目的 最近、 女子大生に便秘の症状を訴える ものが多 く みられる

第43 回 大 会 〕
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食 物 53
女 子 大 生 の栄 養摂 取 量 と 生 活時 間
− 便 秘 と 生 活 状 況・ 食 行 動−
前 川 富 子、 八 倉 巻 和 子、○村 田 輝 子、 相 川 り ゑ子、 森 岡 加 代、 佐々 木 あ き子
芦 田 美 保 子、 小 郡 裕 子、 小 池 早 苗、 大 川 美 紀
目 的 最 近、 女 子 大 生 に 便 秘 の 症 状 を 訴 え るも の が多 く みら れ る。 そこ で、 女 子 大 生 の
便 秘 の 実 態 を 把 握 し、 便 秘 と 生 活 状 況 お よ び 食 行 動 の 関 連 を 検 討 し た ので 報 告 す る。
方 法 対 象: 本 学 女 子 大 生18 歳 か ら23 歳 の 500名。 時 期: 1990年6 月。 調 査方 法: 所 定
の 用 紙 を 配 布 し 留 置 記 入。 調 査 内 容: 便 秘状 況・ 生 活 状 況・ 食 行 動 に 関 す る アン ケ ート 調
査。 生 活 時 間 調 査。 栄 養 摂 取 量 調 査。
結 果 1 . 便 秘 状 況: 女 子 大 生 の 訴 え に よ り 分 類 す る と、 便 秘 有( A 群 ) は64.5 %、 便
秘 無( B 群 ) は35.5 % で あ る。 排 便 回 数 週 3 回 以 下 はA 群37.2 %、B 群7. 1% で あ っ た。
排 便時 間 が 不 規 則 なも の はA 群85.0 %、B 群e8.2 % で あ る。2 . 便 秘 に か か わ る 微 症 候:
微 症 候10 項 目 の う ち、 食 欲fi し、 疲 れ る お よ ぴ 腹 部 膨 満 はA 群 の 方 に 多 く みら れ る。
3 . 便 秘 と 生 活 状 況: 睡 眠 時 間 が5 ∼6 時 間 の も の はA 群 が62.0 %、 B 群58.9 % で あり、
7 時 間以 上 はA 群38.0 %、 B 群41. 1% で、 A 群 の 方 に 睡 眠時 間 の 短 い も の がや や 多 く みら
れ る。 生 活 活 動 指 数 を み る とA 群 の 平 均 は0.45、 B 群 の平 均 は0.48 で あ り、 A 群 の方 が 低
い。4 . 便 秘 と 食 行動: 朝 食 欠 食 者 はA 群15.3 %、B 群13.9 % で、A 群 に 朝 食欠 食 のも の
が や や多 い。 間 食 す るも の はA 群92.8 %、B 群89.7 % で とも に多 く、 夜 食 を 摂 る も の はA
群 に多 い。 5 . 便 秘 と栄 養 摂 取 量: エ ネ ル ギー 摂 取 − はA 群 の 方 が B 群 に 比 べや や多 い。
以 上、 A 群( 便 秘 有 ) はB 群 に 比 べ、 排 便 回 数 が少 ない ・ 排 便 時 間 が 不 規 則 な も の が多
い ・ 生 活 活 動 指 数 が低 い ・ 朝 食 を 欠 食 し て い る・ 夜 食 を 摂う てい る な ど の 相 違 が みら れ た。
そ の 他、 便 秘 の 有 無 に よ る 食 事 間 隔、 喫 食 回 数、 食 物 繊 維 量 に つ い て 検 討 し た。
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女 子 学 生 と そ の 母 親 の 食 生 活 に 関 す る 実 態・ 意識 と 食 事 満 足 度に つ い て
山 □ 女 大 家 政 足 立 蓉 子
〈 目 的 〉 現 在、 食 生 活 を 取 り ま く 環 境 が 大 き く 変 化 し、
食 の 価 値 観 が 多 様 化 し て き て い る。
こ の よ う な 状 況 の な か で。 健 康 な 生 活 を 営 む た め の 望 ま し い 食 事 の あ り 方 を 考 察 す る た め
に、 食 生 活 の 実 態 ・ 意 識 に つ い て 調 査 を 行 い,
世 代 に よ る 違 い を 比 較 す る と と も に。 食 事
満 足 度 に お よ ぼ す 要 因 の 分 析 を 行 っ た。
〈 方 法 〉 対 象 は、 山 口 女 子 大 学 在 学 生688
母 親79.4!8 で あ っ た。 調 査 は1990
人 と そ、の 母 親686 人 で あ る。 回 収 率 は 学 生76.756
年 6月 か ら 7月 の 時 期 に、 質 問 紙 に よ る 自 己 記 入 法 に よ っ て
行 っ た。 デ ー タ 処 理 は 山 口 大 学 情 報 処 理 セ ン タ ー 山 口 分 室 に て。 九 州 大 学 大 型 計 算 機 セ ン
タ ー のspssx
〈 結 果 〉 1.
統 計 パ ッ ケ ー ジ を 使 用 し て 行 っ た。
食 品 摂 取 状 況 の よ い 者 は 「 栄 養 バ ラ ン スに 気 を つ け る 」 や 「 料 理 に時 間 を か
け る 」 な ど の 傾 向 が 学 生 。 母 親 と も に 認 め ら れ た。 2.
食 生 活 に 対 す る 意 識 に つ い て、 学
生 と 母 親 と を 比 較 す る と 「 食 事 に 満 足 し て い る 」 や 「 献 立 に 変 化 を つ け る 」 な ど に有 意 差
が 認 め ら れ た。 全 般 的 に 母 親 の 方 が 意 識 が 高 い 傾 向 に あ っ た。 3.
親 の 食 事 満 足 度 と 全 質 問 項 目 と のX
食 事 満 足 度 の 分 析。
母
^検 定 を 行 い、 有 意 差 の 認 め ら れ た 項 目 の う ち。 食 生 活
状 況、 健 康、 家 族、 経 済、 基 本 属 性 の 枠 組 み か ら12 要 因 を 選 定 し た。12
に ど の よ う に 影 響 し て い る か を 明 ら か に す る た め に 数 量 化I
要 因 が 食 事 満 足 度
類 に よ り 分 析 を 行 っ た。 そ の
結 果、 「 家 族 と 一 緒 に 食 事 を す る 」、 「 家 族 内 の 人 間 関 係 が よ い 」 お よ び r 食 事 の 雰 囲 気
づ く り に 気 を 配 っ て い る 」 な ど が 食 事 満 足 度 を 高 め る 主 要 な 要 因 で あ っ た。