マルチマテリアル車体設計のための接着接合部解析

Simulation of Adhesively Bonded Structure for Multi-Material Body Design
マルチマテリアル車体のための接着接合部解析
Tomohiro Shimamiya
Honda R&D Co., Ltd. Automobile R&D Center
島宮 智弘
株式会社 本田技術研究所 四輪 R&D センター
Abstract / アブストラクト
世界的な車体軽量化のニーズに伴い、車体に対し非鉄金属や樹脂材料等の多様な材
料を配したマルチマテリアル化の研究が進められている。その際、
“鉄同士の接合に
使われてきたスポット溶接”に代わる有望な接合手法の一つが、接着接合である。
マルチマテリアル車体に対して接着接合を適用していく上では、接着接合部を含む
構造の性能、特に衝突性能を精度よく設計することが求められるため、破壊を含む
接着材のモデリングが重要となってくる。
本講演では、接着材モデリング手法の一つである Cohesive Zone Model(CZM)を
用いた接着接合シミュレーションについて、適用事例とともに紹介する。