伊勢原市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び 運営に関する基準を定める条例等の改正(素案)にご意見を 介護保険法及び関係基準省令の一部改正に伴い、伊勢原市指定地域密着型サービスの 事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例等を改正します。 このたび、伊勢原市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基 準を定める条例等の改正素案がまとまりましたので、市民の皆様からご意見を募集しま す。 意見募集の対象 伊勢原市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に 関する基準を定める条例等の一部改正(素案) 意見募集の期間 平成28年9月15日(木)~ 資料の閲覧場所 市役所1階の介護高齢福祉課 市役所1階の市政情報コーナー 各市立公民館 市ホームページ 意見提出方法 住所、氏名、意見を明記し、郵送(〒259-1188 ※住所 欄の記入は不要)かファクシミリ、電子メール、または直接担当 へお持ちください。 送付先・ 問い合わせ先 〒259-1188 伊勢原市田中348 伊勢原市保健福祉部介護高齢福祉課 電 話 0463-94-4711 内線1132,1133 FAX 0463-94-2245 Eメール [email protected] 10月14日(金) 伊勢原市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び 運営に関する基準を定める条例等の一部改正(素案) 1 ① 改正の経緯(背景) 地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に 関する法律が公布され、従来は県が事業所の指定等を行っていた通所介護事業所の うち、小規模(定員18人以下)の事業所については、生活圏域に密着したサービ スであることから、平成28年4月1日施行の改正介護保険法において、「地域密着 型通所介護」として、市町村が指定等を行う「地域密着型サービス」に新たに位置 づけされ、国の基準省令の改正が行われました。 <平成28年3月31日まで> <平成28年4月1日以降> 19人以上 【通所介護】 ※県が指定・指導権限 【通所介護】 (療養通所介護を含む) 18人以下 ※県が指定・指導権限 【地域密着型通所介護】 ※市が指定・指導権限 ② また、地域密着型通所介護及び認知症対応型通所介護事業所について、地域との 連携や運営の透明性を確保するため、利用者家族、地域住民の代表者及び市職員等 が参加し、事業所の活動報告や意見を聞く運営推進会議の開催が義務付けされまし た。 サービスの種類 現行 地域密着型通所介護(定員18名以下) 概ね 療養通所介護 6月に1回以上 概ね12月に1回以上 認知症対応型通所介護 2 改正後(国基準) なし 概ね 6月に1回以上 改正する条例等 (1)伊勢原市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を 定める条例・・・上記1の①及び②による改正 (2)伊勢原市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに 指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法 に関する基準を定める条例・・・上記1の②による改正 -1- 3 改正の内容 (1)新たに地域密着型サービスに位置づけされた「地域密着型通所介護」の基本方 針、人員並びに設備及び運営基準等を国の基準省令を基に定めます。 (2)地域密着型通所介護及び認知症対応型通所介護事業所に運営推進会議の開催が 義務付けされたことに伴う所要の改正を行います。 4 条例改正に該当する国の基準 (1)介護保険法(平成9年法律第123号) 第78条の2第1項、第4項、第5項、第115条の12第2項、第3項 (2)指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準(平成18 年厚労省令第34号) (3)指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域 密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する 基準(平成18年厚労省令第36号) 5 条例改正の基本方針 現行の条例は、介護保険サービスを提供するうえで、必要最低限の基準を設けたも のであり、指定地域密着型サービス事業者は条例を遵守することで適切な事業運営を 行っていることから、市の独自基準以外の項目については、改正された国の基準省令 どおりに条例の一部改正を行うものとします。 <参考:国の基準省令と条例で定める基準の区分> 類 型 法的効果 従うべき基準 必ず適合しなければならない 基準 具体例 従業者及び員数、 人権に直結する運 営基準(身体拘束 など) 国の基準 標 準 通常よるべき基準 利用定員 参酌すべき基準 地方自治体が十分参酌した結 上記以外 果としてであれば、地域の実 (面積その他設備 情に応じて、異なる内容を ・運営等に関する 定めることが許容されるもの。 基準) 6 市独自基準 伊勢原市の独自基準 条例の一部改正に当たっての基本方針は上記5のとおりであるが、現行の条例にお いて、①記録の保存年限の延長、②非常災害対策における地域との連携強化 につい て市独自基準を定めていることから、地域密着型通所介護においても当該独自基準を 適用し、既存の地域密着型サービスとの整合を図るものとします。 -2- ① 記録の保存年限の延長 国の省令 伊勢原市の条例 保存期間は2年間 保存期間は5年間 【考え方】 事業者が不適正な介護報酬を受け取った場合には、市から介護報酬を返還請求す ることになる。国の省令ではサービスの提供に関する記録の保存期間は2年と規定さ れているが、介護報酬の返還請求の時効は5年と定められている(地方自治法の規定) ので、サービスの提供に関する記録の保存期間を5年間とし、不適正な介護報酬の支 給があった場合、5年間遡って返還請求できる。 ② 非常災害対策における地域との連携強化について 国の省令 事業者は、訓練の実施に当たって、地域住民の参加が得られるよう 連携に努めなければならない。 伊勢原市の条例 ・事業者は、訓練の実施に当たって、地域住民の参加が得られるよ う連携に努めなければならない。 ・事業者は、地域において避難、防災等の訓練が実施されるときは 参加するよう努めなければならない。 ・事業者は、飲料水や食料その他の災害時において必要な物資を備 蓄するよう努めなければならない。 【考え方】 非常災害対策については、地域と介護サービス提供事業所の連携が必要であり、 事業者は、日頃から地域住民と連携を図り、地域の実情に応じた災害対策を構築す る必要がある。国の省令では、宿泊サービスがある事業のうち(介護予防)小規模 多機能型居宅介護と複合型サービスについては、事業者が防災訓練を実施するとき に地域住民の参加が得られるよう地域との連携について努力義務が定められている が、宿泊サービスを伴う他のサービス及び宿泊を伴わなくても、施設において比較 的長時間に及ぶサービスを提供する事業についても同様の規定を設けるとともに、 地域との連携を一層強化するために、地域において避難、防災等の訓練が実施され る場合には、参加に努めなければならない旨を規定している。 また、非常災害発生に対する備えを強化するため、宿泊サービスがある事業につ いては、事業者に飲料水や食料等の備蓄に努めなければならない旨を規定している。 -3- 伊勢原市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を 定める条例(素案)の骨子 類 型 厚生労働省令(国の基準) 条例改正案 <指定地域密着型通所介護> 従業者の員数、管理者、事故発生時の対応、 従うべき基準 内容及び手続きの説明及び同意(一部)、提供 国の基準どおり 拒否の禁止、秘密保持等、設備及び備品等(指 定療養通所介護の一部) 標 準 参酌すべき 基準 <指定地域密着型通所介護> 利用定員(指定療養通所介護のみ) 国の基準どおり <指定地域密着型通所介護> 基本方針、設備及び備品等(指定療養通所介 護の一部を除く)、心身の状況等の把握、利用 料等の受領、基本取扱方針、具体的取扱方針、 介護計画の作成、管理者の責務、運営規定、 勤務体制の確保等、定員の遵守、衛生管理等、 地域との連携等、記録の整備、内容及び手続 の説明及び同意(一部)、サービス提供困難時 の対応、受給資格等の確認、要介護認定の申 請に係る援助、指定居宅介護支援事業者との 連携、法定代理受領サービスの提供を受ける 国の基準どおり ための援助、居宅サービスの提供に沿ったサ ービスの提供、居宅サービス計画等の変更の 援助、サービス提供の記録、保険給付請求の ための証明書の交付、利用者に関する市町村 への通知、掲示、広告、指定居宅介護支援事 業者に対する利益供与の禁止、苦情処理、会 計の区分、緊急時等の対応、趣旨(指定療養 通所介護のみ)、緊急時対応医療機関(指定療 養通所介護のみ)、安全・サービス提供管理委 員会の設置(指定療養通所介護のみ) <認知症対応型通所介護> 地域との連携等(運営推進会議の設置義務) <指定地域密着型通所介護> 非常災害対策 市の独自基準 伊勢原市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに 指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法 に関する基準を定める条例(素案)の骨子 類 型 厚生労働省令(国の基準) 条例改正案 <認知症対応型通所介護> 参酌すべき 地域との連携等(運営推進会議の設置義務) 国の基準どおり 基準 -4-
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