定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業 システム機器仕様書

定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業
システム機器仕様書
社会福祉法人ウェルネスケア
1. 件
名
定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業システム
2. 機器発注の基本方針
当法人では今回三島市内において定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業(以下「本事
業」という。
)の指定を受ける予定である。
本事業の人員に関する基準及び設備に関する基準を満たした上で、更に以下の効果を期
待できるシステムの整備を考えている。
<システムに期待する効果と要件>
定期巡回・随時対応型訪問介護看護については一日複数回の定期巡回及び随時対応によ
り要介護者の在宅生活を支える事を目的としている。
この事業の特徴としては通常の訪問介護と比較して一日複数回訪問により訪問回数が増
加する事により利用者へのサービス提供状況をリアルタイムで把握する事、記録管理や情
報蓄積がより重要になる事を踏まえ、ICT(スマートフォン・タブレット等)を活用した
システムを導入する事により、本事業の適正な実施に努めたいと考えている。
尚、導入システムの要件については以下の内容を基本方針とする
・
管理者やオペレーター等がサービスの提供状況をリアルタイムで把握できる事。
・
適正な事業運営を可能にするという観点から、サービスの開始・終了時刻を客観的
な方法で正確に把握できる事。
・
従来の訪問介護で実施している方法と比較し、サービス実施記録や帳票出力等の業
務を省力化・簡素化する事を可能にし、事業継続性の確保に寄与する事。
・
利用者の基本的な情報や日々のサービス提供時の記録等の心身の状況を蓄積できる
事。
・
訪問介護員等は、システムに蓄積された情報のうち、自身の訪問スケジュール、利
用者の基本情報、他の訪問介護員からの申し送り事項、管理者からの指示等をスマ
ートフォンやタブレット等からいつでもどこでもリアルタイムで確認できる機能を
有する事。
・
オペレーターや訪問介護員等が、スマートフォンやタブレット等を通して記録した
利用者へのサービス提供記録や心身の状況等の情報がリアルタイムにシステムに蓄
積される事。
・
オペレーターが利用者に対する適切な対応を可能にするという観点から、オペレー
ションシステムは、日々のサービス提供の記録等の利用者の心身の状況等の情報を
蓄積したシステムとリアルタイムで連動し、利用者からの通報を受けた際に瞬時に
それらの情報が把握できる事。
・
オペレーターが定期巡回サービスを行う訪問介護員等として事業所外にいる場合で
も、利用者からの通報を受けた際には、他の訪問介護員等がリアルタイムにシステ
ムに蓄積した利用者の日々のサービス提供の記録等の利用者の心身の状況等の情報
を、瞬時に把握できる事。
・
スマートフォンやタブレット等による記録方法は、機械に不慣れな訪問介護員でも
容易に記録できるような方法とする事。
・
個人情報流出防止上の観点から、スマートフォンやタブレット等からシステムにア
クセスし情報を閲覧できる者を限定することが可能で、且つデータは万が一訪問介
護員等が持つスマートフォンやタブレット等を紛失した場合でも情報漏洩を防止す
る対策が講じられている事。
・
システムに蓄積した情報はケアマネジャーへの報告等に活用可能な帳票等への出力
が可能である事。
・
システムの運用に伴い必要になるソフト・ハード等一式を一括で納入可能である事。
3. 購入システム
(1)訪問介護員等(オペレーターを含む)がサービス提供の状況をリアルタイムで情報
共有できるタブレット等を活用したシステム 1 式
(2)利用者からの通報に適切に対応するためのシステム 1 式
(3)利用者に配布するためのケアコール端末 20 台
(4)訪問介護員等がタブレット等を活用して、サービス実施状況を記録する為に必要な
備品 ICカード 50 枚・ICラベル 50 枚
(5)訪問介護員等がサービスの実施状況を記載する為に必要な端末(タブレット) 6 台
4. 機器、システム納入要件
前項「3.購入システム」の納入事業者選定については、下記要件に沿ってシステムの
評価を行い選定するものとする。
(1) 納入システムの要件
・ システムについてはクラウドコンピューティングシステムを利用し、リアルタイムに
情報を蓄積すること、ならびにスマートフォンやタブレット等にインストールしたア
プリを活用し、いつでもどこでも蓄積された情報を確認することができる事。
・ 利用者の基本情報(住所・氏名・電話番号・医療機関情報、身体状況、介護保険情報、
ADL情報)及び介護計画書、サービスの予定・実績、訪問介護員の情報等が登録で
きる事。
・ ICラベルを利用し、客観的な方法を基盤とした正確なサービスの開始・終了時刻の
記録ができる事。
・ 訪問介護員等が携帯するスマートフォンやタブレット等にインストールしたアプリか
らブラウザー上の専用ページへアクセスし、いつでもどこでもリアルタイムに自身の
スケジュール、利用者の基本情報、他の訪問介護員からの申し送り事項、管理者から
の指示等の情報を確認する事ができる事。
・ 訪問介護員等が持つスマートフォンやタブレット等にインストールしたアプリ、訪問
介護員用ICカード、利用者用のICラベル等を活用する事で、サービス提供の記録
をリアルタイムにサーバー上に蓄積する事ができる事。
・ 業務の省力化とメンテナンス性を考慮し、サービス提供の記録がリアルタイムに蓄積
された情報と、オペレーションシステムが参照する情報が、同一のデータベースであ
ることにより、蓄積された情報がリアルタイムに連動される事。
・ オペレーションシステムは、日々のサービス提供の記録等の利用者の心身の状況等の
情報を蓄積したシステムとリアルタイムで連動し、CTI の技術を活用することで利用
者からの通報を受けた際に瞬時にそれらの情報が把握できる事。
・ オペレーターが定期巡回サービスを行う訪問介護員等として事業所外にいた場合でも、
他の訪問介護員等がリアルタイムで蓄積した利用者の日々のサービス提供の記録等の
利用者の心身の状況等の情報を、スマートフォンやタブレット等を利用して瞬時に把
握することができる事。
・ スマートフォンやタブレット等にインストールしたアプリによる記録方法は、タッチ
操作や音声入力等を活用し、機械に不慣れな訪問介護員等でも容易に記録できる事。
・ 個人情報流出防止上の観点から、スマートフォンやタブレット等にインストールした
アプリからサーバーにアクセスする際には IC カード等の認証を必要とし、情報を閲覧
できる者を限定することが可能であり、なお且つアプリ上で記録・閲覧したデータは
訪問介護員等が持つスマートフォンやタブレット等のローカルメモリにキャッシュさ
れない設計になっており、万が一スマートフォンやタブレット等を紛失した場合には、
遠隔操作で IC カードの認証を無効にすること等で情報漏洩を防止する対策が講じら
れている事。
※上記の性能相当以上である事
(2) 納入事業者の要件(実績面)
・
定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業でのオペレーションシステムの導入実績が
豊富である事(システム面でのサポート体制・実績)。
・
システム導入以外での支援体制がある事。(利用者獲得に向けた営業支援策の提供、
他地域での成功事例の共有等)
事業者選定にあたっては、定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業はもちろん、緊急通
報事業や緊急事態の対応サービスにおいても受託実績が豊富な事業者を選定する。
また、定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業を継続、拡大していくために、機器購入
だけに留まらず、他の事業所との情報交換等を通して、事業全体をバックアップしてくれる
事業者が好ましい。
5.
納入場所
〒411-0822
静岡県三島市松本 308-1
6.
納入期限
平成 27 年 10 月 10 日(土)
7.
その他
・個人情報流出防止に十分に配慮したシステムである事
・システム納入事業者は単に機器を納入するだけではなく、事業開始前後を含め継続して
事業支援を行う事のできる体制を有する事
・受注者は、サービス開始より最低 5 年間の運用を保証する事
・その他、疑義が発生した場合は、その都度担当者と協議の上決定するものとする
以上