地域密着型通所介護の創設に関する条例の改正(骨子案)

地域密着型通所介護の創設に関する条例の改正(骨子案)
1.条例改正の経緯
地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律(平成
26年法律第83号)の規定により介護保険法(平成9年法律第123号)及び関係政省令が改正さ
れ、平成28年4月1日より地域密着型サービスに「地域密着型通所介護」が創設されます。これに
伴い、必要となる条例の改正を行うものです。
なお、条例の制定時期については経過措置が設けられており、最も遅い場合には、平成29年3月
31日施行とすることも可能とされています。本市では、パブリックコメントを行い、内容をよく精
査するため、経過措置を活用します。
2.市独自の基準を設ける予定の条例
「地域密着型通所介護」の創設により、以下の条例に市独自の基準を設ける予定です。
・さいたま市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営の基準等に関する条例
3.独自の基準
条例の改正にあたっては、基本的に基準省令と同様の内容としますが、以下の項目について、市独
自の基準を設ける予定です。
項目
基準省令の内容
市独自基準の内容
独自の基準を設ける理由
運営の方針
地域との連携等 事業者は、運営推進会議を 事業者は、運営推進会議を 市内約200事業所が移行
設置し、おおむね6月に1 設置し、おおむね12月に 対象であり、日程の重複が
回以上、活動状況を報告 1回以上、活動状況を報告 生じることで会議開催に必
し、評価を受けるととも し、評価を受けるととも 要となる構成員が出席でき
に、必要な要望、助言等を に、必要な要望、助言等を ない事態が想定されるた
聴く機会を設けなければ 聴く機会を設けなければ め、運営推進会議の開催回
数を緩和するものです。
ならない。
ならない。
記録の整備
記録を整備し、その完結の 記録を整備し、その完結の 返還請求の消滅時効、及び
日から2年間保存しなけ 日から5年間保存しなけ 移行元となる通所介護にあ
ればならない。
ればならない。
わせて5年とします。
なお、本市では全ての介護
サービスにおいて5年とし
ています。
4.今後の予定
パブリックコメントの結果を受け、条例案を平成28年6月議会に上程する予定です。