小野中・自問清掃への挑戦 ・自問清掃への挑戦 ・自問清掃への挑戦 二

小野中・自問清掃への挑戦
小野中・自問清掃への挑戦 二学期に向けて
平成27年度
平成27年度
1目的
○ 掃除の時間を道徳教育として位置づけ
掃除の時間を道徳教育として位置づけ、自らの
、自らの「
、自らの「心」を磨く清掃活動を目指す。
○ 美化意識を育て、学習環境の整理整頓に努めようとする態度を
美化意識を育て、学習環境の整理整頓に努めようとする態度を育成する。
育成する。
2 磨きたい 3 つの心
つの心
第 1 の心 我慢する心(自律性)
(自律性)・・・・・喋りたくても我慢し、人に迷惑をかけずに行動できる。
第 2 の心 人の気持ちを汲む心(思いやり)
思いやり)・・友達の心を汲み、協力して清掃できる。
・・友達の心を汲み、協力して清掃できる。
第 3 の心 気づきの心(自主性)
(自主性)・・・・・・汚れた所を発見して清掃できる。
・・・・・・汚れた所を発見して清掃できる。
「心」を磨くための活動
= 「自問清掃」
自問清掃」
⇒ 自分の「心」に問いながら、強制ではなく「自発性」に基づいた清掃
自分の「心」に問いながら、強制ではなく「自発性」に基づいた清掃
小野中校是
:
「人として あたたかく かしこく つよく ともに生
ともに生き合う」
3 自問清掃にむけた教師の意識と取り組み
気持ちを
汲む心
気づきの
心
我慢する
心
○ 教育の目的
・教育の目的は人格の形成をめざすもの。
・教育の目的は人格の形成をめざすもの。人格の形成とは自主性・自律性・思いやりの心を育てること。
は人格の形成をめざすもの。人格の形成とは自主性・自律性・思いやりの心を育てること。
○ 従来の掃除の問題点
①掃除の強要・・・命令や叱責による掃除。罰則としての掃除。
②教師による巡回・・・表と裏がある生徒を育てる
③役割分担・・・掃除は遂行されるが、心が育つかは疑問。
⇒ ここに自主性、自律性、思いやりの心は育たない。
・自発性の軽視と信頼感のなさ
・自発性の軽視と信頼感のなさ(
と信頼感のなさ(掃除はやりたくないもの、さぼる
掃除はやりたくないもの、さぼるもの、できない
さぼるもの、できない)
もの、できない)
・目標は美しくすることであり、内発的動機づけをする指導方法がない。
・目標は美しくすることであり、内発的動機づけをする指導方法がない。
・教師と生徒の分離(教師は掃除をしない、生徒にさせる立場)
・目標にいたる道筋が明確でない。
○ 自問清掃の成功の秘訣
自問清掃の成功の秘訣
①教師自身が自問清掃に取り組む。
(心は常に変化する。教師も生徒も。今日も明日も。
)
②指示や命令はしない。分担もしない
②指示や命令はしない。分担もしない。絶対に叱らない。
。分担もしない。絶対に叱らない。素敵な自分になるための清掃を提案していく。
。絶対に叱らない。素敵な自分になるための清掃を提案していく。
③掃除を休むことを認める。
(自分から掃除をしようと思ったら再開する)
④自問の振り返りを書くように示唆。
(あった事ではなく、自省。または、周囲を見て感じたこと等)
⑤自問清掃に向かう前の時間を意義あるものにする。
(生徒の作文紹介や訓話)
4 教師側の共通理解と指導のあり方
≪ 共通理解事項 ≫
≪ 指導のあり方 ≫
①美化(清掃)活動ではなく、心を磨く道徳教育としての時間
○「自問活動への語らい」の活用
②生徒の自発性を信じて待つ
②生徒の自発性を信じて待つ
○ 教師も自問清掃。注意指示×
③人に迷惑をかけない姿勢、遠慮する態度を養う
○ なってない生徒へは言葉かけ
なってない生徒へは言葉かけ
④体操服に着替えて行う(身支度)
○ 常に体操服を準備
常に体操服を準備す
体操服を準備する
⑤掃除よりも心の成長に重点を置く
○ 自問の振り返りを活用する
5 段階をふんだ自問清掃
① 第 1 の心 我慢する心(自律性)
自律性)
・誰ともしゃべらず、一人になれるか挑戦
・真面目にしている人の邪魔だけはしないことを学ぶ
・まずは1分、できたら2分・・・前向きに自分から取り組むことに挑戦
② 第 2 の心 人の気持ちを汲む心(思いやり)
思いやり)
・黙っていても、心が通じ合う
・言葉ではなく、行為で協力する。
・友達がしてほしいことを感じ取れる。
③ 第 3 の心 気づきの心(自主性)
自主性)
・時間いっぱい最後までみつけ通す
・一見きれいなところから、更に汚れた所を発見して
一見きれいなところから、更に汚れた所を発見して清掃できる。
汚れた所を発見して清掃できる。
・いつもと同じことで終わらない。
6 教師の自問チェック
① 自問の時間は、他の仕事をしていない。
(
)
② 生徒と共に教室で
(担任の場合) 自問の場所で生徒を待てている。 (
生徒と共に教室で心を整えようとしている。
教室で心を整えようとしている。
)
③ 清掃活動よりも、内面的な心の成長を重視している。
(
)
(心が整ってない中で、自問場所に行かせていない)
(
)
④ 生徒と共に自問
生徒と共に自問掃除
共に自問掃除を
掃除をしている。
(
)
⑤ 掃除の仕方は教えても、自問場所において生徒個々に役割分担をしていない。
(
)
⑥ 生徒に対して
生徒に対して指示や注意、叱責をしていない。
対して指示や注意、叱責をしていない。
(
)
⑦ やたらに褒めたり、他と比べたりしていない。
(
)
⑧ チャイムが鳴るまで自問清掃している。
(
)
⑨ 自問の振り返りを活用している。
(
)
⑩ 自分自身の心の成長が感じられる。
(
)
○ 形骸化させないために
「心」は常に変化する。教師も生徒も・・・。その「心」を整え、
「心」は常に変化する。教師も生徒も・・・。その「心」を整え、「心」の成長を図る
「人として あたたかく かしこく つよく ともに生
ともに生き合う」生徒の
生徒の育成
自問する生徒の
自問する生徒の姿
生徒の姿
「我慢」「気持ちを汲む」「気づく」+ 「正直」「感謝」
自問する教師の
自問する教師の姿
教師の姿
《 教師の共通実践が最重要 》
① まずは教師の声をなくす・・・教師の覚悟と我慢
② 教師自らが自問清掃
③ 例外はつくらない。
④ 単調で地味な取組みを我慢強く継続して行う。