照 M DR 1 遺伝子変異検査で薬剤の副作用を予測! ・コリー、オーストラリアンシェパードなどへのイベルメクチンの副作用が心配ではありませんか。 ・遺伝子検査でイベルメクチンの副作用の有無を予測。 検査では、P C R 法を用い M D R 1 遺伝子の変異の有無を検出します。 MDR1 遺伝子 変異あり 変異あり 変異なし (ホモ型) (ヘテロ型) 変異があれば、イベルメクチンへの副 作用が強くでることが予測される。 遺伝子変異と薬剤感受性 MDR1 遺伝子(ABCB1) からは細胞膜に存在する MDR1 タンパク(P糖タンパク)が合成されま す。P糖タンパクは神経細胞や腸管上皮細胞に存在し、細胞内の薬剤を細胞外へ排出する機能を 持っています。MDR1 遺伝子に変異があると不完全な P糖 タンパクが合成され、細胞外への薬 剤の排出が低下します。排出が低下することで、過剰な薬剤が蓄積するため神経症状などの副作 用がでると考えられています。 (変異有) (健常犬) 薬剤の排出低下 変異型 P糖タンパク 薬剤 (イベルメクチン等) F A Q 集 Q:変異が認められた場合には、必ず副作用が出ますか。 A :いいえ、副作用の出ない場合もあります。細胞膜で薬剤排出を担っているタンパクは MD R1 タンパクだけではありま せん。しかしながら、変異があれば副作用の出る可能性が高いことは間違いありませんので、治療には細心の注意が必 要です。 Q:イベルメクチン以外に副作用のでる薬剤はありますか。 A:抗癌剤であるビンクリスチン、ビンブラスチン、ドキソルビシン、さらに止寫薬であるロペラミドなどが知られています。 Q:コリーやオーストラリアンシェパード以外に変異が高発する犬種はありますか。 A : シェットランドシープドッグなどでも高発します。また、海外では頻度は高くありませんが、ゴールデンレトリバーや ビーグルでも発生の報告があります。 ケーナインラボ 治療薬効果予測 21 20 10 .4 改訂
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