・UAV(無人飛行体:ドローン)活用の現状と課題、世界の動向

2015-10-13
3次元計測技術と業務革新・モニタリングへの応用・例
〜リアル(現場)とバーチャル(コンピュータシステム)の融合、UAV(無人飛行体)で撮影した画像からの「3D モ
デル構築」手法〜
・UAV(無人飛行体:ドローン)活用の現状と課題、世界の動向
<追記2>10/5-7 ラスベガス「Commercial UAV Expo」に講師の河村、西村が参加してきました。
3次元計測の重要な手法として、世界では2,3年前から、日本でも今年から急速に火がつき、さま
ざまな分野で3次元計測と応用の革新が始まりました。世界の最新技術動向・市場動向の解説を追
加します。安全面などまだ課題は多いですが、それを克服する技量を身につければ確実に大きなメ
リットを出せることが実証されてきました。
出展社が 120 社を超え、世界中から専門
家が 1600 人以上集まるという、まさに
沸騰状態です。
・大型対象物が可能になったことや画像処理技術の発達により、応用範囲が拡がっている3次元
計測の最新技術を修得し、実務に活かそう!
講師の言葉
[第1部]
3 次元計測技術が開発され、普及し始めて 10 数年が経つが、ハード、ソフトとも依然として次々
と新技術が登場し、マーケットが激しく動いている。ハードベンダー側は、新しいビジネスチャンス
が生まれるのと合わせて、築き上げたマーケットが消えていくリスクも存在する。一方ユーザ側
は、どのタイミングでどのようなハードおよびソフトのシステムを導入すべきか、難しい判断を迫ら
れる。両者とも技術動向、市場動向を正しく把握しておかないと、正確な判断ができない。またユ
ーザが新システムで真に経営に役立たせるには、単にハードウェアやソフトウェアの良し悪しだけ
ではなく、そのシステムを活用して、社内の組織のあり方まで含めて業務のやり方をどう変えてい
くのかという、ユースウェアを確立していかねば意味がない。
本セミナーでは、この3次元計測技術の動向と、各種関連ハード、ソフトの選定方法、効果的な
導入方法について、解説をおこなう。
[第2部]
大規模プラント施設の 3 次元レーザ計測技術は、欧米諸国を主体とし、原子力・火力などの発
電プラントや石油精製プラントの効率的な設備改修・更新工事に向け、新しい現場寸法情報取得
1
技術ツールとして大きな発展を遂げている。近年、国内においては高度経済成長期に建設された
各工場の老朽化による設備更新・改造工事の頻度が高まりつつあり、設備の維持管理や延命化
を図り、効率的な更新工事・エンジニアリングを行うための正確な現地寸法情報を取得・整備(ア
ズビルト化)するニーズが高まっている。これらのニーズや期待に応えるべく、プラント・工場の保
守・改修工事に向けた最新の3Dレーザー計測技術や効果的な適用方法について事例を交えて
解説を行う。
[第3部]
IICT を活用したインフラ維持管理への取組みが推し進められている。このような中、橋梁やトン
ネルなどの土木構造物では、5 年に 1 度の定期的な近接目視点検が義務づけられ、例えば
UAV(無人飛行体)を活用したモニタリング技術が、これら点検の代替あるいはそのスクリーニン
グ技術として期待される。しかしラップ率の高い UAV で撮影した多くの画像から、従来の写真測量
で解析を行うには、ターゲットを対象物に複数設置し、標定を行う必要があり、3D 形状の復元まで
には多大な時間を要していた。
一方写真測量の発展型としての SFM(Structure from Motion)が一般化し、近年は低廉な解析
ソフトも市販されてきた。この SFM は、画像内の特徴点から、カメラの 3 次元位置を特定し、3D 形
状をリアルな高密度データとして迅速に生成でき、インフラ長寿命化の地産・地消に展開できると
期待される。
本セミナーでは、軍艦島など近代化遺産で活用してきた UAV、SFM、AR(拡張現実)や、ひび割
れ幅を検出・評価する手法を、インフラ構造物の調査に如何に適用してきたかについて具体的に
解説する。
セミナー詳細
開催日時
2015 年 10 月 30 日(金) 10:30 ~ 17:40
開催場所
【東京】日本テクノセンター研修室
カテゴリー
電気・機械・メカトロ・設備/ソフト・データ解析・画像・デザイン
受講対象者
・3次元計測技術に関する技術者
・3次元計測技術を適用・導入検討中の技術者(経験者含む)
・リバースエンジニアリングにおいて課題を抱えている技術者 ・設備管理・保全管理部門の技術・管理者
・インフラ構造物の調査・点検に関する技術者
・プラント、機械。構造物、飛行機、船舶、建築、土木、測量、カメラ、システムほか関連企業の方
2
予備知識
・特に予備知識は不要です
・3D計測技術の基本知識があると全体的な理解が深まります
修得知識
3 次元計測に関わる各種ハード、ソフトの選定のしかた、効果的な導入のしかた、注意点などが分かる
・プラントや工場施設向けの計測装置の選定方法やデータ処理への展開の考え方等。さらに定量的な適
用効果の考え方や3D計測技術で克服できる領域や基本的な知識
・インフラ構造物の調査・点検における、3D レーザ計測、デジタル写真測量、UAV その他画像処理の応
用
プログラム
第1部 3 次元計測技術による業務革新−基礎編
1. 世界の 3 次元計測の技術とマーケット動向
(1).分野別の普及状況と課題、
(a). 土木・測量
(b). 移動計測(モバイル)
(c). プラント、工場設備
(d). 建築・BIM
(e). 法廷問題(Forensic)
(f). 文化財・遺跡
(g). アミューズメント
(h). 医療分野
(2). SPAR International 2015 で見られる動向
(a). 出展社急増 量の変化+質の変化
(b). 2つの大きな話題(ヘッドマウント、ホログラム)
(c). ホワイトカラー、ブルーカラー + シリコンカラー登場
2.3次元計測による業務革新
(1).リアル(現場)とバーチャル(コンピュータシステム)の融合による業務革新
真の DC(Dimensional Control )が実現できる環境が整う。オフィスによる設計、工場による内作(プレ
ハブ)、および建設現場の3か所をリアルタイムに3次元情報を交換し、現場でのやり直し作業防止と、生
産性革新
(2)
3 次元CADとの統合
(3). 3 次元大衆化のインパクト :特別、高級なツールではなくなった
3.最新のトピックス・提言
(1).UAV(無人飛行体:ドローン) 活用の場急増
(2).2次元工事図面撲滅運動へ
(3).データ標準化 Engineering Interface Format(EnDIF)、BIM LOD(Level of Development)
3
(4).図面データとして普及している pdf が、そのまま 3 次元に
(5).BIM から BIM2(modeling & management)へ。 同様に CIM2(construction), PIM2(plant)へ
第2部 3次元計測の基礎技術とその応用による業務革新の推進 −応用編1
:プラントおよび工場設備
1. プラント・工場設備向けの3D計測と応用事例
:事例から計測やデータ作成に必要な留意事項等の解説を行う
(1).適用事例紹介
(2).3 次元計測の適用目的
(3).データの活用手法
(4).3D モデル作成
(5).図面作成
(6).測定手法及び選定
(7).今後の課題
2.プラント・工場設備向け計測及データ作成時の留意事項
(1). 測定装置選定
(2) .選定に必要な検討事項
(3) .ソフトウエア・データ基本処理概要
(4) .課題(3Dレーザースキャナ、写真計測、ハンディスキャナ)
3.事例紹介(プラント施設適用目的と事例)
(1) .リバースエンジニアリング事例
(2) .保全管理向け事例
(3) .ドローンによる地形計測
第3部 インフラ点検における遠隔計測・画像処理の活用と今後の展開 −応用編2
:社会インフラ(土木・測量)、文化財、移動計測(UAV 含む) その他
1.変状調査・モニタリングへの遠隔計測法の概要
2.ひび割れ幅の算定(クラックインデックス〔CI〕)
3.軍艦島の計測とモニタリングへの活用
4.UAV、SFM を用いた軍艦島外観変状調査への活用
5.ギガピクセル画像撮影システムの軍艦島への活用
6.UAV、SFM を用いたインフラ構造物への適用
7.AR(拡張現実)、MR(複合現実)の適用
8.その他 UAV 安全マニュアルについて
4
キーワード
3 次元計測 レーザスキャン フォオトグラメトリー Dimensional Control ライフサイクルエンジニアリング
3 次元プリンター 3Dレーザー計測 3Dレーザースキャナー リバースエンジニアリング 保全管理 現
場調査 3DCAD 点群 デジタル写真測量 情報連携 近代化産業遺産 インフラ構造物の調査 3D
レーザ計測 デジタル写真測量 UAV(無人飛行体) ギガピクセル画像撮影システム 画像解析からひ
び割れ幅算出
タグ
シミュレーション・解析
画像
画像処理
受講料
一般(1 名) : 48,600 円 (税込み)
計測器
検査
非破壊検査
同時複数申し込みの場合(1 名) : 43,200 円 (税込み)
会場
日本テクノセンター研修室
住所: 〒 163-0722 東京都新宿区西新宿小田急第一生命ビル(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩 10 分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩 8 分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩 5 分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
地図 : http://www.sparj.com/JTC/MapJTC.pdf
申込み
下記 JTC 浦山氏に「3 次元計測講習会申込み、SPARJ 紹介」
協賛:SPARJ
としてメールしてください。
(株)日本テクノセンター
セミナー事業部長 浦山英記
〒163-0722
[email protected]
東京都新宿区西新宿 2-7-1 小田急第一生命ビル 22F
TEL 03-5322-5888、 FAX 03-5322-5666 、URL http://jtc-techno.com
記載事項: 会社名、住所、所属、氏名、電話、メールアドレス
以上
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