医師事務作業補助者 派遣契約 仕様書 (平成 28 年 7 月) 国立研究開発法人 国立循環器病研究センター Ⅰ 概要 1.目的 本仕様書は、国立循環器病研究センター(以下、当センター又はセンターという)と受 注者が、当センターにおける医師事務作業補助業務派遣契約を円滑に実施することを目的 とする。 受注者は、センターが基本方針に定めた「最善の医療を提供する」こと、及び(財)日 本医療機能評価機構の定める認定基準を達成している医療機関であることを認識し、円滑 な業務運営に協力しなければならない。 2.契約内容 2-1.契約名称 医師事務作業補助員 派遣契約 2-2.履行場所 大阪府吹田市藤白台5丁目7番1号 国立循環器病研究センター 2-3.契約期間 自 平成 28 年 10 月 1 日 至 平成 30 年 3 月 31 日 *なお、当センターは平成 30 年度を予定日として建替・移転を行うことが決定しており、 本件業務についても契約期間の延伸又は縮減等の必要性が生じる可能性があるため特に 留意するとともに、当センターからの変更契約等の協議があった場合は誠実に対応する こと。 2-4.業務日及び業務時間 月曜日~金曜日の 8 時 30 分~17 時 15 分(実働時間:7 時間 45 分) *祝祭日及び12月29日から1月3日までは除く *上記業務時間中に休憩1時間 *時間外業務が発生する場合がある 2-5.業務実施場所 病棟または医事室 2-6.人数 派遣元事業者に無期雇用されている派遣従業員 23 名 Ⅱ.業務内容 1.業務内容 医師(歯科医師を含む。)の指示の下に、下記の事項を主に行うものとする。 その他業務遂行上必要な事項については、その都度甲が指示命令するので、これに従 うこと。 1-1.主な業務内容 ① 診断書などの文書作成補助 ② 診療記録への代行入力 ③ 退院サマリ関連業務 ④ 医療の質の向上に資する事務作業(診療に関するデータ整理、院内がん登録等 の統計・調査 ⑤ 医師の教育や臨床研修のカンファレンスのための準備作業等 ⑥ 行政上の業務(救急医療情報システムへの入力、感染症サーベイランス事業に 係る入力等)等の業務 ⑦ 各種書類作成・整理業務 ⑧ その他関連業務 2.業務遂行にあたっての留意事項 2-1.接遇等について ① 当センターの品格に関係する大切なサービス業務であることを忘れずに職責を全う すると共に、業務遂行に当たり最大の能率を発揮しうるように努めること。 ② 接遇等については特に留意をすること。 2-2.作業報告について ① 派遣従業員は1日の作業終了時において、作業報告書により報告し、指揮命令者の 確認を受けるものとする。 2-3.時間外労働について ① 日常業務遂行にあたって必要な場合は、センターの指示により時間外労働を行 うものとする。この場合、センターは、1日8時間、1ヶ月45時間、年間 360時間を超えないようするものとし、派遣従業員は徒に時間外労働の時間 が長引くことのないように指示された時間内に業務を完了させるようにするこ と。 Ⅲ 派遣元及び派遣従業員の責務 本件業務派遣元事業者は下記事項を遵守すること。なお、下記事項は本仕様書に定める 全ての業務において遵守すべき事項を定めたものである。 1.派遣元事業者・従事者の要件 1-1.派遣元要件 ① 労働者派遣事業にかかる許可を得ていること。 ② 派遣元事業者で無期雇用している派遣従業員を派遣できること。 ③ 派遣元事業者と派遣従業員との間で労働基準法第36条の「時間外・休日労働に関 する協定」が締結されていること。 ④ 派遣元事業主は、派遣元責任者講習を終了した責任者を選任すること。 ⑤ プライバシーマークの認定を受けている者であること、又は事業者内で「個人情 報保護規程」等を有し、事業者の組織としての個人情報保護体制が整備されている こと。 1-2.派遣従業員要件 ① 従事者は、医師事務作業補助体制加算に必要な 32 時間の研修受講者が望ましい が、未受講者でも可とする。 ② 派遣従業員は、派遣元事業主に無期雇用されている派遣労働者であること。 ③ センター直接雇用の離職後1年未満でないこと。(定年退職者は除く) ④ 病院勤務経験者であることが望ましい。 ⑤ Microsoft Word、Excel、電子メール、Internet Explorer等について、基本操 作が可能で、これらを用いて事務処理が出来る者であること。 ⑥ 個人情報および特定個人情報にかかる研修を受講済みであること。 2.業務実施体制について ① 派遣従業員が病気などの理由により作業に従事出来ない場合には、派遣元は責 任を持って代替人員の確保を図ること。 ② 契約期間中はやむを得ない事情による交替を除き、原則として同一人物による 派遣でなければならない。 ③ 業務遂行上支障が認められる場合または著しく水準が低いと認められる場合は、 センターはその派遣従業員の交替を要求することができる。なお、この場合の 経費は派遣元の負担とする。 ④ 派遣元は、派遣元の都合により、別途派遣従業員ごとに定められた派遣期間中 に交替させる場合には、その旨を事前にセンターへ通知するとともに、後任の 派遣従業員に対する事務引き継ぎの時間を十分に設け、以降の業務に支障がな い様に措置を講じること。 ⑤ 派遣元は、労働者派遣契約の都度、当該契約にかかる派遣従業員の氏名、性別、 その他所定の事項をセンターへ通知するものとする。 ⑥ 派遣元は、センターとの調整およびメンタルサポートを目的とした担当者を設 け、その担当者に派遣従業員との面接を業務に支障がない範囲内で定期的(月 1回程度)行うものとする。 ⑦ 派遣従事者は、業務中に疑義が生じた時は、派遣元責任者を通じてセンターに連絡 し対応を協議すること。 3.一般事項 3-1.守秘義務 ① 個人情報及び特定個人情報については、法令に従って、適正に取り扱うこと。 ② データ、書類等の取扱いに当たっては、細心の注意を払うこと。 ③ 当センターが保管する情報及び業務上知り得た情報の院外への搬出を禁止する。ま た、当該情報は第三者に漏洩してはならず、個人情報及び特定個人情報に関する法 律・通達等、関係法規を遵守すること。 ④ 機密保持の義務は、業務履行期限終了後も存続する。 3-2.施設の利用 ① 当センターが貸与した倉庫、控室、更衣室など(以下、施設という)を善良な管理 のもと大切に使用し、契約終了後は直ちに返還すること。 ② 業務に関する部門以外には、立ち入らないこと。 ③ 派遣授業員は、当センターの食堂及び指定した休憩室を利用することができるもの とする。 ④ 業務で使用した各室・棚・窓は、退出時に、施錠・消灯を確認すること。 ⑤ 派遣元及び派遣授業員は、貸与された施設の清潔保持・整理整頓に努め、火気につ いて特に注意すること。 ⑥ 当センター敷地内での飲酒及び喫煙等についてはこれを禁止する。 3-3.従事者の管理 ① 派遣元事業者は、従事者の施設内等での行為等全てについて責任を負う。 ② 派遣元事業者は、従事者が故意又は過失により当センター又は第三者に損害を与え た場合は、その損害賠償の責任を負う。 ③ 派遣元事業者は、従事者の労働条件等において、労働基準法等の関係法令を遵守す ること。 ④ 従事者の労働災害時の労災保険は、派遣元事業者の保険を適用する。 ⑤ 派遣元事業者は業務開始までに派遣従業員に対して社会・労働保険の加入を適切に 行い、契約締結後、センターに対して派遣従事者の労働・社会保険への加入を証明 するものを提示すること。 ⑥ 派遣元事業者は、センターで業務を行う従事者に対し業務に係る教育・研修を行う こと。 ⑦ 派遣元事業者は業務開始までに派遣従業員に対して個人情報及び特定個人情報にか かる研修を行い、契約締結後、センターに対して派遣従事者の個人情報及び特定個 人情報にかかる研修を受講済みであることを証明する書類を提出すること。 ⑧ 派遣元事業者は、センターで業務を行う従事者をセンターが実施する感染管理に係 る教育・研修に出席させること。 ⑨ 派遣元事業者は派遣元事業者の責任において従事者に年1回のインフルエンザの予 防接種を推奨すること。 ⑩ センター内でウィルス疾患の発症者があった場合には、院内感染防止の為に、従事 者の抗体価について確認する事があるので、その際には遅滞なく検査結果を提出す ること。また、ウィルス抗体が陽性でない従事者は、感染症の蔓延を防止する為に 出勤出来ない場合もあるので留意すること。 ⑪ 派遣元事業者は、当該契約にかかる従事者の健康診断を年 1 回実施し、担当職員に 報告すること。 3-4.従事者の服装等について ① 派遣従事者はセンターが 3-4.②で指定する制服を着用することとし、常に清潔な状 態とすること。 ② 業務中の制服は以下のとおりとする。 業務開始までに以下の制服を用意すること。 男性 ・カッターシャツ(白) 女性 ・ブラウス(白) ・ベスト【セロリー(クレッセ) :S-03502 (サックス)】 ③ ・ズボン(黒もしくは紺) ・スカート(黒・膝丈) ・靴下(白) ・靴下(白) ・シューズ(白・つま先が露出する物、 ・シューズ(白・つま先が露出する物、 クロックスタイプは不可) クロックスタイプは不可) 従事者はセンターが貸与する名札(写真付き)を常に着用すること。派遣従業員が 交替をする等の際には、派遣元責任者が回収し、センター指揮命令者へ返却するこ と。 Ⅴ.その他体制について 1.センター(派遣先)責任者等 ・責任者: 人事課 人事課長 中本 達夫 ・苦情窓口:財務経理課 調達企画室長 矢田 智浩 ・指揮命令者:財務経理部 2,派遣元責任者等 医事室長 森田 健志 ・責任者および苦情窓口等の体制について、本調達契約締結後、速やかにセンターへ書面 にて提出すること。 ・派遣元責任者は、派遣元責任者講習を終了した者であること。 3,労働者派遣法に基づいた各措置について ・平成 27 年労働者派遣法改正を踏まえ、定められた各措置および手続を適切に派遣従業員 に対して行うこと。 ・各措置を遂行するにあたりセンターと連携を取る必要がある場合においてはⅤ.1.で定め た責任者(人事課 人事課長)へ相談をすること。 Ⅳ.経費負担区分について 下記、経費負担区分表に基づくものとする。 区 分 センター 事務室・更衣室 ○ 備品(机・椅子・棚等) ○ 派遣元事業者 コンピュータ機器及び運用費 ※委託業務に使用するものとし、業務管理や会社連絡等 ○ に使用するものは除く。 光熱水費(水道料金・電気料金・ガス料金等) ○ 通信費(電話、ファックス、郵便料金、宅配便等) ※委託業務に使用するものとし、業務管理や会社連絡等 ○ に使用するものは除く 消耗品費(事務用品等) ※委託業務に使用するものとし、業務管理や会社連絡等 ○ に使用するものは除く 労務費(福利厚生費、健康診断費、被服等) 教育研究費(医師事務作業補助体制加算に必要な 32 時間の研修受講はセンター負担とする。) 交通費 ○ ○ ○ ※精密機器等の取扱い(衝撃・粉塵等)には、十分注意を払うこと。 この仕様書に定めのない事項が生じた場合、また不明な点が生じた場合等はセンターと 受注者で協議し決定することとする。 しかし、この仕様書に明記のない場合においても、技術的並びにその性質上当然必要 なものについては誠意をもって行うこと。 以上
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