世話人 佐藤 剛(帝京平成大学) *特別セッションは,講演集執筆・発表

13
■特別セッションの開催案内
特別セッション 1:
「地すべり・斜面災害の緊急対応や斜面変動状況の把握にむけた UAV と SfM の活用」
世話人
八木浩司(山形大学)
近年,自動制御型小型飛翔体(UAV:Unmanned aerial vehicle)の開発と三次元形状復元技術
(SfM:Structure from motion)の発達がめざましい.また、それらを組み合わせることで,地表
数〜百メートルから撮影された画像を用いた地表付近の詳細な DEM の作成や詳細地形図の作
成が可能になっている.この技術は,斜面災害直後の被災状況の把握,ひいては対策方針決定
にむけての迅速な検討に極めて有効であると考えられる.あるいは、荒廃地の長期的な地形変
化の把握にも応用できる可能性を秘めている。
本セッションでは。地すべり・斜面災害対策分野における UAV と SfM の活用に関する発表を
募集します。
特別セッション 2:
「地すべり防災に関わる日本の国際協力」
世話人
佐藤
剛(帝京平成大学)
地すべり災害は日本のみならず,海外でも重大な問題となっています。とくに開発途上国では,
地すべりの調査・対策技術を持ち合わせていないことが多いことから,日本は(独)国際協力
機構(JICA)を通じて集水井工に代表されるハード対策や住民の組織化,ハザードマップの作
成といったソフト対策を支援してきました。最近では,(独)科学技術振興機構と JICA が実施
する「地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム」のスキームで,日本の研究者と相手国
側カウンターパートとが協働で地すべり防災研究を活発に推進しています。本セッションでは,
地すべり研究・対策技術分野における開発途上国を対象とした国際協力活動に関して発表を募
集します。
*特別セッションは,講演集執筆・発表・質疑応答いずれも,一般口頭発表と同じスタイ
ルで実施されます。
- 13 -