回転式電気炉RBF13(744KB)

低公害の焼成
溶解ワックスの回収:
回転式電気炉
鋳型内から溶け出たワックスは、炉床板の傾斜溝
構造により、効率的に、容器に排出できます。
RBF13
排煙臭の防止:
焼成炉内の排煙を再燃焼させる、二次焼成炉付き
です。独自の煙道分配燃焼方式で、高い燃焼効率
を実現。排煙による公害や臭いを極力おさえま
す。
ロストワックス鋳造専用に開発された、効率良く、鋳型の
脱ロウ・焼成ができる回転式電気炉です。
■ 回転式電気炉は、炉内の温度分布が均一で、鋳型の焼けムラを最小限
におさえます。焼成中に鋳型の位置を変更する必要はありません。
■ 最高焼成温度が摂氏950°。金・銀・プラチナの鋳造に使用できます。
■鋳造設定温度に達してからの経過時間を指定できますので、安心して
鋳造を始められます。
仕様
型式
電源
消費電力
本体重量
外寸
最高温度
炉床板
鋳型収納数
鋳型寸法
RBF13 220V
220V,50/60Hz,単相
6KVA
約200Kg
825(間口:コントロールボックス含む)x708(奥行)
x1984(高さ:二次焼成炉含む)mm
最大950℃
直径330mmx2枚
13個(直径101mm)
15個(直径89mm)
19個(直径76mm)
最大高さ230mm
仕様は、将来、予告なしに変更することがあります。
825
二次焼成炉
2
3
4
TIME
TEMP.
1984
コントロール
ボックス
1425
708
(左側面)
660
単位:mm
(正面)
J-3 0708
均一温度で焼成
正確な温度制御
高品質の鋳造結果を得るためには、質の高い鋳造機を使用するだけでなく、ロストワッ
クス鋳造工程全体にわたり使用される関連機器すべてが質の良いものでなければなりま
せん。焼成炉は、どちらの鋳造現場でも重要な機器です。常に安定して結果を得るため
には、焼成炉内の温度分布が均一であることが、非常に大事です。
焼成温度分布の均一化:
優れた断熱性能:
回転式炉床板により、炉内の温度分布が均一化、
炉内のどこの位置に置かれている鋳型も同じ温度
で焼成されます。また、鋳型の位置替えをする必
要がありません。
炉のドアが他の焼成炉に比べ小さいので、断熱効
率にすぐれ、炉のドアを開け閉めしても保熱が良
く、また放熱が少ないため鋳造室内の温度上昇を
最小限にくいとめます。
鋳型の焼成ムラ防止:
今、お使いの炉の表示温度が摂氏650度の時に、
炉のドアを開けて鋳型の色を観察してみてくださ
い。もし、鋳型がオレンジか赤色なら、設定温度
より、熱せられすぎています。コイルに直接面し
ている鋳型が、他の位置に置かれた鋳型にくら
べ、過熱状態となっていると考えられます。
加熱パワーの自動調節:
石留鋳造に安全な過昇温度防止装置:
一回の焼成サイクルは、4段階のステップから構成
されます。 各焼成ステップそれぞれ最良の加熱
パワーが本機で自動的に計算され、正確な温度制
御を実施します。 最初の段階では比較的に弱めの
出力で始め、最終段階に向かって出力を強めてい
きます。細心の制御が行われますので、各々のス
テップで、鋳型が過熱することはありません。
RBF13の正面操作パネルにある過昇温度防止装置
は石留した宝石を万一の過熱から守ります。あら
かじめ設定した限界温度を超えると、直に本機の
電源が自動的に遮断されます。
プラチナ鋳造用にも使用可能:
RBF13は最高焼成温度が摂氏950度ですので、
金・プラチナどちらの鋳造用にも使用可能です。
RBF13の過昇温度防止装置
便利な操作パネル:
停電に備えた対応:
操作パネルでは、現在のステップ番号、現在の炉
内の焼成温度など、様々な情報を得ることができ
ます。
自動運転中の停電は、復電時に自動的に、停電時
の焼成ステップから、再開されます。
予約タイマ:
事前に設定したタイマにより、焼成サイクルを自
動的に開始することができます。例えば翌朝9時に
鋳造を開始したい場合、きょうタイマをセットし
ておけば、翌朝9時には、鋳造を開始できるように
自動的に焼成を終えておくことができます。最長
の設定時間は「9日23時間50分」です。
各種数値の表示窓
Temp.(温度)
Time (時間)
AlarmNo.(アラーム番号)
鋳造開始時間を設定可能:
鋳造設定温度に達してから
の経過時間をあらかじめ指
定できます(左ページ下の
グラフのステップ4)。
焼成プログラムの記憶:
4種類の異なる焼成プログ
ラムをメモリできます。
焼成温度
鋳造開始可能*
ステップ
1
待機時間
キーを押す
焼成開始
RBF13の温度コントロール
ステップ
2
ステップ
3
ステップ
4*
*ステップ4の保持時間を設定可能。
当該LEDランプが点灯から点滅に変
わると鋳造可能。
RBF13の操作パネル