解答・解説 - 九州国際大学付属中学校

九国プレ 2011
解答・解説
九州国際大学付属中学校
一
問一
問二
問三
問四
問五
問六
問七
問八
二
問一
問二
問三
問四
問五
問六
問七
問八
三
問一
問二
問三
点
二
点
三
点
20
一
40
《解答》 (配点)
語 ―
40
― 国
ⓐ 大陸
ⓑ祝
ⓒ 見届
ⓓ帯
ⓔ 時点 (各2点)
Aウ
Bイ
C オ (各2点)
(1)卵を立てる (3点)
(2)どんな難問~ということ (3点)
ア (2点)
エ (2点)
ウ (2点)
(1)【例】卵を割らずに立てなければならないと考えたから。
(二十三字
(2)あ 思い込み
い 条件 (各3点)
ウ (3点)
3点)
ⓐ なお (る) ⓑ にだい ⓒ もんく ⓓ ほうがく ⓔ たてもの (各2点)
意外 (3点)
転んだとき (3点)
【例】アツシの目がもう見えなくなってしまうかもしれないということ。
(4点)
開いている出入り口 (3点)
【例】魚をもらったが、調理のしかたがわからず、途方に暮れた。 (4点)
ア (3点)
あ 手術
い 成功
う 見える
え【例】はげまし
お【例】不安 (心配) (各2点)
①
①
①
A【例】歩 B【例】事
エ
② ア
③ ウ
三
② 八
③ 二
②C【例】足
(各2点)
(各2点)
-1-
D【例】色
(各2点)
《 解 説》
一
問一
小学校六年間で学習する漢字から出題しています。間違えたものは、しっかり覚
えましょう。
問二
接続語 (つなぐ言葉)の問題です。空らんの前後をしっかりと読みましょう。
Aの後の文の最後には 「~わかったからだ。」とありますから、理由を述べると
きに使う 「なぜなら」が入ります。Bの前と後では、 「卵を割ってよいといって
いなかった」 「卵を割ってはいけないとは言っていなかった」と逆の内容が示さ
れています。したがって 「しかし」が入ります。Cの前後は、同じ内容が別の言
葉で表現されていることがわかりますね。ですから、 「つまり」が入ります。
問三
(1)は指示語の問題です。直前の内容からふさわしい五字を探してください。
(2)は、答えが少しはなれたところにありますが、問題文の 「どのようなこと
を示すためですか」に注目してください。本文中に 「~を示した話だ」という表
現があります。ですから、 C をふくむ一文に答えがあるとわかります。共通
した言葉をヒントに答えを探しましょう。さらに、字数制限がありますので、C
の前の内容が答えとなります。
問四
慣用句の意味に関する問題です。 「固唾をのむ」という言葉は少々難しいかもし
れませんが、本文の内容や、構成されている言葉の意味にも注目すれば、答えが
導けるでしょう。 「固唾」とは 「固いつば」という意味です。 「つば」が固く感
じられ、飲み込みづらくなるほど、緊張しながら見守る、といった表現です。
問五
ここに入る言葉を考えるには、後の文に注目しなければなりません。よく読む
と、後の文の最後には 「~言ってなかったではないか、と。」とあります。
「~、と。」の後には何か言葉が入るはずですが、省略されているのです。それ
は、前に言ったことと同じ表現が入るときに起こることが多いです。
つまり、 * には、同じような内容が入ると推測できます。
問六
主語と述語の問題です。主語とは 「~は」 「~が」にあたる言葉です。 「~に
は」というのは主語にはなりませんので注意してください。
問七
(1)で 「卵を立てられなかった人びと」は、他の表現でも言いかえられていま
す。直前の段落には 「『卵を割らずにそのままに』という問題として受け取って
しまった人」とありますし、また、同じ段落には 「自分の思い込みのために卵を
立てられなかった人びと」ともあります。これらの表現から答えを作りましょ
う。
(2)の答えはこの後の段落にあります。これも問題文の言葉、 「問題の前提」
「とらえなおす」などの言葉に注目し、本文中に同じ言葉を探してみてくださ
い。
-2-
問八
二
問二
コロンブスはアメリカ大陸を発見した人ですのでアは間違い。また、イのように
「思い込みにおちいるように仕向けるのがうまい」という内容はありません。さら
に、問七の (2)にもあるように、筆者はどんな難問でも、自分が思い込みにとら
われていないかを見直し、問題の条件をとらえなおすことで、解決の糸口が見つか
るのではと言っているので、エも本文の内容に合いません。
「意外」の 「意」は 「気持ち、考え」という意味があります。よく 「以外」と書き
間違えることがありますので気をつけてください。
問三
アツシは視力が弱いため、少年は心配して気づかっています。特に、答えの一文で
は 「アツシの後ろに回っ」て転んでもすぐに助けられるようにし、さらに 「何度も
声をかけ」て転ばないようにも気づかっていることがわかります。
問四
少年は 「『もしも』の向こう側にあるものが近づいてくるのが怖い」と言っていま
す。彼にとって考えると怖いと感じる内容とは何でしょうか。前の段落にも、 「も
しも失敗したら目がどうなるのか、アッくん、知ってるの?」とあります。ここか
ら想像して答えを作ってみてください。
問五
━━━④の前に、 「たまにはそういうことで『もしも』を使いたかった」とあり、
その 「もしも」が当たった、という流れです。あとは 「そういうこと」が指し示す
内容がわかれば答えが導き出せます。
問六
「途方に暮れる」とは、 「どうしていいか分からず、困る」という意味です。困っ
じょうきょう
ている 状 況 がよく分かるような文を作ってください。
問七
「歓声」とは、喜びの気持ちがあふれたときに出す声のことです。その直後の文に
も 「アツシはうれしそうに、…」とありますので、海を見ることができて喜んでい
る様子がわかりますね。
問八
少年は、アツシの目の手術のことをとても心配していました。しかし、前半ではそ
のことを直接アツシに聞いたり、話したりすることができませんでした。このよう
な状況に 「胸がつっかえていた」少年でしたが、商工会館の非常階段への出入り口
が見つかり、海を見ることができたことなどから、手術に対する不安がうすらいで
いき、最後には 「(手術は成功するから)見えるようになるよ」というはげましの
言葉をかけることができたのです。
-3-
三
問一
熟語のしりとりです。①は、 「進歩」→ 「歩行」→ 「行事」→ 「事件」となり
ます。②は、 「満足」→ 「足音」→ 「音色」→ 「色素」となります。特に②
は、 「足」を 「ソク」 「あし」、 「音」を 「ね」 「シキ」と、それぞれ違う読
み方をしなければいけません。
問二
慣用句の問題です。それぞれの言葉がどのような意味で使われているかをたず
ねています。 「図に乗る」は 「調子に乗る」、 「耳が早い」は 「情報を聞いて
知ることが早い」、 「腕をみがく」は 「技術をみがく」という意味です。
問三
「早起きは三文の徳」は、朝早く起きると、何かいいことがあるという意味で
す。 「桃栗三年柿八年」は、桃と栗とは、芽生えのときから三年、柿は八年た
てば実を結ぶということを意味しています。
「二階から目薬」は、思うようにならなくて、もどかしいことを表します
-4-
― 算
数 ―
1 (計算問題) 4 点 % 6 = 24 点
整数、小数、分数の計算は何度も練習しましょう。また□をうめて計算式を完成させることや、比
を簡単にすることも出来るようになりましょう。
(1) 1.34 (2) 17 (3) 289
5
(4) (5) 75 (6) 3 :8
4
3
2 (量と測定) 3 点 % 12= 36 点
単位換算をしてから計算をします。また図形の辺の長さや面積を求めるなど基本的な問題です。
(1) この日の洗ざいの販売価格は 480 %
85
75
=306 0 円1
%
100
100
918 円
この洗ざいを3個買うので 306 % 3=918 (2) 分速 800 m で走ると1時間で 800 % 60=48000 0 m 1 ,35分で 800 % 35= 28000 0 m 1 ,
45
45秒で 800 %
=600 0 m 1 走ります。よって合計で 76600 m 走ります。 76.6 km
60
(3) りんご 12 個分の代金は x % 12 円、箱代は 20%3 円、おつりが y 円、
出したお金が 2000 円なので ① (例) x % 12+20 % 3+ y =2000
おつりが 800 円とすると,りんご 12 個分の代金は 1140 円。
りんご 1 個の値段は 1140&12=95 円。
② 95 円
(4) 1260% 0.8= 1008 1008 万KW
(5) ①は線対称の形ではあるが点対称の形ではない。 ①ア
②は線対称の形であり、点対称の形でもある。 ②ウ
(6) ならべてできる 2 けたの整数は十の位を 1, 2, 3 にした場合はそれぞれ 3 個、
4 にした場合 4 個できるので 3 % 3+4= 13 13 個
(7) 辺 ED は辺 CB の 2.5 倍になっているので辺 AD は辺 AB の 2.5 倍になっています。
すなわち辺 AD の長さは 5 % 2.5=12.5
辺AB の長さが 5 cm なので,12.5-5=7.5 -5-
7.5 cm
(8) 宮崎県の面積は福岡県の面積の
4980%
18
倍になるので
12
18
=7470 12
(9) 競技場の芝の面積は
7470 km 2
3
200
= 2 0 ha 1 %
5
60
2 時間 30 分ですべての芝を刈るためには 2 &
150
4
= 60
5
4
ha
5
(10) 下図のように分けて考えます。
0 4 % 4 % 3.14 & 4 1 % 2+ 4 % 4=41.12 41.12 cm 2
.
3 (図形) 4 点 %3 = 12 点
図形の体積が求められるように、公式の確認をしましょう。面と辺の関係にも気をつけましょう。
(1) 2 cm
(2) 12 本
(3) 64 cm3
くぼみのない立体の体積からくぼみの部分の体積をひくと 4%6%4-2%4%4=64
4(数量関係) 4 点 % 3 = 12 点 (1) 28 分
450&15 =30 だから、じゃ口 A からは毎分 30 L の水が出ています。
水そうは 840 L だから,840& 30 =28 。28 分かかります。
(2) 48 L
0 840 -4501 &5= 78 だから、じゃ口 B を使い始めてからは,毎分 78 L の水が出ています。
じゃ口 A からは毎分 30 L の水が出ているから、
78-30=48。 毎分 48 L の水が出ています。
(3) 10 分 18 秒
36600 cm 3 は 36.6 L だから、0 840 -36.6 1 & 78=10.3 ( 分 )
0.3 分= 18 秒だから,10 分 18 秒かかります。
-6-
5(規則性) 4 点 % 4 = 16 点
(1) ア… 50 イ… 64 ウ… 15
偶数段目は右端、奇数段目は左端に注目すると,そこにはそれぞれの段数を 2 回かけた数字
がならんでいます。7 % 7=49, 8 % 8= 64 だから,8 段目には,50 から64 までの整数がならん
でいます。64-49=15 だから,8 段目には 15 個の数がならんでいます。
(2) 20 個
19%19=361, 20%20=400 だから,20 段目には,362 から400までの整数がならんでいます。
だから,偶数の個数は,0 400 -3621 & 2+ 1=20 (個)。
(3) 952 31 段目は奇数段目だから,左端に一番大きな整数がならんでいます。
だから,31 % 31- 10+1= 952。
(4) 45 段目の左から 14 番目
2012 は,44%44=1936, 45%45=2025 だから,45 段目にあります。45 段目は奇数段目だか
ら左端に一番大きな整数があり,2025-2012+1=14。
-7-