余韻をのこして - 中野市立倭小学校

中野市立 倭小学校
平成 27 年 10 月 30 日
(金)
学校だより
No.28
〒383-0002 長野県中野市田上 322
TEL 0269-26-8002 FAX 0269-26-8004
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余韻をのこして
梢から解き放たれて舞い踊る落ち葉が、いよいよ秋霜から冬
の訪れを告げているかのようです。本日は大勢のご来賓、保護
者の皆様をお迎えして、倭小学校の音楽会が開催されました。
表情豊かに歌い上げた合唱曲、心を一つにして奏でた合奏曲、
しっとりとした秋の色合いに溶け込んだ二時間あまりの時間、
ご来場の皆様と共に聴き入りました。
今日の音楽会を迎えるまでに音楽専科の鈴木先生のご苦労
があり、各担任の先生方の日々積み重ねの指導がありました。
そしてその期待に応えて子どもたちが心を合わせたとき、少人
数であることを越えた楽曲の美しさが広がり、感動が生まれました。私はふと、倭小に赴任して
初めて子どもたちの歌声を聴いたときのことを思い出していました。人数は少なくてものびやか
に、艶やかに歌う子どもたちの歌声のことです。心を開放し、歌に浸り込む子どもたち。先輩か
ら受け継いできた倭の精神でもあるのでしょう。ご参観いただいた皆様とともにこの感動を共有
できたことをうれしく思います。
なお、「のぞみのさと高社」の方や「ぱれっと」のみなさん、飯山養護の高等部の生徒さん、
またたかやしろ保育園の来入児のみなさんにも鑑賞していただくことができました。短時間では
ありましたが、交流の機会をもたせていただいたことに感謝申し上げます。
全校二部合唱「歌はともだち」
4年部分二部合唱「今日から明日へ」
1年音楽物語「たのしいな!!」
「うたはともだちだー」の出だしの「う」
の音からそろってしっかりと出ていた。
リズム感よく、声量もしっかりしてお
り、音楽会のスタートにふさわしい、全
員の気持ちがそろった歌であった。
表情や歌声に子どもたちの自信が満ち
ている。リズムに乗り、楽しんで歌って
いる姿は、聴いているものをぐいぐいと
引きこむほどに、楽しく伸びやかであっ
た。歌の大好きな子どもたちである。
歌に楽器に台詞にと構成がすばらしい。
保護者も裏方として参加いただくなか、
三人の子どもたちが生き生きと発表す
ることができた。感動の涙を誘うほどに
すばらしい発表であった。
3年リコーダー奏「いつでも何度でも」
2年音楽物語「11ぴきのねこ」
5年合奏「英雄の証」
ファの指使いに苦労したと前置きした
子どもたちだったが、澄んだ音色が大変
心地よかった。シンプルな演奏のなかに
聴き手を引きつけるリコーダーの美し
さが感じられた。
子どもたちと同数の「11ぴきのねこ」
になって歌物語を展開していた。ときお
りソロないし二人で歌う場面があった
が、大勢の人の前で堂々と歌う姿に感心
させられた。長編物語をやり切った。
2台のアコーディオンが曲に厚みをつ
け、重厚な雰囲気を出していた。小太鼓、
大太鼓、バス木琴等が効果的に配され、
聴く者を楽しませてくれた。一人一人が
真剣に練習してきた成果が発揮できた。
6年 二部合唱「いのちの歌」
全員 斉唱「もみじ」
新井PTA会長の指揮により、会場が一
体となって「もみじ」を歌った。小規模
校とはいえ、たくさんの方々にご来校い
ただき、音楽会を盛り上げていただいた
ことに感謝申し上げたい。
職員合唱奏「夢をかなえてドラえもん」
15名の教職員がそろって歌と合奏を披
露した。全員そろって練習する時間がと
れずに半ばぶっつけ本番。しかし、さす
が先生方、上々の出来栄えと自画自賛。
なお、写真は萌絵さんが撮ってくれた。
サックス演奏 「空みあげて」
4年 合奏「学園天国」
ツリーチャイムやカウベルを効果的に
使い、魔法をかけたイメージをふくらま
せていた。苦労して作った小道具が子ど
もの歌、台詞を引き立てていた。
サックスとピアノの音色が心地よく、目
を閉じれば洒落た店の片隅にいるよう
な気分になった。普段はあまり生演奏で
聴く機会がないだけに、音楽会に花を添
えていただいた。
なつかしいヒット曲を聴かせていただ
いた。リズムがむずかしいだけにこれま
での練習も苦労してきたことが察せら
れる。打楽器のビートやバスマスターの
低音に思わず歌を口ずさみたくなった。
5年 二部合唱「HEIWAの鐘」
6年 合奏「『惑星』より木星」
全校 二部合奏「花は咲く」
「こぶしをひろげて 手をつなごう」の
歌詞に感じ入り、命の大切さを伝えるメ
ッセージの重さをかみしめながら歌う
子どもたちの姿。聴きごたえのある歌の
仕上がりに静かな感動を覚えた。
曲の冒頭から引き込まれた。大太鼓、小
太鼓、シンバル等の打楽器の的確なリズ
ムが気持ち良い。宇宙を漂うような危う
さ、不安感、そして荘厳な出会いをイメ
ージさせる曲の仕上がりがすばらしい。
やり遂げた満足感を漂わせ、終わりゆく
音楽会を惜しみながら、全員で「花は咲
く」を歌い上げた。「だれかのおもい~」
のハーモニーは最高。何度聞いてもいい
歌だが、今日は一際心に刻まれた。
8人の子どもたちが高音低音に分かれ
て、やわらかい歌声を響かせていた。歌
詞の意味を考え一語一語丁寧に歌って
いる姿が印象的であった。自分なりの思
いを込めて歌う姿にひきつけられる。
3年 音楽物語
「おかしのすきなまほう使い」
芸術の秋
成果として
子どたちは、音楽会の感動、やり遂げた満足感をもっておうちへ、
帰ったことでしょう。芸術
の秋にふさわしい今日の日
でした。
芸術の秋といえば、絵画
や工作、習字の作品もすば
らしい出来栄え、成果をあ
げています。
代表として咲来さんの絵
を紹介します。この作品は
中央入選となりました。お
めでとうございます。
題「葉っぱのしげった木でかくれんぼ」