ご参考資料 この数字はなんだ? Vol.99 ナンバー・ナンダー 日 本 2016年2月29日 の 2016年1月 の 9 0 .6 .0 消費者物価指数 生鮮食品を除く (前年同月比) です % 総務省が2月26日に発表した1月の全国消費者物価指数(CPI)は、価格変動の大きい生鮮食品を除いた コアCPIで前年同月比0.0%と、前年同月から横ばいとなりました。市場予想通りの結果ではあったものの、 伸び率は前月より若干鈍化しました。 鈍化の要因として、原油安を背景に電気・ガスやガソリンなどエネルギー関連品目の価格が大きく下がっ たことに加え、暖冬の影響で売れなかったエアコンが値引きされたことなどがあげられます。また、全国の 先行指標とされる2月の東京都区部のコアCPIは、同-0.1%とマイナスとなりました。加えて、商品市況の 軟調や円安ペースの鈍化を踏まえ、市場では、全国のコアCPIは今後マイナス域で推移していくとの見方 があります。 一方で、日銀発表の1月の生鮮食品とエネルギーを除く消費者物価指数は、同+1.1%となりました。これ は、日銀が物価の基調をより正確に把握するために新たに導入した指標です。エネルギーを含むコアCPI では、日用品価格などが上昇しているにも関わらず、原油価格急落の影響で大きく押し下げられてしまい、 実情を把握しづらくなっていることが背景にあります。同指標は前月から鈍化したものの、依然として1%を 上回っていることから堅調とみられ、エネルギーを除くと、物価の基調は低調ではないと考えられます。日 銀は1月末にマイナス金利の導入を決定し、今後も必要な場合は金利をさらに引き下げるとしており、2% の物価安定目標の実現に向け、強い姿勢を示しています。こうした政策の後押しが下支え要因となり、物 価と景気は徐々に回復していくと期待されます。 消費者物価指数(前年同月比)の推移 (2011年1月~2016年1月) (%) 2.0 除く生鮮食品 1.5 除く生鮮食品、エネルギー (いずれも2010年基準、消費税率引き上げの影響を除く) 1.1% 1.0 0.5 0.0% 0.0 -0.5 -1.0 -1.5 11 12 13 14 ※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。 15 16 (年) (出所)総務省、日銀 ■当資料は、日興アセットマネジメントが市況等についてお伝えすることを目的として作成したものであり、特定ファンドの勧誘資 料ではありません。また、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。なお、掲載されている見解は当資料作成 時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。■投資信託は、値動きのある資産(外貨建資産に は為替変動リスクもあります。)を投資対象としているため、基準価額は変動します。したがって、元金を割り込むことがあります。 投資信託の申込み・保有・換金時には、費用をご負担いただく場合があります。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご 覧ください。 1/1
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