学芸会の合奏では、たくさんの楽器に分かれて演奏し ます。月曜日に合奏の練習を初めて行いました。楽器を 触ることはとても楽しいので、子供たちもがんばって練 習していました。 私はタンブリンとすず、大太鼓、小太鼓、ウインドチ ャイムの子供たちを指導しました。テーマは、 「正しい持 ち方とたたき方」です。 大太鼓、小太鼓、ウインドチャイムは、ばちでたたく ので演奏の仕方がわかりやすいです。ばちを親指と人差 し指ではさみ、手首の力を抜いて振り下ろします。子供 たちは繰り返し練習するうちに、正しくたたくことがで きるようになってきました。 難しいのは、タンブリンやすずです。この二つの楽器 は、一回たたいただけでたくさんの音が響きます。その たたき方によって、音の響き方も違ってしまいます。きれいに響くように、たたき方を何度も練習しなくてはなりま せん。 タンブリンの場合、子供たちによく見られるのは、手のひら全体で皮の部分をたたくやり方です。タンブリンの枠 の中についているたくさんの小さなシンバルが一度に全部鳴ってしまいます。そして、すぐにその響きが消えてしま います。皮の音が「バン、バン」と聞こえるだけで、軽くてきらきらした音が出てきません。そこで、子供たちに、 下のような叩き方を教えました。 ①手首の力を抜いて、腕を上げる。 ②そのまま手首から振り下ろす。 ③スナップを効かせて指先で叩く。 子供たちは私の真似をして何度も練習しました。飲み込みが早くて、とても上手になりました。タンブリンの軽や かな音も出てきました。 きれいな音で、きらきらと星が輝くような演奏を目指して、子供たちと練習を積み重ねて行きたいと思います。
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