Imamura Report Vol.88 2016-02

Imamura Report Vol.88
2016-02
Contents
・マーケット動向
・北陸経済動向
・北陸企業ニュース
~高益回り銘柄~
北陸電気工事
大和
CKサンエツ
Imamura Report Vol.88 2016-02
マーケット動向
年初の世界の金融市場は大荒れだった。原油安、世界景気の減速懸念、イスラム国(I S)・北朝
鮮などの地政学リスクを受けて、リスクオフの動きが強まった。株式市場において、日経平均株
価は 1950 年の指数算出開始以来、初めて年初から 6 日続落し、1 月 21 日には 1 万 6000 円に接近、
年初からの下げ幅は 3016 円(15.8%)に達した。中国・上海総合指数は 2014 年 12 月以来の安値、
香港ハンセン指数は 3 年半ぶりの安値を付けた。外国為替市場では、安全資産とされる日本円、
米ドルが買われ、新興国・資源国通貨が軒並み下落、メキシコ・ペソやロシア・ルーブルが対米
ドルで過去最安値を更新した。また、先進国国債には資金が流入、10 年物国債利回りは日本で過
去最低の 0.190% まで下落し、米国では一時 2% を割り込み昨年 10 月以来の低水準となった。
(%)
2
0
-2
-4
-6
-8
主要株式市場の騰落率(1 月 25 日時点)
露ルーブル
メキシコ・ペソ
南ア・ランド
豪ドル
英ポンド
トルコ・リラ
ブラジル・レアル
カナダ・ドル
印ルピー
中国・人民元
ユーロ
日本円
上海
イタリア
香港
ブラジル
スペイン
日本
ドイツ
米国
フランス
英国
インド
豪州
韓国
ロシア
-12
香港ドル
2015年末比
-10
インドネシア・ルピア
2015年末比
インドネシア
(%)
2
0
-2
-4
-6
-8
-10
-12
-14
-16
-18
主要為替市場の騰落率(対米ドル、1 月 25 日時点)
原油価格 W T I(ウエスト・テキサス・インターミディエート)は一時 26 ドル台まで下落した。
12 年 8 カ月ぶりの安値で、2008 年の高値の 2 割程度の水準である。昨年 12 月に石油輸出国機構
(O P E C)が現状の高水準の生産の継続を容認したこと、イランの経済制裁解除に伴う輸出解禁見通
し、米国政府の 40 年ぶりとなる原油輸出解禁決定などによって供給過剰懸念が生じている。原油
安は日本のような原油輸入国経済や個人消費にはプラスに働く一方で、① 産油国の経済悪化 →
財政悪化で運用資産売却 → オイルマネー流出による株安、② 資源関連企業の業績悪化 → 雇用
悪化、といった負の側面もある。
世界経済見通しに関しては、国際通貨基金(I M F)が今年、来年の成長率見通しを昨年 10 月時
点の予測から下方修正した。特に新興国での下方修正が目立ち、今年はブラジルやロシアが 2 年
2014年
実績
海外投資家
個人
信託銀行
2014年1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
2015年1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
2016年1月
(10億円)
800
600
400
200
0
-200
-400
-600
-800
-1,000
-1,200
投資部門別売買代金差額
(東京・名古屋 2 市場、1・2 部・新興企業向け市場合計)
-2-
2015年
推定値
2016年
予想
2017年
予想
世界
3.4
3.1
3.4 ( ▲ 0.2 )
3.6 ( ▲ 0.2 )
日本
0.0
0.6
1.0 (
0.3 ( ▲ 0.1 )
0.0 )
米国
2.4
2.5
2.6 ( ▲ 0.2 )
2.6 ( ▲ 0.2 )
ユーロ圏
0.9
1.5
1.7 (
0.1 )
1.7 (
0.0 )
中国
7.3
6.9
6.3 (
0.0 )
6.0 (
0.0 )
0.0 )
7.5 (
0.0 )
インド
7.3
7.3
7.5 (
ASEAN-5
4.6
4.7
4.8 ( ▲ 0.1 )
5.1 ( ▲ 0.2 )
ブラジル
0.1
▲ 3.8
▲ 3.5 ( ▲ 2.5 )
0.0 ( ▲ 2.3 )
ロシア
0.6
▲ 3.7
▲ 1.0 ( ▲ 0.4 )
1.0 (
0.0 )
(注)単位は%、▲はマイナス。( )内は15年10月見通しからの変化。
世界経済成長率実績・見通し
出所:IMF データを元に今村証券作成
Imamura Report Vol.88 2016-02
上段:日経平均株価、中段:円相場(赤:対米ドル、青:対ユーロ)、下段:10 年国債利回り(緑:日本、橙:米国、紫:ドイツ)
出所:ブルームバーグ
連続でのマイナス成長を見込む。背景には、原油など資源価格の下落のほか、中国で投資、製造
活動が弱いこと、米国の段階的な利上げ見通しによる新興国通貨の下落などがある。
1 月はこうしたマイナス面がクローズアップされた。日本株はオイルマネーの流出に加えて、短
期筋のヘッジファンドの仕掛け売りが出た模様だ。株安が保有資産価値が目減りした銘柄の売り
を招き、一段と株安になるという悪循環に陥った。
市場の関心は、金融政策に移っている。1 月 21 日、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が追加金
融緩和の可能性を示唆すると、市場ではリスクオフの動きが後退した。日本では 2% の物価上昇率
目標のためや、株安・円高に歯止めをかけたり、景気下振れを回避したりする意味でも追加緩和
を期待する声が大きくなっており、米国では米連邦準備理事会(FRB)が「2016 年中に 4 回の利上
げ」を想定しているものの、市場では利上げペースの鈍化が指摘されている。もっとも、金融政
策の変化で市場がどう反応するかは読みにくい。昨年 12 月の E C B による追加緩和のように物足り
ない印象を与えると、失望感が広がりマイナスに働きかねない。大胆な政策を打ち出したとして
も一時的なプラス効果にとどまる可能性もある。
足元では国内企業の 4-12 月期決算発表が本格化している。昨年 11 月時点での上場企業全産業(金
融除く)の通期経常利益見通しは 6.9% 増益であった。資源安や円高が与える影響に注目が集まる。
その他、2 月 15 日には国内総生産(GDP)速報値が発表される。注目材料が多く、当面は値動きの
荒い展開となりそうだ。
(注)出所:資料に記載がないものは、ブルームバーグデータを元に今村証券作成
日経平均株価
TOPIX
10年国債利回り
為替
円
%
円/米ドル
円/ユーロ
2015年3月末
19,206.99
1,543.11
0.400
120.20-22
129.23-27
2015年6月末
20,235.73
1,630.40
0.455
122.24-26
136.52-56
-3-
2015年9月末
17,388.15
1,411.16
0.350
120.02-04
134.77-81
2015年12月末
19,033.71
1,547.30
0.270
120.41-42
131.66-70
2016年1月25日
17,110.91
1,392.63
0.225
118.56-58
128.21-25
Imamura Report Vol.88 2016-02
北陸経済動向
北陸の景気は回復を続けている。企業の景況感は先行きについて慎重な見方が増えているもの
の、足元は良好だ。
雇用・所得環境が改善するなか、需要面では、百貨店・スーパーの売上高や乗用車販売、家電
売上高が底堅く推移するなど個人消費や住宅投資が持ち直している。また、製造業の能力増強投
資や更新投資のほか、非製造業でも新規出店や改装投資などがみられることから、企業の設備投
資計画は 2015 年度は前年度比 51.5% の増加見通しだ。一方、公共投資は各種経済対策に基づく案
件が落ち着いてきたことで減少傾向にある。
百貨店+スーパー売上高
(既存店、前年同月比)
(%)
20
北陸新設住宅着工件数
北陸
2,500
全国
60%
件数(左軸)
前年同月比(右軸)
15
2,000
40%
1,500
20%
1,000
0%
10
5
0
-5
500
-20%
-10
-15
2011年
2012年
2013年
2014年
0
2011年
2015年
-40%
2012年
2013年
2014年
2015年
製造業の生産は高水準で推移している。11 月の鉱工業生産指数(速報値・季節調整済み)は
123.4 と前月比 0.5% 減と 2 カ月ぶりに低下したものの、原指数は前年同月比 3.9% 増と 18 カ月連
続で前年を上回っている。業種別では、はん用・生産用・業務用機械工業が生活関連産業用機械
などが減少したことで前月比 17.6% 減と大幅に低下したことが足を引っ張った。一方、電子部品・
デバイス工業が前月比 3.9% 増と 4 カ月連続で上昇し好調を維持しているほか、化学工業も前月比
で 2.2% 増と 2 カ月連続で上昇したことも寄与した。
鉱工業生産指数(季節調整済)
全国
130
鉱工業生産指数(主要業種別、季節調整済)
北陸
200
180
120
160
110
140
100
120
90
100
80
2011年
80
70
2011年
2012年
2013年
2014年
2012年
2013年
金属製品工業
電子部品・デバイス工業
繊維工業
2015年
2014年
2015年
はん用・生産用・業務用機械工業
化学工業
以上のことから、北陸経済は一部に弱い動きがみられるものの、総じて緩やかに改善している。
先行きについては、北陸新幹線の開業効果の反動や中国経済の影響を懸念する声が聞かれる。
為替および原油・原材料価格の動向、海外経済の影響などに注視する必要があろう。
(参照:日銀金沢支店発表資料「北陸の金融経済月報」、「北陸短観」、国土交通省発表資料、経済
産業省及び経済産業省中部経済産業局発表資料、財務省北陸財務局発表資料より今村証券作成)
-4-
Imamura Report Vol.88 2016-02
高益回り銘柄
株式益回りは、「株式益利回り」とも呼ばれ、1株当たり税引利益(1株当たり純利益)を株価
で割ったものをいいます。これは、株価収益率(P E R)の逆数(1/ P E R)となっており、株式投資
に利回りの概念を取り入れたもので、通常、P E R が低いほど株価が割安とされるのに対して、株
式益回りが高いほど株価が割安とされます。例えば、P E R が 10 倍であれば益回りは 10%に、また
PER25 倍であれば益回りは 4%になります。
株式益回り(%)=(1株当たり純利益÷株価)× 100
株式益回りは、株価水準と1株当たり
税引利益を比較する点では株価収益率と
1,800
同じ発想ですが、益回りにすることで金
1,600
利水準との比較が可能になります。また、
長期金利(長期国債の利回り)から株式 1,400
益回り(東証一部予想ベース)を差し引 1,200
いた「イールドスプレッド」や、長期金 1,000
利を株式益回りで割った「イールドレシ 800
オ」などで、株式相場の割安感や割高感
を判断したりする場合にも本指標は使わ
れます。
TOPIXと益回り
8.0%
7.0%
6.0%
5.0%
TOPIX(左軸)
益回り(右軸)
益回り-10年債利回り
4.0%
3.0%
足元の東証株価指数(T O P I X)の株式益回りは 7% 程度の高い水準にありますが、個別企業の株
式益回りをみると 20%近くという銘柄も散見されます。割安な好業績銘柄に投資するチャンスと
いえます。
以下の表は、日経平均株価採用銘柄と北陸企業の益回り上位 10 銘柄です(1 月 22 日現在)。今
回は以下の銘柄の中から、北陸電気工事、大和、CKサンエツを取り上げます。
銘柄
8002
4043
8001
4041
5711
2768
6479
1808
6472
8308
丸紅
トクヤマ
伊藤忠商事
日本曹達
三菱マテリアル
双日
ミネベア
長谷工コーポレーション
NTN
りそなホールディングス
株価
(円)
540.4
228
1,281
628
354
233
951
1,131
441
556.2
益回り
銘柄
19.2%
17.7%
16.3%
14.7%
14.0%
13.7%
13.5%
13.2%
13.2%
12.9%
-5-
8247
5757
6155
1930
7646
7888
6155
6163
7949
9070
大和
CKサンエツ
タケダ機械
北陸電気工事
PLANT
三光合成
高松機械工業
エイチアンドエフ
小松ウオール工業
トナミホールディングス
株価
(円)
170
1,235
197
825
1,218
377
715
1,278
1,789
305
益回り
24.1%
20.4%
18.8%
18.7%
16.5%
16.1%
15.2%
14.8%
14.5%
12.3%
Imamura Report Vol.88 2016-02
北陸企業ニュース 北陸電気工事(1930)
作成者 織田真由美
レーティング: OUTPERFORM
北陸地区の新築・改装需要旺盛で最高益更新見通し。割安感あり。
売上高
伸び率 営業利益 伸び率 経常利益 伸び率
純利益
伸び率
EPS
1株配
(百万円)
(%)
(百万円)
(%)
(百万円)
(%)
(百万円)
(%)
(円)
(円)
連12/3
34,643
2,065
2,568
670
28.59
6.00
連13/3
37,322
+7.7
2,600
+25.9
2,764
+7.6
1,578 +135.3
67.44
8.00
連14/3
41,849
+12.1
3,219
+23.8
3,498
+26.6
2,174
+37.8
93.10
10.00
連15/3
43,170
+3.2
4,198
+30.4
4,377
+25.1
2,740
+26.0
117.38
12.00
連16/3(予)
46,000
+6.6
5,000
+19.1
5,200
+18.8
3,600
+31.4
154.30
12.00
第2四半期累計期間
連14/4-9
18,242
+14.5
1,163
+45.9
1,232
+25.2
805
+6.8
0.00
34.51
連15/4-9
19,437
+6.5
1,617
+39.0
1,688
+37.0
1,271
+57.8
0.00
54.50
株価(2016/1/25)
予想PER
841 円
5.5 倍
期末発行済み株式数(15/9末)
BPS(15/3実績)
24,969 千株
962.21 円
期末自己株式数(15/9末)
PBR
1,642 千株
0.9 倍
時価総額
CFPS(15/3実績)
21,000 百万円
188.7 円
ROE(15/3実績)
PCFR
12.9 %
4.5 倍
EV/EBITDA(15/3実績)
予想配当利回り
1.4 %
1.4 倍
2012年3月期より連結での開示となったため、2012年3月期の対前期増減率は記載せず。
出所:北陸電気工事、ブルームバーグ、今村証券
2015 年 3 月に北陸電力が子会社化。北陸電力向けの売上高が全体の約 35%を占める。約 9 割を
北陸での事業が占めるが、東京や大阪などの大都市圏での受注にも注力している。
バブル崩壊後の建設不況のなかで、電気工事
売上高&利益率(個別)
業完成工事高も減少、業界では再編が進んだ。 (百万円)
60,000
12.0%
売上高(左軸)
この間、同社は 2003 年 3 月期に最終赤字に転落、50,000
10.0%
売上高営業利益率(右軸)
人員削減や本社移転、拠点集約による効率化や 40,000
8.0%
30,000
6.0%
工事原価管理などの取り組みを進め、利益率を
20,000
4.0%
改善させた。一方、需要面では、北陸新幹線関
10,000
2.0%
連工事やそれに伴って進められた金沢駅や富山
0
0.0%
駅周辺の再開発をけん引役に北陸の建築投資が
持ち直した。加えて太陽光発電など再生可能エ
ネルギー関連の需要の増加、大手通信会社によ
る携帯電話基地局整備工事が進められたことで、同社の売上高は 2010 年度を底に増加に転じ、コ
スト削減とあいまって業績はV字回復となった。足元の受注は堅調で、今期は営業利益、経常利益、
純利益が最高益を更新する見通しだ。北陸新幹線開業後も富山市や金沢市で再開発が続いている
ことに加え、福井駅周辺でも再開発が進められていること、北陸で企業が新工場を建設する動き
もみられる。2015 年度第 2 四半期の受注高は前年同期比 1.9% 減の 255 億 10 百万円にとどまった
ものの、繰越工事高は 278 億 89 百万円と高水準だ。来期以降についても、引き続き北陸地区での
再開発案件がみられるほか、北陸電力では電力多様化に向けて水力発電所や風力発電所、LNG 火力
発電所を建設中だ。また、高度成長期に施設した流通設備の改修工事、スマートメーターの設置
なども今後の受注につながろう。業績は安定的に推移しそうだ。
財務面では好調な業績によって現預金が 100 億円近くに積み上がり、キャッシュフローは潤沢だ。
配当性向は 10% 程度にとどまっており、増配が期待される。
2015 年 7 月に 1,505 円の上場来高値となった株価は、一時 800 円を割り込んだ。バリュエーショ
ンからみて割安感が強く、投資判断をOUTPERFORMとする。
-6-
Imamura Report Vol.88 2016-02
北陸企業ニュース 大和(8247)
作成者 近藤 浩之
レーティング: NEUTRAL
百貨店事業減収も、業務効率化、ホテル業の好調で増益確保。
売上高
伸び率
(百万円)
(%)
52,006
-13.2
連12/2
50,874
-2.2
連13/2
50,471
-0.8
連14/2
49,340
-2.2
連15/2
49,500
+0.3
連16/2(予)
第3四半期累計期間
連14/3-11
35,575
-1.3
連15/3-11
34,672
-2.5
株価(2016/1/25)
期末発行済み株式数(15/11末)
期末自己株式数(15/11末)
時価総額
ROE(15/2実績)
予想配当利回り
営業利益 伸び率
(百万円)
(%)
403
+51.5
573
+41.9
656
+14.5
876
+33.6
880
+0.4
468
504
179
30,017
1,941
5,373
15.7
-
経常利益 伸び率
(百万円)
(%)
263
-46.6
534 +102.6
491
-8.0
720
+46.6
730
+1.3
+75.3
+7.7
352
523
円
千株
千株
百万円
%
%
純利益
伸び率
(百万円)
(%)
91
-81.6
-506
229
1,075 +369.8
1,150
+6.9
EPS
(円)
3.24
-18.01
8.15
38.30
40.96
1株配
(円)
0.00
0.00
0.00
3.00
-
+121.5
1,193
42.48
+48.4
1,172
-1.8
41.75
予想PER
4.4 倍
BPS(15/11実績)
293.64 円
PBR
0.6 倍
CFPS(15/2実績)
50.6 円
PCFR
3.5 倍
EV/EBITDA(15/2実績)
10.2 倍
出所:大和、ブルームバーグ、今村証券
百貨店事業の売上高の推移
2016 年 2 月期第 3 四半期の百貨店事業の売上 (百万円)
(%)
既存3店舗合計(左軸)
4
高は前年同期比▲ 2.8%。化粧品や宝飾品、レス 70,000
前期比・前年同期比(右軸) 2
60,000
トランの売上が伸びたが、衣料品が落ち込んだ。50,000
0
-2
プラス要因は資産効果やインバウンド需要、北 40,000
-4
30,000
陸新幹線開業による観光客の増加のほか、同社
-6
20,000
独自には「ロレックス」ショップの導入、
「ルイ・ 10,000
-8
-10
0
ヴィトン」のリニューアルを実施した。一方で、
暖冬が冬物衣料の販売不振を招いた。富山県で
はイオンモールとなみ、三井アウトレットパーク北陸小矢部の開店で競争は激しさを増した。
インバウンド需要、新幹線開業効果はホテル業にも現れた。子会社の金沢ニューグランドホテ
ルの客室稼働率、客室単価が上がり、収益に寄与した。その他、利益効率の面でのお中元・お歳
暮商戦での配送業務の効率化の推進、ポイント引当金の計上方法の変更、営業外収益(固定資産
受贈益、長期未回収商品券)の増加などが奏功、連結での第 3 四半期業績は営業・経常増益を確
保した。純利益は、有価証券売却益 921 百万円を特別利益に計上し利益額が大きくなった(前年
同期はラブロ片町の再開発事業に伴う固定資産権利変換益 1302 百万円を特別利益に計上)。
通期の売上高は会社計画を下回り、営業利益・経常利益は上振れると予想する。売上高の会社
計画達成には第 4 四半期会計期間(12-2 月)に前年同期比 +7.7% が必要となるが、近年の状況か
らみて達成は難しい。営業利益・経常利益は 9 億円程度と、会社計画比では営業利益で数 %、経常
利益で 2 割強の上振れとみている。配当は未定としているが、前期並み(3 円)を期待したい。
ショッピングモールの増加、ファストファッションの台頭など、百貨店には厳しい環境が続い
ており、来期も減収基調が継続しそうだ。そのなかで、地元客に来店頻度を高めてもらうことに
重きを置く。売場改装のほか、接客サービスの向上に努めたり、催事等の企画や、名産品を発信
するオンラインショッピングを強化したりもしている。業務効率化は今後も推進する方針だ。
投資指標では特別利益の計上で EPS が押し上げられ、PER が低くなっていることに注意が必要で
ある。成長性が乏しい点も課題だ。
-7-
Imamura Report Vol.88 2016-02
北陸企業ニュース CKサンエツ(5757)
作成者 織田真由美
レーティング: NEUTRAL
黄銅棒、黄銅線で国内首位。割安感強いが銅市況軟化で業績不透明感強い。
売上高
伸び率
(百万円)
(%)
連12/3
54,318
+11.7
連13/3
48,111
-11.4
連14/3
57,652
+19.8
連15/3
61,703
+7.0
連16/3(予)
75,000
+21.5
第2四半期累計期間
連14/4-9
31,153
+14.3
連15/4-9
35,503
+14.0
株価(2016/1/22)
期末発行済み株式数(15/9末)
期末自己株式数(15/9末)
時価総額
ROE(15/3実績)
予想配当利回り
営業利益 伸び率
(百万円)
(%)
1,903
-47.2
2,571
+35.1
2,680
+4.3
2,369
-11.6
2,600
+9.7
1,326
975
1,235
8,867
1,192
10,951
10.4
1.0
経常利益 伸び率
(百万円)
(%)
2,144
-37.3
2,591
+20.8
2,988
+15.3
2,477
-17.1
2,700
+9.0
-11.4
-26.5
1,351
1,699
円
千株
千株
百万円
%
%
純利益
伸び率
(百万円)
(%)
1,958
-13.0
2,046
+4.5
1,846
-9.8
2,032
+10.1
1,800
-11.4
EPS
(円)
272.74
305.50
265.32
287.10
252.39
1株配
(円)
10.00
12.00
12.00
12.00
12.00
-16.9
925
-11.4
6.00
131.25
+25.7
1,152
+24.5
6.00
157.47
予想PER
4.9 倍
BPS(15/9実績)
2,926.77 円
PBR
0.4 倍
CFPS(15/3実績)
353.4 円
PCFR
3.5 倍
EV/EBITDA(15/3実績)
7.3 倍
出所:CKサンエツ、ブルームバーグ、今村証券
黄銅棒、黄銅線が主体で国内首位。黄銅棒では 5 割近くのシェアをもつ。精密部品では、カメ
ラのレンズ着脱マウント部品が世界の黄銅製マウントの 90% のシェアを誇っている。
日本の伸銅品市場が低迷を続ける中、業界では再編が進んでいる。撤退する企業が相次ぐ一方、
同社では積極的な他社との事業提携やM&A(合併・買収)などによってシェアを拡大、今期の
同社の伸銅品販売量は日本伸銅の子会社化によって 9 万トンを突破するとみられ、過去最高を更
新する見通しだ。
業務提携やM&Aなどで業界での優位性を高める一方で、同社が注力しているのが環境対応と
事業領域の拡大だ。環境対応では鉛の使用規制に対応する技術を開発、従来よりも 1 割程度安く
することを目指している。電機や自動車の部品は銅合金に使われる鉛の割合が将来的に 0.1% 以下
になる見通しだが、対応できるメーカーは限定的だ。同社は鉛レス黄銅棒を安価に大量生産する
ことで需要に応える方針だ。事業領域の拡大では、黄銅品を使用した精密部品に注力している。
既に素材から鍛造加工、切削加工までの一貫した生産体制を構築しており、カメラマウント部品
は世界シェア 90% を誇るが、精密部品やめっき線の事業を増強すべくM&Aなども視野に入れ、
取り組みを進めている。
一方、銅の市況が同社の業績に大きな影響を与える点には注意が必要だ。仕入れた銅を加工し
た加工料が利益となるが、売上高は銅の価格に影響される。また、保有する棚卸資産を製品化し
て販売した際に原料相場差損益が発生する。デリバティブ取引を利用することで、銅価格の変動
による業績への影響は軽減されており、業績は比較的安定しているものの、市況の影響を受けや
すいことには注意が必要だ。
今期業績については、増収、営業増益見通しとしているものの、銅の市況が期初見通しよりも
軟化していることに加え、外国為替相場で円安が一服していることで、利益面では不透明感が強
まっている。デリバティブ取引でヘッジをかけているため、減益幅は 2 割程度にとどまると考え
られるものの不透明感は強い。
株価のバリュエーションには割安感が強いものの、銅の市況軟化による業績懸念が強いことに
加え、同社の株価は PER で 10 倍以下で推移することが多い。投資判断をNEUTRALとする。
-8-
Imamura Report Vol.88 2016-02
1930 北陸電気工事(週足)
8247 大和(週足)
5757 CKサンエツ(週足)
出所:ブルームバーグ
-9-
Imamura Report Vol.88 2016-02
主要経済指標
日 本
2013年
GDP
雇用
実質GDP
前期比年率%
前年(同期)比%
有効求人倍率
失業率
倍
%
機械受注:船舶・電力を除く民需 前期(月)比%
企業部門 鉱工業生産
前期(月)比%
前年(同月期)比%
家計
2014年
2014年
2015年
10-12月
1.8
1-3月
4.4
2015年
4-6月
-0.5
7-9月
1.0
6月
7月
8月
9月
10月
11月
1.4
0.0
-1.0
-1.1
0.7
1.6
0.93
4.0
1.09
3.6
1.12
1.15
1.18
1.22
1.19
3.4
1.21
3.3
1.23
3.4
1.24
3.4
1.24
3.1
1.25
3.3
5.8
4.0
0.7
6.3
2.9
-10.0
-7.9
-3.6
-5.7
7.5
10.7
-14.4
2.1
0.8
-1.5
1.5
-2.1
-1.4
-0.5
-1.2
-0.4
1.1
2.3
-0.8
0.0
-1.2
-0.4
1.1
-0.8
1.4
-1.4
-0.9
1.7
-0.8
12月
景気動向指数:一致指数
2010年=100
113.2
112.8
111.9
111.8
113.3
111.9
:先行指数
百貨店売上高
2010年=100
前年(同月期)比%
1.6
0.3
-1.6
-8.6
6.4
2.7
106.8
0.4
105.3
3.4
104.0
2.7
102.4
1.8
104.2
4.2
103.5
-2.7
0.1
スーパー売上高
前年(同月期)比%
-0.7
-0.6
-1.5
-4.0
4.1
2.3
0.3
1.9
2.0
2.9
2.8
-1.0
0.0
新車販売台数(登録車)
前年(同月期)比%
-3.8
0.8
-10.5
-15.0
4.0
-1.0
5.4
-1.3
2.3
-3.0
0.2
0.3
3.1
新設住宅着工戸数
消費者物価(CPI)
前年(同月期)比%
前月比%
11.0
-9.0
-13.8
-5.4
7.6
6.2
16.3
-0.2
7.4
-0.1
8.8
0.2
2.6
0.1
-2.5
-0.1
1.7
-0.3
前年(同月)比%
0.4
2.7
0.4
0.2
0.2
0.0
0.3
0.3
前年(同月)比%
-0.2
1.8
0.6
0.6
0.8
0.9
0.7
0.9
2013年
2014年
物価
コア(除く食料・エネルギー)
米 国
GDP
雇用
企業部門
実質GDP
前年(同期)比%
物価
2015年
1-3月
0.6
2015年
4-6月
3.9
7-9月
2.0
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1.5
2.4
2.5
2.9
2.7
2.1
2,388
7.4
3,116
6.2
973
5.7
586
5.6
692
5.4
521
5.2
245
5.3
223
5.3
153
5.1
145
5.1
307
5.0
252
5.0
292
5.0
DI
53.8
55.7
56.9
52.6
52.6
51.3
53.5
52.7
51.1
50.2
50.1
48.6
48.2
DI
前期(月)比%
54.6
56.3
57.4
56.7
56.5
58.7
56.0
-0.0
60.3
0.8
59.0
0.1
56.9
-0.0
59.1
-0.2
55.9
-0.9
55.3
-0.4
非農業部門雇用者数
失業率
前期(月)差・千人
%
ISM製造業総合指数
ISM非製造業総合指数
鉱工業生産
前年(同月期)比%
1.9
3.7
4.5
3.5
1.5
1.2
0.9
1.3
1.4
0.8
0.5
-1.3
-1.8
73.2
86.9
92.7
101.4
96.2
98.3
3.9
3.9
4.3
2.6
1.9
2.3
除く自動車
1985年=100
前期(月)比%
前年(同月期)比%
前期(月)比%
99.8
0.0
1.8
0.4
91.0
0.8
2.6
0.6
101.3
0.0
2.0
-0.1
102.6
-0.1
2.2
-0.5
99.1
0.0
1.6
0.1
92.6
0.4
1.6
0.3
96.5
-0.1
2.2
-0.1
新車販売台数
前年(同月期)比%
年率・百万台
2.8
15.5
3.0
16.4
3.3
16.8
1.1
16.7
0.7
17.1
1.1
17.8
0.8
17.0
1.6
17.5
1.2
17.7
0.6
18.1
0.4
18.1
0.6
18.1
1.2
17.2
住宅着工件数
消費者物価(CPI)
年率・千戸
前期(月)比%
前年(同月期)比%
928
1,001
1,055
978
1,158
1,158
1.5
1.6
1.2
-0.1
0.0
0.1
1,211
0.3
0.1
1,152
0.1
0.2
1,116
-0.1
0.2
1,207
-0.2
0.0
1,071
0.2
0.2
1,179
0.0
0.5
1,149
-0.1
0.7
コア(除く食料・エネルギー)
前期(月)比%
前年(同月期)比%
1.8
1.7
1.7
1.7
1.8
1.8
0.2
1.8
0.1
1.8
0.1
1.8
0.2
1.9
0.2
1.9
0.2
2.0
0.1
2.1
消費者信頼感指数
小売売上高
家計
前期比年率%
2014年
10-12月
2.1
主要経済指標カレンダー(2 月)
日 本
海 外
1日 新車販売台数(1月)
1日
2日 マネタリーベース(1月)
3日 消費者態度指数(1月)
第1週
(1~6日)
欧州
マークイットユーロ圏製造業購買担当者指数(1月)
欧州
ユーロ圏失業率(12月)
3日
4日
5日
欧州
米
米
米
景気ウォッチャー調査(1月)
9日 マネーストック(1月)
製造業購買担当者指数(1月)
2日
5日 景気動向指数速報値(12月)
8日 国際収支(12月)
第2週
(7~13日)
中
ISM製造業景況指数(1月)
ユーロ圏小売売上高(12月)
ISM非製造業景況指数(1月)
貿易収支(12月)
米
非農業部門雇用者数(1月)
8-12日
中
上海休場(Lunar New Year)
8-10日
中
香港休場(Lunar New Year)
欧州
ユーロ圏鉱工業生産(12月)
欧州
ユーロ圏GDP速報値(10-12月)
12日
工作機械受注速報値(1月)
10日 企業物価指数(1月)
米
小売売上高(1月)
中
貿易収支(1月)
11日 休場(建国記念日)
15日 GDP速報値(10-12月)
15日
鉱工業生産確定値(12月)
欧州
第3次産業活動指数(12月)
米
17日 機械受注(12月)
16日
18日 貿易収支(1月)
第3週
(14~20日)
19日 全産業活動指数(12月)
17日
18-19日
18日
休場(Presidents' Day)
EU27カ国新車登録台数(1月)
米
ニューヨーク連銀製造業景気指数(2月)
米
住宅着工件数、建設許可件数(1月)
米
鉱工業生産、設備稼働率(1月)
欧州
中
EU首脳会議
消費者物価指数(1月)
米
連邦公開市場委員会(FOMC)議事録
米
フィラデルフィア連銀景況指数(2月)
19日
米
消費者物価指数(1月)
24日 景気動向指数改定値(12月)
23日
米
S&Pケース・シラー住宅価格指数(12月)
26日 全国消費者物価指数(1月)
24日
米
消費者信頼感指数(2月)
25日
欧州
ユーロ圏消費者物価指数(1月)
欧州
米
英GDP改定値(10-12月)
第4週
(21~27日)
26日
第5週
(28~29日)
欧州
ユーロ圏貿易収支(12月)
新築住宅販売件数(1月)
米
耐久財受注(1月)
米
GDP、個人消費改定値(10-12月)
29日 鉱工業生産速報値(1月)
新設住宅着工戸数(1月)
(注) 各経済指標の発表日は予定であり、変更される場合がある。
出所:各経済指標、ブルームバーグを元に今村証券作成
-10-
Imamura Report Vol.88 2016-02
アナリストによる証明
本資料に示された見解は、言及されている発行会社とその発行会社等の有価証券について、各アナリスト
の個人的見解を正確に反映しており、さらに、アナリストは本資料に特定の推奨または見解を掲載したこと
に対して、いかなる報酬も受け取っておらず、今後も受け取らないことを認めます。
-----------------------------------------------------------------------------------------------レーティングの定義
OUTPERFORM
: 今後 12 ヶ月間のトータルリターンが T O P I X の予想リターンを 10% 超上回ると予想さ
れる。
NEUTRAL
: 今後 12 ヶ月間のトータルリターンが T O P I X の予想リターンの +10% と -10% の間に入
ると予想される。
UNDERPERFORM : 今後 12 ヶ月間のトータルリターンが T O P I X の予想リターンを 10% 超下回ると予想さ
れる。
トータルリターン:株価変動率+配当利回り
目標株価は 12 ヵ月間の投資を想定しており、将来発行されるレポートで修正されることもあります。
-----------------------------------------------------------------------------------------------レーティングの定義
本資料に記載された意見及び予想は、記載された日付における今村証券の判断であり、これらは予告なく
変更される場合があります。今村証券は本資料の記載された日付以降に内容の変更・修正を行う義務を負い
ません。本資料はお客様への情報提供のみを目的としたものであり、特定の有価証券売買に関する申込また
は勧誘を意図するものではなく、お客様に対して投資の助言を提供するものでもありません。また、本資料
に記載されている情報もしくは分析がお客様にとって適切であると表明するものでもありません。投資に関
する最終決定はあくまでもお客様ご自身の判断でなさいますようお願い申し上げます。
本資料に記載された内容は、信頼できると思われる情報、または信頼できる情報源から得た情報を基に今
村証券が作成しておりますが、機械作業上データに誤りが発生する可能性があります。当社はその内容の正
確性や妥当性、適時性または完全性を保証するものではありませんし、本資料における過誤又は遺漏に対し
て何らの責任を負うものでもありません。本資料でインターネットのアドレス等を記載している場合があり
ますが、当社自身のアドレスが記載されている場合を除き、アドレス等の内容について当社は一切責任を負
いません。本資料は、当然にお客様の投資結果を保証するものではございませんので、今村証券は、本資料
の内容について第三者のいかなる損害賠償の責任を負うものでもありませんし、お客様が本資料に依拠した
結果としてお客様が被った損害または損失については一切責任を負いません。また、今村証券は本資料に関
するお客様からのご質問やご意見に対して、何ら対応する責任を負うものではありません。
当社および関係会社の役職員は、本資料に記載された証券について、ポジションを保有している場合があ
ります。当社および関係会社は、本資料に記載された証券、同証券に基づくオプション、先物その他の金融
派生商品について、買いまたは売りのポジションを有している場合があり、今後自己勘定で売買を行うこと
があります。また、当社および関係会社は、本資料に記載された会社に対して、引受等の投資銀行業務、そ
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日本および外国の株式・債券への投資は、株価の変動や、発行者の経営・財務状況の変化およびそれらに
関する外部評価の変化、金利・為替の変動などにより、投資元本を割り込むリスクがあります。
本資料は当社の著作物であり、著作権法により保護されております。当社の事前の承認なく、また電子的・
機械的な方法を問わず、本資料の全部もしくは一部引用または複製、転送等により使用することを禁じます。
-11-
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金額が 2,565 円未満の場合は 2,565 円 ( 税込 ))の委託手数料をご負担いただきます。
■ 国内株式等を募集等によりご購入いただく場合は、購入対価のみのお支払いとなります。
■ 国内株式等は、株価など売買価格の変動により損失が生じるおそれがあります。
■ 外国株式等の売買の際は、売買金額(現地約定金額に現地手数料と税金等を購入の場合に
は加え、売却の場合には差し引いた額)に対し最大 0.972% ( 税込 ) の国内売買手数料を
いただきます。外国の金融商品市場での現地手数料や税金等は国や地域により異なります。
■ 外国株式等は、株価の変動および為替相場の変動等により損失が生じるおそれがあります。
■ 債券を募集・売出し等によってご購入いただく場合は、購入対価のみのお支払いとなります。
■ 債券は、市場の金利水準の変動等により債券の価格が変動しますので、損失が生じるおそ
れがあります。さらに外国債券は、為替相場の変動等により元本損失を生じる場合があり
ます。また、倒産等、発行会社の財務状態の悪化により元本損失を生じる場合があります。
■ 投資信託は、主に国内外の株式や公社債等の値動きのある証券を投資対象とし投資元本が
保証されていないため、当該資産の市場における取引価格の変動や為替の変動等により投
資 1 単位当りの価値が変動します。したがって、お客さまのご投資された金額を下回るこ
ともあります。
■ 投資信託にご投資いただくお客様には、銘柄毎に設定された販売手数料および信託報酬等
の諸経費等をご負担いただきます。
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付書面やお客様向け資料をよくお読みください。
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発行・編集:今村証券株式会社 営業業務部 調査課