旅日記(スイス編2) 古希老人 スイスの宿は、2日間ともインターラーケンと湖を見下ろせる丘の上に立ったリゾートホテルでし た。 部屋は、コンドミニアムとして長期滞在が可能な作りになっていて、1階が居間と簡単な炊 事場、ラセン階段で上がった2階に寝室と洗面所がありました。 しかも、ベランダからは、アル プスの雪化粧した山々が眺められ、朝日に赤く染まった景色はまさに絵に描いたようでした。 パ ック旅行でこんなゴージャスな部屋に泊まれるとはまさに予想外でした。 スイスの2日目は、マッターホルン観光です。 午前7時半にバスでホテルを出発し、途中カート レインを利用してコッペンシュタインへ。列車に乗り換えてツエルマットに正午前に着きました。 ツエルマットは、マッターホルン観光の基地で、瀟洒なロッジが林立しています。 もし機会があ るなら、是非滞在してみたい街です。 近くのレストランで昼食後、いよいよ登山列車で山登りです。 運よく運転席の隣の席に座れまし たので、自分が列車を運転している気分で、時々刻々かわる風景を楽しむことができました。 山頂の展望台は、高度3130mにあり、目の前にマッターホルンの雄大な山容が広がっています。 天候は晴れ、風も穏やかで、展望台のテラスで雄大なアルプスの山々をバックにして飲んだコーヒ ーの味は忘れられません。 約1時間の滞在で展望台を後にし、往路と同様のコースを辿り、夕刻 インターラーケンに戻りました。 <蛇足>カートレインは、鉄道のトンネルを利用して自動車を運ぶ専用列車で、道路を使う場合に 比べて大幅な時間短縮が可能になるとのことでした。 自家用車ならスムーズに乗降できますが、 大型バスになると、列車の側壁との間が10−20cmしかなく、しかも、列車の長さだけ進まな ければなりません。ゆっくり着実に車を運ぶ運転手の腕前に、全員で拍手喝さいしました。 (写真の説明) 左上 ツエルマットの町で 右上 展望台より 左下 車窓に広がる山々 右下 テラスにて
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