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理科
37
NO.
〈解答〉
1 茨 ① ア ② エ(完答) 芋 0.
6J 鰯 1.
2N 允 電力
印 v1:v2=4:5
配点 各1点 5点満点
〈解説〉
1
茨 動滑車を用いると,おもりを引き上げるために手がばねばかりを引く力の大きさは半分
00
〔g
〕=3
になり,手がばねばかりを引く長さは2倍になる。おもりの重さは1
〔N〕×3
1
00
〔g
〕
〔N〕で,
これを20㎝ 引き上げるので,ばねばかりが3÷2=1.
5
〔N〕を示した瞬間におも
りは机の面を離れ,手はその瞬間から20×2=40
〔㎝〕だけばねばかりを引いたことにな
る。
芋 重さ3Nのおもりが,最初の位置から20㎝(0.
2m)の高さまで引き上げられたので,
おもりがされた仕事は3〔N〕×0.
2〔m〕=0.
6〔J〕である。
鰯 Ⅱでも,おもりは真上の向きには20㎝ だけ引き上げられているので,おもりがされた
仕事は,仕事の原理よりⅠのときと同じく0.
6Jである。このとき,斜面に沿って50㎝
(0.
5m)だけ引き上げたので,ばねばかりは0.
6〔J〕÷0.
5〔m〕=1.
2〔N〕を示して
いた。
允 電流の分野において,Wは電力の大きさを表す単位で,電力〔W〕は電圧〔V〕と電流
〔A〕の積によって求められる。さらに,電力量〔J〕および熱量〔J〕は,電力〔W〕
と時間〔s〕の積によって求められる。また,仕事の分野において,Wは仕事率の大きさ
を表す単位で,仕事率〔W〕は,仕事〔J〕を時間〔s〕で割ることで求められる。以上
のことから,電流の分野においても仕事の分野においても,Jの単位で表されるもの(電
力量・熱量,仕事)は,Wの単位で表されるもの(電力,仕事率)とsの単位で表される
時間の積で求められ,逆にWの単位で表されるもの(電力,仕事率)は,Jの単位で表さ
れるもの(電力量・熱量,仕事)をsの単位で表される時間で割ることで求められる。
印 仕事の大きさが等しく,仕事率の大きさも等しいので,Ⅰで手がばねばかりを真上に
4
0㎝ 引くのにかかった時間と,Ⅱで手がばねばかりを斜面に沿って50㎝ 引くのにかかっ
40
〔㎝〕:50
〔㎝〕=
た時間は等しかったことになる。その時間を t
秒とすると,v1:v2= t
〔s〕
t
〔s〕
4:5となる。