ベトナムとの交流推進事業に係る労働者派遣業務仕様書(PDF

ベトナムとの交流推進事業に係る労働者派遣業務仕様書
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目的
この仕様書は,茨城県(以下「県」という。
)が委託する平成28年度ベトナムとの交
流推進事業に係る労働者派遣業務の仕様について定めるものであり,この仕様書の規定
に基づき派遣業務を遂行するものとする。
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件名
ベトナムとの交流推進事業に係る労働者派遣業務
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勤務場所
茨城県水戸市笠原町978番6
茨城県庁
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派遣期間
平成28年4月1日から平成29年3月31日まで
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派遣人数等
(1)派遣人数 1名
(2)派遣労働者の配置等
派遣元は,本仕様書に定める業務を行うために必要な人員を確保し,派遣開始の3
日前までに派遣労働者を県に通知する。
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勤務時間及び休憩時間
(1)勤務時間及び休憩時間
ア
勤務時間
週30時間程度を目安とし,具体的な勤務時間は県と派遣元が調整した上で,派
遣元と派遣労働者との間の労働契約で定める。
イ
休憩時間
午前12時から午後1時まで(60分)
(2)その他
時間外勤務は,原則として行わないものとする。
ただし,業務の都合上,やむを得ず時間外勤務が必要な場合,県は,派遣元と派遣
労働者との間の労働契約に定める範囲内において,時間外労働を命じることができる
ものとする。
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勤務日及び休日
(1)勤務日
毎週月曜日から金曜日まで
(2)休日
土曜日,日曜日,国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)に規定す
る休日及び12月29日から翌年の1月3日まで
(3)その他
県は,派遣元と派遣労働者との間の労働契約に定める範囲内において,休日勤務を
命じることができるものとする。
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業務内容
派遣労働者は,
「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備
等に関する法律(昭和60年法律第88号)
」に基づき派遣先である県の指揮監督のもと,
以下の業務を実施する。なお,当該業務については,「労働者派遣事業の適正な運営の確
保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律施行令(昭和61年政令第95号)
」
第4条各号に規定する業務に該当しない場合も含むものとする。
(1)資料等の翻訳(日本語⇔ベトナム語)
(2)ベトナム要人等来県時の通訳(日本語⇔ベトナム語)
(3)ベトナムの政府機関等との連絡調整
(4)ベトナムに関連する情報の収集・提供
(5)上記(1),
(2),
(3)及び(4)に付随する業務
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派遣労働者の選定・要件
本業務を円滑に遂行するため,派遣労働者は,下記(1)~(5)の全ての要件を満
たす者とする。
(1)ベトナム語についてネイティブもしくは同程度の能力を有する者
(2)日本語についてネイティブもしくは日本語能力試験のN1レベルの者
(3)県庁舎内に勤務するうえで,公務の一端を担う立場としての必要なマナー,接遇等
の知識・能力を身につけている者
(4)Word での文書作成や印刷,Excel での四則計算等の基本的な関数の使用などソフト
ウェアの基本的な操作ができる者
(5)電子メールの送受信・ファイル添付等の操作ができる者
10 通勤費等の費用負担
下表のとおりとし,記載のないものについては,別途協議のうえ決定するものとする。
項目
派遣事業者
通勤費
○
社会保険料
○
労働保険料
○
出張旅費
健康診断
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県
○
備考
県の一般職員の例に準じて支給
○
代替人員の確保
派遣労働者が病気などの理由により作業に従事できない場合は,派遣元は責任を持っ
て代替人員の確保を図ることとする。ただし,作業の継続性及び効率性を確保する観点
から,代替人員の派遣を求めないことができるものとする。
なお,この代替人員の確保に要する経費については,派遣元が負担するものとする。
12 派遣労働者の交替
県は,業務に十分な成果を上げることができない派遣労働者を確認した場合,指揮監
督に基づく指導の他,必要な指導を派遣元に対し依頼するものとし,派遣元はこれに基
づき必要な対応を図るものとする。その結果改善傾向が見られない場合,県は,その派
遣労働者の交替を要求できるものとする。
なお,この交替に要する費用は,派遣元が負担するものとする。
13 事務引継ぎ
派遣元は,4の派遣期間中に派遣労働者を変更する場合,変更前の派遣労働者に対し,
変更後に従事することとなる派遣労働者への当該業務の事務引継ぎを行わせるものとす
る。
14 派遣労働者の不正等への対応及び契約の解除
派遣労働者に次の事項に該当する行為があった場合,県は当該派遣労働者の派遣の打
ち切りについて,派遣元に要請するものとし,派遣元は派遣労働者の交替を含めた適切
な措置を講じなければならない。
派遣労働者の行為の結果,県の業務に支障が生じた場合,県は派遣元との契約を解除
することができるものとする。また発生した損害に対しては,派遣元,派遣労働者に対
し損害賠償を求めることができる。
(1)派遣労働者に,不正の行為があったとき。
(2)派遣労働者が,正当な理由なく業務を著しく遅延させ,又業務に着手しないとき。
(3)派遣労働者が,正当な理由なく県の指示に従わないとき。
(4)派遣労働者の作業状況が,著しく誠意を欠くものと認められるとき。
(5)派遣労働者に,守秘義務違反に該当する事実があったとき。
15 派遣先及び派遣元責任者の設置
契約締結後,県及び派遣元は,それぞれ責任者を決定し,通知するものとする。
16 安全及び衛生管理
県及び派遣元は労働基準法,労働安全衛生法の規定の趣旨に基づき派遣労働者の労働
条件・安全衛生の確保に努めるものとする。
(1)VDT作業休憩
パソコンなどを連続して操作する時間は1時間までとする。1時間連続して操作し
た時には,少なくとも 10 分の作業休止時間を与えるとともに,連続作業時間内におい
て1~2回程度の小休止を設ける。
(2)苦情処理
県及び派遣元は,派遣労働者からの苦情の申し出に対し,協力して当該苦情の適切
かつ迅速な処理を図るものとする。
17 社会・労働保険加入の通知
派遣元は,社会保険及び労働保険に加入の必要がある派遣労働者を派遣する場合には,
派遣労働者の同保険への加入状況を県に通知するものとする。
18 個人情報の取扱い
派遣元は,個人情報保護法の趣旨に基づき個人情報の取扱いについて,別記「個人情
報取扱特記事項」を遵守の上,派遣労働者に遵守させるものとする。
また,派遣元は,派遣労働者に対し情報漏えい防止に関する研修等を実施するものと
する。
19 守秘義務の確保
派遣元事業主及び派遣労働者は,業務を遂行する上で知り得た情報を漏らしてはなら
ない。
契約終了後も,同様とする。
また,派遣元は,派遣労働者に対し守秘義務に関する研修等を実施するものとする。
20 契約金額
派遣労働者1人1時間あたりの派遣単価について,契約を締結するものとする。
ただし,時間外及び休日労働に関しては,契約金額に割増分を加算するものとする。
21 派遣料金の支払方法
(1)派遣料金は,派遣業務終了後,乙の請求に基づき支払うものとする。
(2)派遣料金は,各日の派遣労働者の実労働時間を5分単位(5分未満の端数について
は切り捨てる。料金計算時は分を時間に直す。具体的には,5分単位の実労働時間を
60で除し,小数点第3位を四捨五入する。
)で算出したうえで,派遣労働者の実労働
時間の総計に契約金額を乗じた額とする。(1円未満の端数については切り捨てる。
)
(3)1日8時間を超える時間外の勤務については,契約金額に次の各号を乗じた額(1
円未満の端数については四捨五入。)に労働時間数を乗じて得た額とする。(1円未満
の端数については切り捨てる。
)
ア
時間外の勤務 100分の125
イ
休日の勤務 100分の135
(4)次の各号に定める実労働時間がある場合は,契約金額にそれぞれの区分に定める額
を乗じて得た額を(1円未満四捨五入)にそれぞれの労働時間数を乗じて得た数(1
円未満切捨て)を加算する。
ア
深夜(午後10時から翌日の午前5時まで) 100分の25
イ
1か月に60時間を超える勤務
60時間を超えた時間の各区分に100分の2
5を加えた率に労働時間を乗じて得た額から100分の125を乗じて得た額を減
じて得た額
(5)派遣料金には,通勤費,社会保険料,労働保険料及び本契約業務に係る諸経費を含
むものとする。
22 権利譲渡の禁止
派遣元は,県の事前の承諾なく,契約上の地位を第三者に承継させ,あるいは契約に
よって生じる権利及び義務の全部または一部を第三者に譲渡し,若しくは委託等により
引き受けさせ,又は担保に供してはならない。
23 その他
その他の就業条件については,次に定めるもののほか県において別途指示するものと
する。
(1)名札の着用
派遣労働者については名札の着用を義務付ける。なお,名札については,派遣元事
業主において準備すること。
(2)私物の持ち込み制限
派遣労働者は県が提供する更衣室内で更衣を行うこと。その際,私物は更衣室のロ
ッカーに保管するものとし,執務場所への入室において,貴重品以外の持ち込みを禁
止する。
(3)書類等の持ち出し禁止
派遣労働者は,執務場所からの退室において,(2)で持ち込みが禁止されていない
物以外の書類及び磁気媒体等の持ち出しを禁止する。
(4)誓約書の提出
派遣労働者が業務を行うにあたり,県は,派遣元に対し,派遣元が派遣労働者に提
出を求めた守秘義務を遵守する旨の誓約書の写しの提出を求めるものとする。
(5)端末,備品及び消耗品等の利用
派遣労働者が利用する端末,備品及び消耗品等など業務上必要なものは,県におい
て準備する。