がんの現状～２人に１人ががんにかかり、３人に１人ががんで亡くなる時代に～がんは死亡原因１位がんは、昭和５６年に脳卒中を抜いて死因トップになって以来、がんが一貫して上昇続けており死亡原因１位のままです。がんで亡くなる方は年々増えており、２０１４年には、３６万８,１０３人の方が亡くなり（前年比３,２３１人増）、死亡総数の 28.9%を占めています。中でも、膵臓がん、大腸がん、肺がんの増加が目立っています。死亡率（人口 10 万対） 300 280 260 240 220 200 180 160 140 120 100 80 60 40 20 0 日本主な死因別にみた死亡率の年次悪性新生物（がん）推移心疾患肺炎脳血管疾患不慮の事故自殺肝疾患結核 22 ・昭和・・年 30 ・ 40 ・ 50 ・ 60 2 平成・年 7 ・ 17 ・ 26 注：１）平成６・７年の心疾患の低下は、死亡診断書（死体検案書）（平成７年１月施行）において「死亡の原因欄には、疾患の終末期の状態としての心不全、呼吸不全等は書かないでください」という注意書きの施行前からの周知の影響によるものと考えられる。２）平成７年の脳血管疾患の上昇の主な要因は、ＩＣＤ‐10（平成７年１月適用）による原死因選択ルールの明確化によるものと考えられる。出典「平成 26 年人口動態統計月報年計(概数)の概況」(厚生労働省) （人口10万対） 300 250 200 岐阜県の主要死因別死亡率の推移悪性新生物心疾患脳血管疾患肺炎老衰自殺結核 150 100 50 0 出典：岐阜県衛生年報日本悪性新生物（がん）の主な部位別死亡率（人口１０万対）の年次推移女男 90 50 80 肺 40 70 胃 60 大腸胃 30 50 肝 40 肺乳房 20 30 大腸肝 20 10 子宮 10 0 30 ・ 40 ・ 50 昭和‥年・ 60 2 7 ・ 17 ・ 26 0 30 ・ 40 ・ 50 昭和‥年平成・年・ 60 2 7 17 ・・ 26 平成・年出典「平成 26 年人口動態統計月報年計(概数)の概況」(厚生労働省) 岐阜県の死因別死亡割合（平成２５年男性）その他 25.0% 肺がん 25.0% 前立腺がん 5.8% 膵臓がん 6.9% 肝臓がん 9.1% 岐阜県の死因別死亡割合（平成２５年女性）胃がん 16.6% 大腸がん 11.7% その他 27.3% 子宮がん 5.6% 肝臓がん 7.3% 胆道がん 7.5% 胃がん 16.3% 肺がん 15.3% 膵臓がん 12.5% 乳がん 8.3% 出典：岐阜県衛生年報 →ぎふがんねっと『岐阜県がんの現状』） →「平成 26 年人口動態統計月報年計(概数)の概況」(厚生労働省) →国立がん研究センター「がん情報サービス」 ◎「悪性新生物」とは「がん」のことをいいます。 ◎「罹患率」とは？人口１０万人当たり新たにがんと診断された方の率 (新たに診断されたがんの数÷人口)×１０万 ◎「死亡率」とは？人口１０万人当たり亡くなられた方の率（死亡数÷人口）×１０万