タンパク質相互作用予測システム

38
タンパク質相互作用予測システム
[技術の概要]
[技術の利用例]
• タンパク質が他の分子と相互作用するかど
うか、どの部位と相互作用するかを配列情
報のみから予測する。また、さまざまな分子
との相互作用を総合的に予測することがで
きる。構造既知の場合は、構造情報を利用
して、より高い精度で予測することができる。
• 利用者が指定する任意のリガンド分子に対
して、その結合部位を予測する。データの収
集、機械学習、パラメータの最適化を自動化
し、複数の学習手法が選択できる。
相互作用部位予測
protein or
other
molecule
相互作用予測
protein or other
molecule
protein
•
•
•
•
タンパク質-タンパク質
タンパク質-糖
レクチン分類
タンパク質-脂質
相互作用データベース
物理的な相互作用解析
タンパク質-リ 糖鎖結合
ガンド複合体 タンパク質
タンパク質-リガンド結合部位
(構造比較・分類)
•
•
•
•
•
protein
タンパク質-タンパク質
タンパク質-糖
タンパク質-脂質
タンパク質-金属
タンパク質-核酸
複合体構造の精密化
protein
protein
protein or other
molecule
protein
• タンパク質-タンパク質
糖、脂質、タンパク質、核酸
タンパク質相互作用予測
タンパク質の構造
糖、脂質、金属、タンパク質、
核酸
タンパク質相互作用部位予測
ドッキング予測
ツールの自動生成
データ収集、手法選択、最適化
タンパク質相互作用予測
αグルコース、プリンヌクレオチド、金属イオン
などに適用し、従来よりも高い精度で予測
予測結果のAUC値
• タンパク質-タンパク質相互作用 0.926
• タンパク質-糖相互作用 0.869(非酸性糖は0.901)
• タンパク質-脂質相互作用 0.980(機能分類)
タンパク質の機能や他の分子との相互作用部
位を比較的短時間で予測することができるの
で、実験による解析のヒントを与え、多数のタ
ンパク質を対象とした予測に利用できる。総合
的な予測ツールとしてWeb上に公開する。
連絡先
[名前] 清水謙多郎、寺田 透、角越和也
→
• 物理的な相互作用解析、
リガンド+タンパク質の配列
[所属] 東京大学
ドッキング予測
+
タンパク質の配列
[E-mail] [email protected]