2016年2月15日 欧州の金融政策 ECBのマイナス金利政策、市場への影響は? 金利の低下を通じて企業向け貸出が持ち直し、景気とインフレ率は緩やかに上 昇しました。また、ユーロ安が進行し企業業績が改善、景気回復を後押しし、株 価は堅調に推移しました。 【利回り曲線の変化】 (%) 3 (%) 3 マイナス金利政策導入前(2014年6月4日) 2 【貸出金利と企業向け貸出】 マイナス金利政策導入(2014年6月5日決定) 大口貸出金利(左軸) 2 最近(2016年2月9日) 1 (前年同月比、%) 4 2 企業向け貸出(右軸) 1 0 幅広い年限で利回り低下 0 0 マイナス金利 ▲1 5年 10年 貸出金利が低下、貸出増へ (残存年数) 15年 20年 25年 ▲2 30年 (注)利回り曲線は各年限を残存年数とするAAA格の国債の 利回りをつないだもの。 (出所)欧州中央銀行(ECB)のデータを基に三井住友アセッ トマネジメント作成 -1 13/12 14/4 14/8 14/12 15/4 15/8 (注)データは2013年12月~2015年12月(月次)。 (出所)ECBのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 金利低下、ユーロ安を株価とリートは好感 景気と物価上昇率は緩やかな回復傾向を示す 【株価、リート、ユーロ】 【景気と物価】 (前期比、%)(ポイント) 0.8 145 マイナス金利政策導入(2014年6月5日決定) マイナス金利政策導入 (前年同月比、%) 1.4 0.4 0.0 0.0 115 欧州株 100 85 消費者物価指数(左軸) 欧州リート 130 (2014年6月5日決定) 実質GDP成長率(右軸) 0.7 ▲4 15/12(年/月) 13/12 =100 ユーロの対米ドルレート ▲ 0.7 ▲ 0.4 70 13/12 14/6 14/12 15/6 15/12 (年/月) 16/6 13/12 14/6 14/12 15/6 15/12(年/月) (注)消費者物価指数は2013年12月~2016年1月(月次)。 (注)データは2013年12月~2016年2月の月末値(直近は2月10日)。 実質GDP成長率は2013年10-12月期~2015年10-12 株式はユーロ・ストックス指数、リートはS&P欧州REIT指数。 月期(最終期はBloomberg L.P.の予想)。 いずれもトータルリターンベース。 (出所)欧州統計局のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 (出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 ■当資料は、情報提供を目的として、三井住友アセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘 するものではありません。■当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、当社は責任を負いません。■当資料の内容は作成基準日現在のもので あり、将来予告なく変更されることがあります。■当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、 今後の市場環境等を保証するものではありません。■当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を 保証するものではありません。■当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾 者に帰属します。■当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。
© Copyright 2024 ExpyDoc